コスモハウンド
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「宇宙戦艦ヤマトIII」の記事における「コスモハウンド」の解説
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コスモハウンド
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「宇宙戦艦ヤマトシリーズの航空機・宇宙艇」の記事における「コスモハウンド」の解説
コスモハウンドは、『宇宙戦艦ヤマトIII』『宇宙戦艦ヤマト 完結編』に登場する架空の大型航空機である。デザイン担当は板橋克己。 移住の星探しに出発したヤマトが新たに搭載した、惑星探査を主目的とした探査・観測機である。デルタ翼を持つ大型機で、第二次世界大戦で使用された爆撃機を思わせる風防が特徴である。ヘリコプターや雪上車などの各種車両を搭載するなど高い搭載能力と広いスペースを持つ。その余剰スペースを活用して、人命救助にも使用されるが、医療機器は積んでおらず、重傷者や病人がいる場合には、別に救命艇を呼ぶ必要がある。機内の構造は、最後部の機関ブロックを除いて上下二段式になっており、上段は前から上部コックピットおよび補助席、調査分析室、上部第二倉庫、下段は下部コックピット、観測室兼コンピューター室、下部倉庫、格納庫および乗降ハッチの順に仕切られている。 敵との戦闘を目的としたものではないため、兵装は自衛用の旋回式銃座と正面下部の単装機銃、機首両側面の機関砲(『ヤマトIII』第2話の飛行テスト時に使用)があるだけである。ヤマト左舷側部に設けられた専用の発着口から発進する。 航空機ながら、機関部にコントロール要員を必要とし、劇中では航海班の雷電五郎が操縦していたりと、艦艇に近い扱い方をされている。 『ヤマトIII』で主任務である惑星探査を効率良く行うために配備され、数々の惑星の探査を行った。そればかりではなく、成り行き上、実戦に参加したこともある(『ヤマトIII』第9話)。また、『完結編』においては、水没するディンギル星から溺れる住民の救助を試みたが、折からの悪天候によりヤマトの船体の揺れを押さえきれなかったことや、ヤマト艦内に格納した状態で乗降できない発着口の構造が仇となり、着艦直後に発着口からディンギルの海に滑落して失われた。 本機のデザインはB29爆撃機がモチーフとなっている。また、本デザインのほかに描かれたデザイン案は、後にガルマン・ガミラス帝国の重爆機、双胴戦闘機、反射板搭載機へ発展していった。また、板橋だけでなく、出渕裕によって描かれたデザインラフも多数存在しており、それには「五式探索機」という名称がついている。
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