コンポジットプロペラシャフト
複合材(コンポジット)で製作されたプロペラシャフトのことで、現行の鉄パイプの部分を複合材のパイプに置き換えたものである。鉄パイプ製に比べ約50%軽量化された例がある。引張り強さの強い炭素繊維(カーボンファイバー)をエポキシ樹脂などで積層し固めてパイプ状にしたものが多い。曲げ剛性が高くなる方向に繊維を向け、軽量化の効果などで危険回転数を高くすることができるので、スリージョイントプロペラシャフトをツージョイントにすることも可能である。前面衝突時にプロペラシャフトを破断させて、衝撃を吸収する目的で採用する例もある。複合材のコストは、鉄パイプに比べ高価だが、ジョイント数を減らすことによるコスト低減要素もある。
同義語 樹脂プロペラシャフト参照 スリージョイントプロペラシャフト
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