グルタミン酸とは? わかりやすく解説

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グルタミン‐さん【グルタミン酸】

読み方:ぐるたみんさん

《glutamic acidアミノ酸の一。小麦グルテンなどの加水分解によって得られる白色結晶たんぱく質中に含まれ動物体内では物質代謝重要な役割を果たす昆布のうまみの主成分で、調味料として生産される

[補説] 「具留多味酸」とも書く。


グルタミン酸

分子式C5H9NO4
その他の名称アシグルト、グルタトン、(+)-グルタミン酸、Aciglut、Glutaton、L-Glutamic acid、(+)-Glutamic acid、(+)-L-Glutamic acid(S)-グルタミン酸、L-α-グルタミン酸、L-α-Glutamate、α-グルタミン酸、α-Glutamate、Glutamic acid(S)-2-Aminoglutaric acid(S)-Glutamic acid
体系名:(S)-2-アミノグルタル酸、L-Glu-OH、グルタミン酸、(+)-L-グルタミン酸、L-グルタミン酸


D‐グルタミン酸

分子式C5H9NO4
その他の名称(-)-グルタミン酸、D-Glutamic acid(-)-Glutamic acid(-)-D-Glutamic acid、(2R)-2-Aminoglutaric acid(R)-2-Aminoglutaric acid(R)-2-Aminopentanedioic acid
体系名:(R)-2-アミノグルタル酸、(R)-2-アミノペンタン二酸、(-)-D-グルタミン酸、D-グルタミン酸、(2R)-2-アミノグルタル酸


グルタミン酸

英訳・(英)同義/類義語:Glu, glutamate, , E , Glu , glutamic acid, Glutamate (glutamic acid), glutamic acid

タンパク質を構成するアミノ酸で、アスパラギン酸と同じく残基部分カルボキシル基を持つ酸性アミノ酸略号Glu, E

グルタミン酸

Glutamic acid, Glu, E

側鎖カルボン酸を持つアミノ酸で、αケトグルタル酸から生合成される非必須アミノ酸側鎖カルボン酸をもつアスパラギン酸と共に酸性アミノ酸としてタンパク質立体構造形成酵素活性重要な役割を果たす

また、グルタミン酸ナトリウム旨味成分として調味料として用いられる

Name L-Glutamic acid1)
Molecular Weight 147.12926 g/mol
Molecular Formula C5H9NO4
XLogP -3.3
CAS No.56-86-0
m.p.205
pK1(25)2.10
pK2(25)9.47
pKR(25)4.07
グルタミン酸

<jmol glu.pdb.gz 150 150></jmol>

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グルタミン酸

【仮名】ぐるたみんさん
原文】glutamic acid

20種類アミノ酸互いに結合して蛋白形成する分子)のひとつ。グルタミン酸には神経細胞間の情報伝達助け働きもある。抗がん剤原因生じ神経損傷軽減あるいは予防する作用についても研究されている。「l-glutamic acid(l-グルタミン酸)」とも呼ばれる

グルタミン酸(ぐるたみんさん)

旨味成分であるアミノ酸一種昆布などに大量に含まれている。
※「ラーメン用語辞典」の内容は、2013年時点の情報となっております。

グルタミン酸

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/25 13:57 UTC 版)

グルタミン酸(グルタミンさん、: glutamic acid, glutamate)は、アミノ酸のひとつで、2-アミノペンタン二酸のこと。2-アミノグルタル酸とも呼ばれる。Glu あるいは E の略号で表される。小麦グルテン加水分解物から初めて発見されたことからこの名がついた。英語に準じ、グルタメートと呼ぶこともある。


  1. ^ 軟水と硬水について 株式会社コスモライフ
  2. ^ 硬水・軟水で料理の味が変わる 味博士の研究所
  3. ^ 軟水、硬水はどのように使い分けされているのでしょうか。日本ミネラルウォーター協会
  4. ^ a b 鈴野弘子、豊田美穂、石田裕「ミネラルウォーター類の使用が昆布だし汁に及ぼす影響」『日本食生活学会誌』第18巻第4号、日本食生活学会、2008年、376-381頁、CRID 1390001205198484736doi:10.2740/jisdh.18.376ISSN 1346-9770 
  5. ^ a b c 中森茂「アミノ酸発酵技術の系統化調査」『平成19年度技術の系統化調査報告』、国立科学博物館、2008年、53-91頁、NDLJP:115466462024年1月22日閲覧“国立国会図書館デジタルコレクション” 
  6. ^ 日本学士院賞 「醱酵によるアミノ酸類の生成に関する研究」” (PDF). 日本学士院. 2022年5月8日閲覧。
  7. ^ アミノ酸発酵 - 日本大百科全書(ニッポニカ) コトバンク


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