サルモネラ菌とは?

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サルモネラ菌[Salmonella]

 腸内細菌科属すグラム陰性桿菌で、周毛性の鞭毛持ち、活発に運動する。食細胞貪食されても、細胞内で生きていて増殖のできる細胞寄生性である。この中にはヒトチフス症を起こすや、食中毒起こすなどがあるが、ヒト以外の動物などでも色々な病気原因なり得る
 同じでも宿主によって起こる病気異な場合がある。 例えば、ネズミチフス腸炎ネズミではチフス症を起こすが、ヒトでは食中毒原因となる。近年サルモネラ菌、特に腸炎汚染した鶏卵による食中毒全国的発生している。日本で飼育されているニワトリヒナは殆どアメリカから輸入されているが、アメリカ産の種そのものある程度割合腸炎汚染されている。その結果鶏卵の1、000~2、000個に一個卵黄検出され、日本でも鶏卵を介して腸炎による食中毒が起こる。 実際腸炎汚染された鶏卵で作った生クリームを使ったテラミス・ケーキや、汚染した鶏卵で作った錦糸金糸)卵を食べて多くの人が食中毒になっている。


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サルモネラ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2012/01/30 14:46 UTC 版)

(サルモネラ菌 から転送)

サルモネラSalmonella)とは、グラム陰性通性嫌気性桿菌の腸内細菌科の一属(サルモネラ属)に属する細菌のこと。主にヒトや動物の消化管に生息する腸内細菌の一種であり、その一部はヒトや動物に感染して病原性を示す。ヒトに対して病原性を持つサルモネラ属の細菌は、三類感染症に指定されている腸チフスやパラチフスを起こすもの(チフス菌 S. Typhiとパラチフス菌 S. ParatyphiA)と、感染型食中毒を起こすもの(食中毒性サルモネラ:ネズミチフス菌 S. Typhimurium や腸炎菌 S. Enteritidisなど)とに大別される。食品衛生の分野では、後者にあたる食中毒の原因となるサルモネラを特にサルモネラ属菌と呼ぶが、一般には、これらを指して狭義にサルモネラあるいはサルモネラ菌と呼ぶこともある。細胞内寄生性細菌であり、チフス菌やパラチフス菌は主にマクロファージに感染して菌血症を、それ以外の食中毒性サルモネラは腸管上皮細胞に感染して胃腸炎を起こす性質を持ち、この細胞内感染がサルモネラの病原性に関与している。

Salmonellaという属名は、1885年アメリカでサルモネラ属の基準株であるブタコレラ菌(S. Choleraesuis)を発見した細菌学者、Daniel Elmer Salmonにちなんで名付けられた。ただし、サルモネラ属に属する細菌の分離はそれ以前から行われており、ヒトに対する病原性サルモネラとして最初に分離されたのはチフス菌(S. Typhi)である。チフス菌は1880年カール・エーベルトにより命名され、1884年ゲオルク・ガフキーがその純培養に成功した。




  1. ^ サルモネラ感染症 岩手大学農学部獣医微生物学教室 弘前大学医学部細菌学教室
  2. ^ 横浜市衛生研究所感染症・疫学情報課
  3. ^ 水口康雄「病原微生物の取り扱いと安全」、『戸田新細菌学』33版1刷、吉田眞一、柳雄介、吉開泰信編、南山堂、2007年


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