グランドパッキン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/05 17:22 UTC 版)
「シール (工学)」の記事における「グランドパッキン」の解説
グランドパッキンは潤滑材を染み込ませて編み上げた紐状のもの。適切な長さに切ってポンプの回転軸と固定部の間(スタフィングボックス)に軸を取り巻く形で詰め込む。通常3本から5本重ねて使われる。その上からグランド押さえで蓋をし、締め付けボルトで圧縮力を与えてシールする。安価で取り付けが簡便なパッキンであり工場などでよく使われる。欠点として 回転軸に対し広い面積で接触する方式であるため回転摩擦が大きい事、絞め過ぎると焼きつきを起こすので内部の液体を常時少しずつ漏らしながら使用する事、装着後の劣化によって漏れが多くなるので適宜締め付けボルトを増し締めする必要がある事が挙げられる。 グランドパッキン、幅10mmのもの、適切な長さに切って使用する グランドパッキンを装着前のポンプ、軸の周囲にパッキンを詰め込むスタフィングボックスが見える グランドパッキンを装着する 締め付けボルトでパッキンを締めこんだところ
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