ゲートボールとは? わかりやすく解説

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ゲートボール

作者柴田元幸

収載図書短篇集 バレンタイン
出版社新書館
刊行年月2006.6


ゲートボール

作者清水保野

収載図書死の日付
出版社山梨日日新聞社
刊行年月2007.3


ゲートボール

ルーツと沿革

ゲートボールは、1947昭和22)年、北海道在住鈴木栄治氏が、戦後の混乱のなかで満足な遊び道具のない子どもたちに「明る笑顔希望満ち溢れるように!!」と願いヨーロッパで盛んだったクロッケーベースに「手軽に遊べスポーツ」として考案しました。

その後手軽体力的な負担少ないこと、また戦略性要し脳の活性化に役立つという特性から、本来の目的であった子どもたちへの浸透とは反対に高齢者適したスポーツとして注目浴び全国的に広がりました

現在では、世代間交流などのコミュニケーション・ツールとしての注目高まり、子どもから高齢者まで、年齢・性別問わず「いつでも、どこでも、誰とでも気軽に楽しめるスポーツ」として、新しいゲートボールへと変わりつつあります

日本愛好者数は100万人以と言われており、その勢い日本国内とどまらずアジア南米地域中心に世界30上の国と地域で約1,000万人愛好者が楽しむ世界的なスポーツとしても成長しています(平成18年1月現在)。


ゲームの魅力

近年における子ども教育の変化に伴い競技スポーツ、レクリエーション・スポーツとしての両面を持つゲートボールがもたらす効果魅力再認識され、現在は、多く小・中学校などでクラブ活動など採択されおります

同じ道具コートで、誰もが対等プレイヤーとして楽しめる「ゲートボール」。仲間同士もちろんのこと時には、「子ども」対「大人」や、世代が違うチーム一緒になる「家族」、「地域対抗戦など、様々な目的合わせて遊べることができ、またレクリエーション真剣勝負の中で生まれてくる絆・ふれあい育んでいくこともできるスポーツです。


コート

コート面の素材は特に定められていません。日本国内ではクレイ(土)面が一般的ですが、天然芝人工芝コートありますまた、コートサイズには幅が設けてられており、一般的にはサイズ17m×22m)が大半ですが、場所の条件利用目的によって自由に設置できるようになってます。


用具


競技方法

ゲートボール競技は、1チーム監督1名(専任)、競技者5人、交代者3人以内で構成され、5人対5人のチーム戦で行います

競技のすすめ方:
1. 先攻チームは「1番、3番5番7番、9番」の奇数後攻チームは「2番、4番、6番、8番10番」の偶数打順となり、打順と同じ番号ボール使用し、1番より順次一回ずつ打撃していきます10番の次は、また1番に戻り競技時間終了まで繰り返します
2. 選手はスタートエリアから第1ゲート通過目指しますが、第1ゲートはスタートエリアから一打通過しなければなりません。通過できなかったときは、次の打順やり直しとなります
3. 第1ゲート通過後は、第2、第3ゲート順次通過し最後にコート中央にあるゴールポール当てると「上がり」となり、その選手プレー終了となります
4. 自分ボールコート内にある相手ボール当てることを「タッチ」といい、タッチした自分と相手ボールがともにコート内に残った場合次の順序で「スパーク打撃」をします。タッチスパーク打撃によって、相手ボールゲート通過や「上がり」にすることもできます
  <スパーク打撃のしかた(右利き場合)>
(1) タッチした相手ボール拾い自分ボール止まった位置自分ボール左足で踏む。
(2) 踏んでいる状態で、相手ボール自分ボール接触させる
(3) 自分ボール打ち、その衝撃相手ボール移動させる
  ※ この「タッチ」と「スパーク打撃」によって、味方ボール有利な位置進め相手ボール不利な位置進めることができるので、作戦上、重要なプレーいえます
5. 通常一回打撃打順交代していきますが、「ゲート通過」と「スパーク打撃」を成功させたときは、連続してもう一回自分ボールを打つことができます
6. プレー中、ボールコートの外に出た場合は「アウトボール」となり、次の打順ではコート中に入れることしかできません。ゲート通過成立しませんし、コート内のボール当てる反則となります
7. ゲート通過それぞれ1点、「上がり」になると2点得点加算され選手1人最高得点5点となり、競技時間終了時チームの総得点勝敗決定します

ゲートボールは頭脳派スポーツ?

ゲートボールは単にゲート通過競い合うではなく30分という限られた時間の中で、コート内にある10個のボール連携取りながらチームプレー勝利する戦略性の高い特質持ってます。

ゲートボールは攻め順番一回ずつ交代するため、常に変化する相手チームボール配置順番読みながら、いかに点を取られないようにして、かつチームの得点重ねていくか、この作戦リアルタイム組み立てていく面白さあります

問い合わせ

ゲートボールは、「高齢者スポーツ」というイメージ違い実際にやってみると、意外と難しく精神面集中力養われるのはもちろんのことコートのなかにある10個のボール配置から、「自分がどうプレーすれば仲間勝利につながるか」というチームプレー作戦が重要で、大変奥が深く頭の体操にもなり、まさに、心と身体育成適したスポーツです。また、様々な世代環境の違う人たちとの交流海外との交流各地盛んに行われており、人と人を信頼でつなぐコミュニケーション・ツールとしても最適なスポーツと言えます。

ぜひ、スティック握りボール打撃し、ゲートはずしたときのくやしさもどかしさゲート通過ロングタッチ決めたときのうれしさを、家族地域みなさん体験してみてください



ゲートボール

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/18 03:22 UTC 版)

ゲートボールは、5人1組の2チーム対抗で行われる、日本発祥のスポーツ。漢字では門球と表記される。





ゲートボール

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/12 00:22 UTC 版)

スポーツ漫画」の記事における「ゲートボール」の解説

ゲートボールを扱ったもの。 ゲートボール殺人事件川原泉ちょっとヨロシク!吉田聡

※この「ゲートボール」の解説は、「スポーツ漫画」の解説の一部です。
「ゲートボール」を含む「スポーツ漫画」の記事については、「スポーツ漫画」の概要を参照ください。

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ゲートボール

出典:『Wiktionary』 (2021/09/25 01:47 UTC 版)

名詞

ゲートボール

  1. 5人一組の二チーム対抗行われる日発祥競技で、各自が木球またはプラスチック球をT字型のスティック打って三つゲート順次くぐらせコート中央のゴールポール当てることで得点し最終的な得点競うもの。

翻訳


「ゲートボール」の例文・使い方・用例・文例

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