クロマチン免疫沈降法

生物学用語辞典

クロマチン免疫沈降法

英訳・(英)同義/類義語：chromatin immunoprecipitation, ChIP

分子生物学の実験手法で、遺伝子調節タンパクなどのDNA結合タンパクのゲノムDNA上の結合部位を同定する目的で使われる。まずクロマチンに目的タンパクが結合している細胞をホルムアルデヒドで処理し、タンパクとDNAとを化学的に架橋させたのち細胞の融解する。さらにDNA部分を切断して短くした試料から目的タンパクを免疫沈降法で回収する。その後、回収されたDNA部分をPCR増幅し、配列決定を行って結合領域の構造を決定する。最後の段階にマイクロアレイを利用するChip on chip法も使われる。

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クロマチン免疫沈降

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2020/07/30 13:51 UTC 版)

クロマチン免疫沈降（クロマチンめんえきちんこう、Chromatin immunoprecipitation、略称 ChIP）はタンパク質に対する抗体を用いてDNAとタンパク質との相互作用（結合）を研究する方法の一つで、特定のタンパク質（転写因子など）が結合するDNA上の部位とその配列を明らかにする方法である。