ユーザー識別子
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/08 15:57 UTC 版)
ユーザー識別子(ユーザーしきべつし、英語: user identifier)とは、Unix系システムでユーザーを表現(識別)する番号。UIDと略記される。
- ^ “4.3. コマンドラインツールの使用”. Red Hat Customer Portal. RHEL7 システム管理者のガイド. Red Hat. 2020年11月6日閲覧。
- 1 ユーザー識別子とは
- 2 ユーザー識別子の概要
- 3 関連項目
グループ識別子
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UNIX系システムでは、複数のユーザーを「グループ」に分類することができる。POSIXやUNIX系のファイルパーミッションは3段階(ユーザー、グループ、その他)から構成されている。グループを用いることにより、ディスクやプリンターなどの周辺機器へのアクセスを正式な形で委任することが可能となる。同様の手法でスーパーユーザーが管理タスクを一般ユーザーに委任することも可能にする。これは、Windows NTやその後継OSでの Administrators グループに似ている。 グループ識別子(Group Identifier)はグループを識別する番号である。GIDの値の範囲はシステムによって異なるが、最低でも 0 から 32767 の値をとる。また、以下のような制限がある。 スーパーユーザーのログイングループは常に GID 0 である。 この数値は /etc/passwd と /etc/group (あるいはそれと同等のファイル)で参照される。シャドーパスワードファイルとNISも数値としてのGIDを参照する。グループ識別子はUNIXのファイルシステムやプロセスに(所有者を示す情報として)必須の情報である。 使用可能なグループ識別子の値の範囲は、それを格納するメモリ領域のサイズに規定される。従来、16ビットの符号付整数が使われていた。符号は必要ない(負の整数はGIDとして使用されない)ため、符号なしの整数が使われるようになっていった(0~65535)。最近のOSでは32ビットの整数が使われているため、その範囲は 0~4,294,967,295 である。
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