西方ギリシア文字
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西方ギリシア文字(せいほうギリシアもじ、Western Greek alphabet)とは、初期ギリシア文字群のうち(紀元前8世紀から紀元前5世紀頃まで)、西方地域に分布したギリシア文字(および字形)の総称。後にギリシアでは標準となった東方の字形(東方ギリシア文字)とは差があり区別される。
- ^ Α、Ε、Ι、Οを母音を表す文字とした。
- ^ 母音[u]へ転用可能なフェニキア文字は [w] だったが、古くは子音 [w] を表す文字もギリシア語に必要だったので、異体字を採用し区別した(子音 [w] には ࠅ ())の文字で表した。
- ^ Kirchhoff, Adolf (1877) [1867]. Studien zur Geschichte des griechischen Alphabets (3rd ed.). Berlin
- ^ Θが帯気音 [tʰ] を表すことは共通した。
- ^ 松本(1981) p.91-93
- ^ 松本(1981) p.90
- ^ 松本(1981) p.96
- ^ Swiggers (1996) p.265
- ^ サマリア文字で用いられた。
- ^ 松本(1981) p.88
- 1 西方ギリシア文字とは
- 2 西方ギリシア文字の概要
- 3 概要
- 4 関連項目
クマエ文字
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エウボイアの人々は、標準的なギリシャ文字(東方ギリシャ文字)とは異なる字形を持つ文字(西方ギリシア文字)を使っており、クマエでもこれが用いられた。この系統のギリシャ文字からは、エトルリア文字をはじめとする古イタリア文字やラテン文字が派生したことが特筆され、特に「エウボイア文字」(Euboean alphabet)、「クマエ文字」(Cumaean alphabet)とも呼ばれる。
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