サバニとは? わかりやすく解説

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サバニ

読み方:さばに

沖縄伝統的な小型漁船細く流麗なシルエットで、元来使った刳舟(くりふね)だったといわれそれが材に変り、現在は板舟経てプラスチックへと変った。耐波性の良さ敏捷さにすぐれ、また帆を張ることで外洋高速航海することができるという。“海人(うみんちゅ=漁師)”の英知結集された船だといえる。ところで沖縄市にサバニをキット販売するショップもある。

サバニ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/15 19:00 UTC 版)

サバニ(鱶舟)は、南西諸島で古くから使われていた漁船の名称である。数人と荷物を乗せられるサイズが多く、帆漕レースの出場ルールでは長さ4.5メートルから9メートル、幅1.5メートル以内と定めている[1]。推進方法は「エーク」「ウェーク」と呼ばれる、四角い(フー)、エンジンの3種類で、近年はエンジン推進が主流である。独特な形状をもつエークは漕ぐだけでなく、帆走時にはとしても使われる。戦後のエンジンの普及で、伝統的なサバニの帆漕技術は急激に失われつつある。


  1. ^ サバニ帆漕レース・ルールブックver2.1”. サバニ帆漕レース事項委員会. 2017年8月27日閲覧。
  2. ^ 「舟は行く 海人の知恵のせて」『日本経済新聞』朝刊2017年8月20日(NIKKEI The STYLE)
  3. ^ ウルマ文化協会刊「平和の巡礼サバニ」1996年
  4. ^ “60年ぶりに伝統帆船復活 名護湾に浮かぶ”. 琉球新報. (2017年4月2日). オリジナルの2017年4月2日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20170402074820/ryukyushimpo.jp/news/entry-471602.html 2017年4月3日閲覧。 
  5. ^ 「舟は行く 海人の知恵のせて」『日本経済新聞』朝刊2017年8月20日(NIKKEI The STYLE)


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