クロム酸酸化
コリンズ酸化(Collins oxidation)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/11/24 14:36 UTC 版)
「クロム酸酸化」の記事における「コリンズ酸化(Collins oxidation)」の解説
1968年にJ. C. Collinsらによって報告されたサレット酸化の改良法で、サレット酸化の活性種であるピリジン-無水クロム酸錯体((C5H5N)2・CrO3)を赤色の結晶として単離し、ジクロロメタン中で反応を行う方法である。 サレット酸化と比較して第1級アルコールからアルデヒドへの酸化の収率が改善している。しかし、ピリジン-無水クロム酸錯体は基質のアルコールに対して大過剰(通常6当量)に使用する必要がある。またピリジン-無水クロム酸錯体が吸湿分解しやすいため保管が難しく使用するごとに調製する必要がある。
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