サイクルヒット
サイクルヒットは、野球およびソフトボールにおいて、一人の選手が1試合の中で4種類ある安打(ヒット)を全て打つこと。すなわち、単打(シングルヒット)、二塁打、三塁打、本塁打を1試合ですべて打つこと。球界の主要な打撃記録のひとつである。
日本野球機構(NBP)は公式には「サイクル安打」の呼称を用いている。
サイクルヒットを成功させるに当たり、ヒットの順番(どの種類のヒットをどの順序で打つか)は特に問われない。「単打、2塁打、3塁打、本塁打」と昇順に並んだサイクルヒットは特に「ナチュラル・サイクルヒット」と呼ばれ、逆に本塁打から単打へ降順に打ったサイクルヒットは「リバース・サイクルヒット」と呼ばれている。
サイクルヒットは、打者の実力に加えて、偶然的な要素に依拠する部分が大きく、そうそう狙って打てるものではない。日本プロ野球では年に1~2人ほどサイクルヒットの達成が記録されている。
関連サイト:
サイクル安打 |各種記録達成者一覧 ― NBP.jp 日本野球機構
サイクル安打
(サイクルヒット から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/21 19:19 UTC 版)
サイクル安打(サイクルあんだ)とは、野球・ソフトボールの試合における記録で、1試合で1人の打者が単打、二塁打、三塁打、本塁打のそれぞれを1本以上打った場合に成立する記録である[1]。
- ^ 「観戦必携/すぐわかる スポーツ用語辞典」1998年1月20日発行、発行人・中山俊介、144頁。
- ^ インディアンス デービスが“リバースサイクル”MLB史上6度目の珍事 【MLB】R.デービスがサイクル安打も… ブルージェイズ、インディアンスの15連勝を阻止
- ^ 『ベースボールマガジン7月号 夢を乗せた大記録』100頁(ベースボール・マガジン社、2008年)
- ^ ただし、中島の時代には前述の通りサイクル安打という概念が日本に存在しなかった。
- ^ 個人記録の樹立を優先してチームの勝ちを狙いに行かない行為は、野球協約により禁じられている勝つための最善の努力を怠る等の敗退行為に該当する。
- ^ “大谷がサイクル安打!8号→二塁打→三塁打→中前打”. 日刊スポーツ (2019年6月14日). 2019年6月14日閲覧。
- ^ 久保田龍雄「かつて「1日がかり」では達成も…幻の“サイクル本塁打”に挑んだ男たち」『BASEBALL KING』フロムワン、2020年10月20日。2022年6月2日閲覧。オリジナルの2022年6月2日時点におけるアーカイブ。
- ^ “DeNA新人の牧がサイクル安打”. 共同通信社. (2021年8月25日) 2021年9月6日閲覧。
- ^ “DeNA・牧がサイクル安打「気持ち高ぶった」史上70人目、75度目、新人史上初”. デイリースポーツ online (2021年8月25日). 2022年7月26日閲覧。
- ^ “途中出場の阪神・近本が楽天・岸から三塁強襲安打 球宴通算打率・714に”. デイリースポーツ online (2022年7月27日). 2022年7月27日閲覧。
- ^ a b Ed Eagle (2018年8月29日). “Players who have hit for the cycle” (英語). MLB.com. 2018年8月30日閲覧。
- ^ 'Cycle for the ages!' Rockies, Nolan rollin' MLB.com (英語) (2017年6月19日) 2017年6月25日閲覧
- 1 サイクル安打とは
- 2 サイクル安打の概要
- 3 主な記録
- 4 脚注
- サイクルヒットのページへのリンク