ゲキセイとは? わかりやすく解説

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げき‐せい【激声/劇声】

読み方:げきせい

はげしい声。興奮して発する声。

はげしく大きな音。

数千の砲を発すれば山野に響渡りて」〈染崎延房近世紀聞


げき‐せい【激成】

読み方:げきせい

[名](スル)刺激して事を引き起こすこと。また、いっそう激しくすること。

「非常な反感と、従ってそれを—するような立場に」〈葉山海に生くる人々


外記政

読み方:ゲキセイ(gekisei)

外記局公卿政務


郤正Xi Zheng

ゲキセイ

(?~278
秘書
巴西太守関内侯

字は令先河南郡偃師の人。

祖父郤倹は漢の霊帝時代のすえ益州刺史であった盗賊殺害された。父郤揖は将軍孟達の営都督となった孟達とともに魏に降っている。郤正は若くして父と死別し、母は再縁したので孤独であったが、貧しいながら学問励み広く古典読破した。二十歳には巧み文章書けるようになり、宮廷仕えて秘書となったのち秘書令史移り秘書郎秘書令と昇進していった。司馬相如王褒揚雄班固傅毅張衡蔡邕らの文章辞賦現代書簡議論まで益州にあるものほとんどを研究考察した。利益名誉には無関心で、宦官黄皓とは邸が隣同士だったが、気に入られることも憎まれることもなかった。

『釈譏』という対話形式文章書いて人々批判弁明して曰く「ある人が問うに『あなたは才能があるのに発揮しようとせず時折陛下意見するだけだ。それなら安楽な道を歩んで我々に利益もたらしてくれまいか』。私は答えて『私は愚か者ながら陛下お役立てば思い意見いたしますが、その意見聡明な君主一致すれば名誉に思いますし、一致しなければ愚かな意見引っ込めるだけのことです。得ることも失うこともないのですから何も心配していません。それで才能発揮してないよう見えたのでしょう優れた人物は山のようにいらっしゃるのですから、私は運命身を任せて無欲の生活を楽しみたい思っております』」と。

景耀六年(二六三)に皇帝劉禅が魏に降伏したとき、魏の鄧艾提出した降伏文書は郤正が書いたのである劉禅上洛したとき、魏の鍾会叛乱したため郤正と張通の二人しか随行できなかった。そのとき郤正の補佐適切だったので、劉禅溜息をついて彼を早く認めるべきだった悔やんだ。魏の人々は郤正を称え、彼は関内侯封じられた。泰始年間安陽県令となり、巴西太守昇進した咸寧四年(二七八)に亡くなった

参照王褒 / 郤倹 / 郤揖 / 黄皓 / 蔡邕 / 司馬相如 / 鍾会 / 張衡 / 張通 / 鄧艾 / 班固 / 傅毅 / 孟達 / 揚雄 / 劉宏霊帝) / 劉禅 / 安陽県 / 益州 / 匽師県(偃師県) / 河南尹 / 魏 / 巴西郡 / 洛陽県 / 営都督 / 関内侯 / 県令 / 刺史 / 将軍 / 太守 / 秘書吏 / 秘書令 / 秘書令史 / 秘書郎 / 釈譏 / 宦官



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