グリーン車
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グリーン車(グリーンしゃ、Green Car)は、日本国有鉄道(国鉄)およびその鉄道事業を継承したJRグループ各社の旅客列車や、JR以外の各鉄道会社などの車両のうち、普通車に比して乗客1人当たりの占有面積が広く、設備が豪華であるなどの理由で別途の料金がかかる特別車両の名称である。
注釈
- ^ 1989年3月31日の乗車分まで、A寝台を利用する際には寝台料金に通行税10%が含まれていた(当時はグリーン車に対してもグリーン料金に通行税10%が含まれていた)。なお、通行税はその日をもって廃止され、翌日から消費税3%(当時)に置き換えられた。
- ^ このマークは国鉄分割民営化後の1992年(平成4年)に東日本旅客鉄道(JR東日本)が商標登録を出願し、1995年(平成7年)10月31日に登録されている《第3081760号;「商標出願・登録情報」データベースページ内「商標出願・登録情報」サービスにて左記登録番号により検索および登録内容の閲覧が可能》。指定役務は「旅客車による輸送」。
- ^ こうすることで、駅の階段やエレベーターがより近くなる。
- ^ モノクラスで製造されたことから特殊な改造を伴ったE653系1000番台(クロE652形)、高級志向の「サフィール踊り子」に使用されるE261系の例がある。
- ^ JR九州を除く。
- ^ 逆にキハ85系では、最初期に登場した「ひだ」用キロハ84形は定員確保のため2+2配置としたが、のち「南紀」用に増備したキロ85形は2+1配置とした。なお、キロ85形はのち「ひだ」に転用したため、富山発着「ひだ」は同一編成で2+1配置と2+2配置のグリーン車が混在している。また、キロハ84形・キロ85形の後継車であるクモロ85形でもグリーン車は2+2配置を採用している。
- ^ 現在は全て撤去されている。
- ^ 東海道・山陽新幹線などではおしぼり配布のサービスのみ継続している。
- ^ のち1980年の京阪神地区のグリーン車廃止に伴い首都圏に戻っている。
- ^ 近年は利用度の少ない特急では2 - 4両の短編成化が増えてきて、これらの列車はグリーン車の連結を省いているほか、JR東日本のE257系500番台、JR東海の373系、JR西日本のキハ187系やキハ189系、JR九州のキハ71系やキハ72系などのように特急型車両でもグリーン車を最初から製造していない例もある。
- ^ 山陽新幹線では、主に朝と夜間で博多 - 小倉間のみ運行する「こだま」において、グリーン車を連結した編成で運行する列車では、グリーン券は車内でのみ車掌が検札時に発売することになっているため、実質的には全席自由席と同じ扱いとなっている。
- ^ スペーシア日光・あずさ・かいじ・おうめ・はちおうじ・ひたち・ときわ・踊り子(サフィール踊り子を除く)・湘南・成田エクスプレス・しおさい
- ^ 伊予灘ものがたり・四国まんなか千年ものがたり・志国土佐 時代の夜明けものがたり
- ^ 2022年(令和4年)3月11日までは、宇都宮駅を越えて黒磯駅までサービスを提供していた。
- ^ 2004年(平成16年)10月15日までは、逗子駅を越えて久里浜駅まで直通する列車があった。
- ^ 2004年(平成16年)3月12日までは、宇都宮駅を越えて黒磯駅まで直通する列車があった。
- ^ 2004年(平成16年)10月15日までは、上総一ノ宮駅を越えて大原駅までサービスを提供していた。
- ^ 同改正の前日までは、発売箇所の他に乗車日によっても料金が異なる制度となっており、「平日料金」と「ホリデー料金」の2体系が存在した。また紙の切符とSuicaでの料金区別がなく、購入タイミングによってさらに「事前料金」と「車内料金」に区分されていた。
- ^ 上り列車でもグリーン車を連結した787系が使用されているが、この区間の普通列車は先頭車両のみ客扱いするため、佐伯方先頭車にグリーン車がない上り列車では設定されない。
出典
- ^ “JR北海道3/26ダイヤ改正で「スーパー北斗」などのグリーン車サービス全廃へ”. mynavi (2016年2月19日). 2017年5月16日閲覧。
- ^ “新幹線臨時列車の追加運転について〜新幹線版「赤ヘル号」運転〜”. 西日本旅客鉄道 (2017年9月7日). 2017年9月17日閲覧。
- ^ a b 『新幹線及び特急列車のグリーン料金見直しに関するお知らせ』(PDF)(プレスリリース)JRグループ、2022年10月26日。 オリジナルの2022年11月1日時点におけるアーカイブ 。2023年1月30日閲覧。
- ^ “JRが「最繁忙期」料金を新設 来年4月、新幹線や特急”. みんなの静岡新聞. (2022年10月26日) 2024年1月9日閲覧。
- ^ 『観光列車の 2023 年度下半期の運転日及びご利用料金の改定について』(PDF)(プレスリリース)四国旅客鉄道、2023年6月28日。 オリジナルの2023年7月11日時点におけるアーカイブ 。2023年10月15日閲覧。
- ^ “サフィール踊り子のご紹介”. 東日本旅客鉄道. 2020年4月28日閲覧。
- ^ “「サフィール」のプレミアムグリーン車”. 時事ドットコム 2020年4月28日閲覧。
- ^ 職員通勤パスはだめ 国鉄、世論に折れる『朝日新聞』1969年(昭和44年)11月19日夕刊 3版 11面
- ^ “首都圏の普通列車グリーン車の料金体系を見直します” (PDF). 東日本旅客鉄道株式会社 (2023年12月15日). 2023年12月17日閲覧。
- ^ 中央快速線等へのグリーン車サービスの導入について (PDF) JR東日本
- ^ “JR東日本、中央線のグリーン車計画を延期”. 産経新聞. (2017年3月24日)
- ^ “JR中央線グリーン車は23年度末から トイレも設置へ”. 日本経済新聞. (2018年4月3日)
- ^ “変革のスピードアップのための投資計画 ~2022 年度設備投資計画~” (PDF). 東日本旅客鉄道 (2022年4月27日). 2022年5月29日閲覧。
- ^ JR東日本・普通列車グリーン車 JR東日本
- ^ Suicaグリーン券の購入方法 JR東日本
- ^ a b 交通新聞社「JR時刻表」2020年3月号
- 1 グリーン車とは
- 2 グリーン車の概要
- 3 船舶のグリーン席
- 4 参考文献
- グリーン席のページへのリンク