ゲルマニウムの同位体
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2011/04/16 13:36 UTC 版)
ゲルマニウム(Ge)の同位体のうち天然に生成するものは、70Ge、72Ge、73Ge、74Ge、76Geの5種類がある。このうち76Geは極めて安定な放射性同位体であり、1.58×1021年の半減期で二重ベータ崩壊する。74Geは、天然存在比が36%と最も豊富に存在する。また76Geが最も少なく、天然存在比は7%である[1]。アルファ粒子が衝突すると、72Geは高エネルギーの電子を放出して安定な77Seに変わる[2]。この性質を利用して、ラドンと組み合わせて核電池に利用されている[2]。
- ^ a b c Audi, G. (2003). “Nubase2003 Evaluation of Nuclear and Decay Properties”. Nuclear Physics A 729: 3–128. Atomic Mass Data Center. doi:10.1016/j.nuclphysa.2003.11.001.
- ^ a b “Alpha Fusion Electrical Energy Valve” (pdf). Nu Energy Research Institute. 2008年9月10日閲覧。
- 1 ゲルマニウムの同位体とは
- 2 ゲルマニウムの同位体の概要
- 3 参考文献
- ゲルマニウムの同位体のページへのリンク