ゲートルとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > デジタル大辞泉 > ゲートルの意味・解説 

ゲートル【(フランス)guêtre】

読み方:げーとる

革・ズック・ラシャなどで作った洋風脚絆(きゃはん)。筒状のものや、帯状巻き脚絆などがある。


脚絆

(ゲートル から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/18 04:22 UTC 版)

脚絆(きゃはん。脚半とも[1][2])とは、の部分に巻くでできた被服[3]ゲートル: guêtre)とも。


注釈

  1. ^ 1940年の兵科区分廃止以降は徒歩本分者においても乗馬長靴が広く普及する。

出典

  1. ^ 『言泉』(落合直文 著, 大倉書店, 1922年)
  2. ^ 『古語辞典 第八版』(旺文社、1994年)p.380.
  3. ^ 脚絆の意味(脚絆とは) エンパーク
  4. ^ 『新訂総合国語便覧』(第一学習社、改訂27版1998年)p.15.文化文政(19世紀前半)における町人の道中(旅)姿とする。『歴史道Vol.2「完全保存版」江戸の暮らしと仕事大図鑑』(朝日新聞出版、2019年)p.73.疲れを防ぐだけでなく、防寒にも繋がったとする。
  5. ^ 『古語辞典 第八版』(旺文社)p.380.少なくとも14世紀の軍記物『源平盛衰記』19巻に記述が見られるとする。p.992の「はばき(脛巾)」の説明では、「後世の脚絆にあたる」とし、p.1405の図には室町時代腹巻姿の武士がはばきを身に着けている。『新訂総合国語便覧』(第一学習社)p.12では、平安時代の服装として、下級武官の「褐衣(かちえ)」では「脛巾」を身に着け、庶民の「直垂」では布製の脛巾を身に着けている写真が見られる。
  6. ^ 律令時代の『養老律令』「軍防令」兵士条には防人の服装の指定として、はばき(脛巾)が記述される。山口博『日本人の給与明細 古典で読み解く物価事情』(角川ソフィア文庫、2015年)p.29.
  7. ^ 吉田裕『日本軍兵士 -アジア・太平洋戦争の現実』中央公論新社、2017年、127-129頁。ISBN 978-4-12-102465-7 
  8. ^ ロシア内戦中にも赤軍と白軍で使用され、物資不足ならびに省力化のために支給されていた。
  9. ^ ドイツ帝国陸軍時代、第一次大戦後期にも物資不足ならびに省力化のために支給されていた。


「脚絆」の続きの解説一覧

「ゲートル」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ゲートル」の関連用語

ゲートルのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ゲートルのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの脚絆 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2024 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2024 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2024 GRAS Group, Inc.RSS