グルクロン‐さん【グルクロン酸】
グルクロン酸
グルクロン酸
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/13 10:18 UTC 版)
グルクロン酸(グルクロンさん、glucuronic acid)とは、グルコースに対応するウロン酸である。光学異性体のうち、天然にはD体のみが知られる。共役塩基の陰イオンであるグルクロン酸イオンは、グルクロナートと呼ばれる塩を形成する。グルクロン酸の名称はギリシア語のγλυκός「甘い」に由来する。
注釈
- ^ グリココール酸とタウロコール酸は、いずれも、抱合を受けた胆汁酸に分類される化合物である。グリココール酸は、コリルCoAがグリシンで抱合を受けた化合物である。タウロコール酸は、コリルCoAがタウリンで抱合を受けた化合物である。
- ^ イリノテカンの添付文書には、投与前にグルクロン酸抱合能に関する遺伝子検査が必要である旨が記載されている。
出典
- ^ D-Glucuronic acid at Sigma-Aldrich
- ^ 柴崎 正勝・赤池 昭紀・橋田 充(監修)『化学構造と薬理作用 - 医薬品を化学的に読む』 p.39 廣川書店 2010年10月20日発行 ISBN 978-4-567-46240-2
- ^ a b Murray, Granner & Rodwell 2007, pp. 199–200.
- ^ Murray, Granner & Rodwell 2007, p. 195.
- ^ a b c 佐藤・仮家・北田 2006, p. 210.
- ^ a b c 田中・中村 1984, p. 340.
- ^ 佐藤・仮家・北田 2006, p. 208.
- ^ 佐藤・仮家・北田 2006, pp. 45, 241.
- ^ 田中・中村 1984, pp. 341, 343.
- 1 グルクロン酸とは
- 2 グルクロン酸の概要
- 3 グルクロン酸抱合
- 4 UDP-グルクロン酸
- 5 脚注
グルクロン酸と同じ種類の言葉
固有名詞の分類
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