クマエ文字とは? わかりやすく解説

西方ギリシア文字

(クマエ文字 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/16 02:50 UTC 版)

西方ギリシア文字(せいほうギリシアもじ、Western Greek alphabet)とは、初期ギリシア文字群のうち(紀元前8世紀から紀元前5世紀頃まで)、西方地域に分布したギリシア文字(および字形)の総称。後にギリシアでは標準となった東方の字形(東方ギリシア文字)とは差があり区別される。


  1. ^ ΑΕΙΟを母音を表す文字とした。
  2. ^ 母音[u]へ転用可能なフェニキア文字は [w] だったが、古くは子音 [w] を表す文字もギリシア語に必要だったので、異体字を採用し区別した(子音 [w] には ࠅ ())の文字で表した。
  3. ^ Kirchhoff, Adolf (1877) [1867]. Studien zur Geschichte des griechischen Alphabets (3rd ed.). Berlin. https://archive.org/stream/studienzurgeschi00kirc#page/n179/mode/2up 
  4. ^ Θ帯気音 [tʰ] を表すことは共通した。
  5. ^ 松本(1981) p.91-93
  6. ^ 松本(1981) p.90
  7. ^ 松本(1981) p.96
  8. ^ Swiggers (1996) p.265
  9. ^ サマリア文字で用いられた。
  10. ^ 松本(1981) p.88


「西方ギリシア文字」の続きの解説一覧

クマエ文字

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/19 16:08 UTC 版)

クーマエ」の記事における「クマエ文字」の解説

エウボイア人々は、標準的なギリシャ文字東方ギリシャ文字)とは異な字形を持つ文字西方ギリシア文字)を使っており、クマエでもこれが用いられた。この系統ギリシャ文字からは、エトルリア文字はじめとする古イタリア文字ラテン文字派生したことが特筆され、特に「エウボイア文字」(Euboean alphabet)、「クマエ文字」(Cumaean alphabet)とも呼ばれる

※この「クマエ文字」の解説は、「クーマエ」の解説の一部です。
「クマエ文字」を含む「クーマエ」の記事については、「クーマエ」の概要を参照ください。

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