ギンサケとは? わかりやすく解説

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ぎん‐ざけ【銀×鮭】

読み方:ぎんざけ

サケ科全長80センチ。背は藍色小黒点が散在幼魚期を河川過ごしたあと海に下りこのころ銀灰色となるので銀毛(ぎんけ)とよばれる。海に入り1年ほどで成熟し生まれた川に帰って産卵する北太平洋分布。ぎんます。


サケ

(ギンサケ から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/08 19:27 UTC 版)

サケ(鮭、石桂魚、鮏、年魚[2]Oncorhynchus keta)は、サケ目サケ科サケ属の。狭義にはとしてのO. keta標準和名であるが、広義にはサケ類一般を指すことが多い。


注釈

  1. ^ 太平洋側の南限の栗山川でも、戦後の高度成長期に回帰が途絶える以前は、自然産卵と自然遡上によるサイクルが維持されていた[10]
  2. ^ 放流事業成功の報道に接した「東京にサケを呼ぶ会」(主宰:馬場錬成)は、多摩川の緯度が栗山川とほぼ同じであることに着目し稚魚の放流を続けたが、元々自然遡上していたわけではない多摩川では徒労に終わっている。「サケは銚子に限る」から南限を利根川と誤認し、一時途絶えた回帰を復活するカムバックサーモン運動を、単にサケを回帰させる運動、と取り違えたものである[11]

出典

  1. ^ Basic Report: 15079, Fish, salmon, chum, raw Agricultural Research Service , United States Department of Agriculture , National Nutrient Database for Standard Reference , Release 26
  2. ^ 渋沢敬三 『日本魚名集覧』角川書店、 1958年
  3. ^ 『漢字百話 魚の部 魚・肴・さかな事典』大修館書店、1987年11月1日。ISBN 4-469-23045-6 
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  45. ^ 「サケの白子」でレアアース分離・回収 広島大とアイシン・コスモス研 SankeiBiz 記事:2013.5.18 閲覧:2015.6.18




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