Control Center
Control Centerとは、一般的には「中央管理室」といった意味である。IT用語としては、頻繁に利用する設定・操作・制御関連の機能が集約された画面や表示領域を指す呼び名として多く用いられる。
Appleが2013年6月に発表した「iOS 7」では、「Control Center」の呼び名で新機能として同種の機能が搭載されている。ここには機内モード、Wi-Fi、Bluetooth、おやすみモード、といった通信制御機能や、画面の明るさの管理、音楽の再生・一時停止・曲の移動、AirPlayを使った音楽のストリーミング再生などの操作が可能となっている。また、時計、カメラ、計算機、Flashlightなどのアプリケーションにも素早くアクセスできる。iOS では画面下から上方向へのスワイプ（スワイプアップ）により、ロック画面を含むどの画面からでも表示させることができ、いつでも素早くアクセスできるようになっている。
コントロールセンター
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2024/03/12 16:22 UTC 版)
| 開発元 | Apple |
|---|---|
| 最新版 | |
| 対応OS | iOS 7以降、 macOS Big Sur以降 |
| プラットフォーム | iOS |
| ライセンス | iOS 7と同様 |
コントロールセンター（英: Control Center）は、2013年9月18日にリリースされたiOS 7の一部として導入されたAppleのiOSの機能[1]。
概要
ディスプレイの下から指を立ててスワイプすることで、iOS端末の各種設定を変更することができる（iPhone X以降、一部のiPadでは右上から下にスワイプする）。2020年6月、Appleは次期macOS Big Surにもコントロールセンターが搭載されることを発表した[2]。
使用
コントロールセンターは、iOS端末の主要設定やアプリに素早くアクセスできる。ロック画面（コントロールセンターがロック画面からアクセスできるように設定されている場合）を含む任意の画面から上にスワイプすることで、機内モードの切り替えやWi-Fiのオンオフ、画面の輝度調整など、基本的な機能を操作することができる[3][4]。
また、iOS 7からは、背面カメラのLEDフラッシュを懐中電灯として使用できるフラッシュライト機能も内蔵された[3][4]。フラッシュライト機能は、iPhoneとiPod touch、iPad Pro、iPad mini（第6世代）でのみ利用可能となっている。iOS 9.3から、Apple A7チップ以降を搭載したすべてのiPhone、iPod touch、iPadで、コントロールセンターからNight Shiftの切り替えが可能になった。
他にも、Bluetoothのオン/オフ、おやすみモードのオン/オフ、画面回転のロック、曲の再生、一時停止、スキップ、再生内容の確認、AirPlay対応デバイスとの接続、時計、電卓、カメラへの迅速な立ち上げなどの機能が搭載されている。また、Apple端末間でファイルを転送する方法として、これまでMacでのみ利用可能だったAirDropが、iOS 7でiPhone、iPad、iPod touchに新たに追加された[3][4][5]。
デザイン
iOS 7からiOS 9では、背景がぼやけた単一ページのスライドアップパネルを特徴としていた。デザインは時折の小さな変更を除いて、ほとんどの部分では同じままだった。ぼかし効果を作成するために必要なリソースが多いため、iPhone 4、iPad 2、iPad (第3世代)には半透明の背景はなく、その代わりにぼかしのないわずかな透明度を持つグレーの背景を持っていた。
iOS 10では、白を基調としたカードのようなデザインに変化し、横方向にスワイプすることが可能となり3つのカードに分離された。1枚目のカードはWi-Fi、Bluetooth、おやすみモードなどの各種設定、2枚目のカードはメディアコントロール、3枚目のカードはホームで連携したHomeKit対応端末のコントロールで構成されていた。
iOS 11ではコントロールセンターが大幅にデザイン変更され、さまざまなページが1つに統一され、アイコンを3D Touch（3D Touchを搭載していないデバイスでは長押し[6]）して追加のオプションを表示したり、垂直方向のスライダーで音量や輝度を調整することが可能になった[7]。コントロールセンターは「設定」アプリからカスタマイズが可能で、モバイルデータ通信や低電力モード、メモへのショートカットなど、より幅広い設定機能を表示することができる[8][9]。
iOS 12ではおやすみモードに変更がなされ、3Dタッチや長押しでおやすみモードの時間設定が可能になった。
脚注
出典
- ^ “アップル、国内でも「iOS 7.0」を提供開始--フラットなデザイン、新UIに”. CNET Japan (2013年9月19日). 2020年9月12日閲覧。
- ^ “MacがiPhoneみたいに使いやすく。新macOSパブリックベータ試用レビュー”. Forbes JAPAN（フォーブス ジャパン） (2020年8月14日). 2020年9月12日閲覧。
- ^ a b c Guarino, Sarah (2013年9月18日). “iOS 7 How-to: Use Control Center to quickly manage settings”. 9to5Mac. 2013年10月18日閲覧。
- ^ a b c Frakes, Dan (2013年9月18日). “Get to know iOS 7: Control Center”. Macworld. International Data Group. 2013年10月18日閲覧。
- ^ “Control Center. Some things should be only a swipe away. And now they are.”. iOS 7. Apple Inc.. 2013年6月20日閲覧。
- ^ Hughes, Neil (2017年6月7日). “Inside iOS 11: Apple's Control Center grows modular, gets customizable”. AppleInsider. 2017年6月8日閲覧。
- ^ Hardwick, Tim (2017年6月5日). “iOS 11 Preview: Enhanced Siri, Voice Translation, Unified Control Center & More”. MacRumors. 2017年6月5日閲覧。
- ^ Gil, Lory (2017年6月5日). “How to customize Control Center in iOS 11”. iMore. 2017年6月7日閲覧。
- ^ Clover, Juli (2017年6月5日). “iOS 11 Tidbits: Customizable Control Center, One-Handed Keyboard, Type to Siri and More”. MacRumors. 2017年6月6日閲覧。
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コントロールセンター
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2022/06/10 03:57 UTC 版)
「macOS Big Sur」の記事における「コントロールセンター」の解説
Wi-Fi、Bluetooth、AirDropなどの設定を速やかに変更できる機能であるコントロールセンターは、これまでiOS及びiPadOSのみに搭載されていたが、今回初めてmacOSに追加された。iOSのものとは異なり、メニューバーからクリック1回で呼び出す仕様となる。また、デザインもiOSのものと全く異なっている。
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「コントロールセンター」を含む「macOS Big Sur」の記事については、「macOS Big Sur」の概要を参照ください。
コントロールセンター
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「ドラえもん のび太と銀河超特急」の記事における「コントロールセンター」の解説
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