サード_(企業)とは?

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サード (企業)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2009/07/03 13:01 UTC 版)

サード株式会社
SARD Corporation
種類 株式会社
本社所在地 〒473-0914
愛知県豊田市若林東町上外根50
電話番号 0565-53-1166
設立 1985年昭和60年)9月
業種 輸送用機器
代表者 代表取締役社長 加藤眞
資本金 2,500万円
外部リンク http://www.sard.co.jp/
  

株式会社サードSARD Corporation )は、主にトヨタ系の車のアフターパーツを扱うメーカー。本社は愛知県豊田市

目次

沿革

元々は1972年にレーシングチームとして設立された「株式会社シグマオートモーティブ」が母体である(同社は現在も関連会社として存在)。同社を設立した加藤眞は元々トヨタ(当時はトヨタ自工)の中でもモータースポーツを担当する第7技術部に所属しており、1960年代の日本グランプリに参戦したトヨタ7などの開発を担当していた。

同社は当初からル・マン24時間レースへの出場を目指すと同時に、富士グランチャンピオンレースへの参戦をも狙ったマシンとしてシグマ・MC73/マツダを開発。エンジンは加藤の伝を頼りトヨタから供給を受ける予定だったが、マシン完成間近になってトヨタからエンジン供給を断られたため、急遽マツダからロータリーエンジンの供給を受けて1973年のル・マン24時間に出場した。同社は翌年のル・マンにもマツダのエンジンで参戦したほか、1975年にはMC73にトヨタエンジンを搭載してル・マンに参戦している。

1985年にサードを設立。1986年シーズンよりMC73以来のオリジナルマシン、サード・MC86X/トヨタで、全日本耐久選手権(後のJSPC)に参戦開始する。 1990年からは「トヨタ・チーム・サード」としてトヨタのワークスチーム待遇となり、トヨタ・90C-Vで15年ぶりにル・マン24時間レース参戦を再開。94C-Vで参戦した1994年には、2位に入賞している。

1994年からはトヨタ・スープラ全日本GT選手権へ参戦。1995年1996年にはスープラ LM-GTでル・マンに参戦している。また1995年にはトヨタ・MR2をベースとしたオリジナルマシンサード・MC8-Rを開発し、同年と翌1996年にはMC8Rでル・マンへ参戦した。

他にも、2006年十勝24時間レースレクサス・GS450hを走らせたりしている。2007年には、前年に走らせたレクサスの機構を応用し、2006年にSUPER GTで走らせていたスープラをベースとしたハイブリッド車で参戦し、大きなトラブルもなく見事に総合優勝を果たした。

社名は集積記号の"Σ(シグマ)"が由来となっており、SARDは「Sigma Automotive Research&Development」の頭文字からとっている。

ル・マン24時間レースでの活躍

1990年、トヨタ・90C-Vで15年ぶりにル・マン参戦を果たしたがリタイヤに終わった。翌年は参戦を休止、1992年は92C-Vで参戦し9位で完走。翌1993年は総合5位、カテゴリー2クラス優勝を飾る。グループC時代が終焉し、プライベーターのみの参戦となった1994年はLMP1クラスに94C-Vで参戦。エディ・アーバイン/マウロ・マルティニ/ジェフ・クロスノフ組が残り1時間までトップを快走し、サード、トヨタの初優勝は目前だったが、ミッショントラブルで後退、2位入賞に留まった。

1995年以降はスープラとMC8Rで参戦したが満足な結果は残せず、トヨタの支援を受けるスープラのプロジェクトは1996年一杯で休止。オリジナルのMC8Rでのチャレンジは翌1997年も続いたが、この年は予備予選落ち。以降サードのル・マン参戦は休止している。

全日本スポーツプロトタイプカー耐久選手権(JSPC)での活躍

1986年より、MC73以来のオリジナルマシン、サードMC86X/トヨタで全日本耐久選手権に参戦開始。オリジナルマシンによる参戦は3年続いたが結果を残せず、1989年よりトヨタのワークスマシン・89C-Vの供給を受けるようになる。1990年富士1000kmでJSPC初優勝を飾る。翌1991年にも1勝をあげ、シリーズが終焉を迎える1992年まで参戦するが、シリーズチャンピオンを獲得することはできなかった。

SUPER GT(旧JGTC)での活躍

DENSO DUNLOP SARD SC430(2008年)

全日本GT選手権SUPER GTには1994年より参戦している。参戦当初は横浜ゴムADVANを使用していた。メインスポンサーは2005年までデンソーがつとめた。(2007年から再びデンソー)

1997年にシーズン2位の成績を挙げるが、それ以降低迷が続く。2003年織戸学ドミニク・シュワガー組で1勝し、シーズン6位となる。翌2004年、タイヤをADVANからブリヂストンに変更。アンドレ・クートジェレミー・デュフォア組で1勝を挙げ、シーズン2位の成績を収める。しかし、2005年はマシンの不調もありなかなか調子を上げられず、シーズンランキングで下位に沈む。この年のドライバーはジェレミー・デュフォアに変わって前年の全日本F3選手権でチャンピオンに輝いたロニー・クインタレリが起用された。

2006年はメインスポンサーがtriple a出版に変わり、マシン名が「triple a sard スープラGT」となった。なお、スポンサーがパチンコ情報誌を手がけている関係上、ゼッケンナンバーをゾロ目の#66に変更している。これまではトヨタワークスチームの一員として最新型マシンでの参戦だったが、この年は最新マシンのレクサス・SC430ではなく、前年型のトヨタ・スープラでの参戦となった。そのためか開発が進む最新型マシンに比べ遅れをとっており苦戦を強いられた。ドライバーも変更され、ロニー・クインタレリからルーキーの平中克幸になった。

2007年よりマシンがスープラからSC430(2006年型SC430にアップデートキットを組み込んだ車両)に変更。ゼッケンナンバーが#39に変更、またメインスポンサーにデンソーが復帰した。ドライバーは昨年同様の布陣で挑む。昨年同様前年型マシンだったため苦しい戦いを強いられたが、第8戦で久々の表彰台を獲得することができた。

2008年は再びワークスチームと同じ最新型マシン(といってもそのワークスマシン自体が実質前年度のマシンなので結局昨年と変わらず前年型マシンとなる)での参戦となる。監督には新たに飯田章が起用されることになった。タイヤもブリヂストンからダンロップに変更となる。ドライバーには高木虎之介が迎えられ、昨年に引き続きドライブするアンドレ・クートとコンビを組んだ。最新型マシンを使用するため好成績が期待されたが、タイヤ開発がうまくいかなかったことと、監督として迎えられた飯田章が伊藤大輔の怪我による欠場による代役を務めることになったため、監督をシーズン半ばで辞めることになったのもあり、シーズンを通して低迷した。

2009年も引き続き最新型マシンでの参戦となる。ドライバーは高木虎之介に代わり、平手晃平が起用され、昨年から引き続いてアンドレ・クートとのコンビで挑む。この年は車名からデンソーが外れ、デンソーはメインスポンサーから降格した。

過去に土屋圭市織戸学など、走り屋出身のドライバーが多く乗っている。鈴鹿1000kmでは谷口信輝もドライブした経験もある。その鈴鹿1000kmでは、毎年参戦している。その時のメインスポンサーは、デンソーではなく大塚家具であったが、2006年よりSUPER GTの一部に組み込まれたため、それ以降は大塚家具がメインスポンサーとなることはなかった。

成績

開催年 マシン ドライバー タイヤ ランキング ポイント
1995年 サードスープラ ジェフ・クロスノフ DL 8位 32Pts
1996年 サードスープラ ワイン・ガードナー DL 9位 28Pts
1997年 デンソーサードスープラ 影山正美 谷川達也 オリビエ・グルイヤール YH 2位 67Pts
1998年 デンソーサードスープラ 土屋圭市 谷川達也 YH 6位 36Pts
1999年 デンソーサードスープラ 土屋圭市 影山正彦 YH 22位 5Pts
2000年 デンソーサードスープラ 影山正彦 ラルフ・ファーマン YH 12位 25Pts
2001年 デンソーサードスープラ ジェレミー・デュフォア 影山正彦 YH 14位 22Pts
2002年 デンソーサードスープラ ジェレミー・デュフォア 織戸学 YH 14位 33Pts
2003年 デンソーサードスープラ 織戸学 ドミニク・シュワガー YH 6位 57Pts
2004年 デンソーサードスープラ ジェレミー・デュフォア アンドレ・クート BS 2位 61Pts
2005年 デンソーサードスープラ アンドレ・クート ロニー・クインタレッリ BS 16位 21Pts
2006年 triple a サードスープラ アンドレ・クート 平中克幸 ソエイル・アヤリ BS 23位 13Pts
2007年 デンソーサードSC430 アンドレ・クート 平中克幸 BS 15位 21Pts
2008年 デンソーダンロップサードSC430 アンドレ・クート 高木虎之介 DL 21位 11Pts

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