ギルガメッシュ 【Gilgamesh】
ギルガメシュ
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ギルガメシュ(アッカド語: 𒄑𒂆𒈦 - Gilgameš)またはビルガメシュ(シュメール語: Bilgameš)は、古代メソポタミア、シュメール初期王朝時代の伝説的な王(紀元前2600年頃?)。シュメール王名表によれば、ウルク第1王朝第5代の王として126年間在位した[1]。シュメール語の古形では「ビルガメス」と呼ばれ、後にビルガメシュに改められるとアッカド語名「ギルガメシュ」という名が成立した[2]。いずれの場合も「祖先の英雄」を意味する[3]。
注釈
- ^ ギルガメシュを表しているかどうかについては疑問視されている。南條(1996) p.125
- ^ クラバはウルクにある聖域一帯の名前。「エン」とは、君主と訳した上で「主・主人」を意味する立場、主に王(ルガル)とはまた少し異なる支配者として、俗世の統治というより神事に関わる都市の守護神、大いなる神々に仕える大神官を指す。 岡田・小林(2008)pp.199-200,p.252
- ^ エンキドゥを作った女神アルルと同一視されることがあるが、アルルの別名とされるニンフルサグとは基本的に別人扱いされる。
- ^ 城壁の面積は約600ヘクタールであったと言われている(単純換算にして、およそ東京ドーム127個強・東京ディズニーランドのテーマパークエリア12個分に該当)。 前田(2011)p.17
- ^ シュメール王名表によればエンメルカルは人間(神の子ではない)とされるも、神話ではシャマシュの御子となっていることや、ルガルバンダとエンメルカルが実の親子関係であったかどうかについて疑問視されているため。
- ^ マトゥル:「小さなイチジク」の意。 岡田・小林(2008)p.238
- ^ ウルクの「宝物庫」と言われる遺跡から発見された、脚付きの大容器。92cmの高さがある胴部に帯状に掘られた図柄は、当時の宗教儀礼の様子を探る重要な手掛かりとなっている。岡田・小林(2000)pp.42-43
- ^ ただし、ファラオ(神王)のように偉大なる神々に並ぶことはなく、神官王の神格化はあくまで下位の神(個人神)のような立場であった。 岡田・小林(2000)pp.76-77
- ^ シュルギはイシュタルとドゥムジに象徴される「聖婚儀礼」に基づくことで神格化を果たした。 岡田・小林(2000)p.82
- ^ 全悪:呪術文書などにおける悪霊の呼称。それがフンババに対しても適用された。 月本(1996)p.36
- ^ 「最も杉を称賛し、そして最も破壊した人物」にはイスラエルの王ソロモンが挙げられる。 金子(1990)p.44
- ^ 「あなたは解けた氷、埃や風を遮れない壊れた扉、英雄をつぶす宮殿、蓋のない壺の口縁部、担ぐ者を汚すアスファルト、担ぐ者を濡らす皮袋、石の城壁を壊す石灰石、敵国でなくて自国の城壁を崩す城壁くずし、主人の足を噛む履物だ。」と言って断る。月本昭男
出典
- ^ 岡田・小林(2000)p.88
- ^ 松村(2013)p.191
- ^ 小林(2005)p.231
- ^ 松村(2015)p.237 「ベレト・イリ」の項。
- ^ 月本(1996)p.240
- ^ 矢島(1998)p.59
- ^ 岡田・小林(2008)p.241
- ^ 矢島(1998)p.195
- ^ 前田(2011)p.31,小林・岡田(2008)p.250
- ^ 大英博物館古代オリエント事典 2004 p. 82-83, 「ウルク」の項目より
- ^ a b 岡田・小林(2008)p.199
- ^ 月本(1996)pp.194,197 / 岡田・小林(2008)p.248
- ^ 矢島(2007)pp.42-43
- ^ 矢島(1982)p.91
- ^ 矢島(1982)
- ^ 前田(2011)p.10
- ^ 松本(2000)p.225
- ^ 前田(2011)p.94
- ^ 岡田・小林(2008)pp.26-46
- ^ 前田(2003)pp.90-91
- ^ 松本(2000)p.226
- ^ 前田(2003)pp.11,51
- ^ 松本(2000)p.100
- ^ 岡田・小林(2008)p.257
- ^ 前田(2003)pp.51-56、p.99
- ^ 矢島(1982)p.191
- ^ 岡田・小林(2008)
- ^ 矢島(2007)pp.52-53
- ^ Ackerman, Susan. When Heroes Love (2005). Columbia University Press. ISBN 9780231507257
- ^ 月本(1996)
- ^ 岡田・小林(2008)pp.235-237
- ^ Hay, Noelle. "Evolution of a sidekick," SFFWorld.com (2002).
- ^ 月本(1996)pp.37-40
- ^ 渡辺和子「『ギルガメシュ叙事詩』の新文書―フンババの森と人間」 2016年3月(『死生学年報2016』リトン)
- ^ 矢島(1998)p.189
- ^ 金子(1990)pp.5-6、pp.36-42
- ^ a b 矢島(1998)
- ^ a b 岡田・小林(2008)p.249
- ^ a b 月本(1996)pp.370-374
- ^ 岡田・小林(2008)pp.260-261
- ^ 岡田・小林(2008)p.242
- ^ a b c d 岡田・小林(2008)pp.256-259
- ^ 月本(1996)p.299
- ^ 「月本昭男インタビュー」2019年7月
- ^ Michael Ledo,William Burton,The secret astrology of the Bible(2011)p.299
- ^ 岡田・小林(2008)pp.226,256
- ^ 小林(2005)pp.10-13、p.231
- ^ 前田(2011)p.122
ギルガメッシュ
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「氷室の天地 Fate/school life」の記事における「ギルガメッシュ」の解説
第四次聖杯戦争における弓兵の英霊。本編の時系列では第四次聖杯戦争で受肉を果たした後、若返りの薬を飲んで冬木市に潜伏中であり、幼年体(子ギル)となって子供たちに混じっている様子が描かれている。
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ギルガメッシュ(Gilgamesh)
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「ファイナルファンタジーVI」の記事における「ギルガメッシュ(Gilgamesh)」の解説
珍しい剣を求める伝説の剣豪の幻獣。「エクスカリバー」「正宗」「エクスカリパー」で攻撃するほか、相棒のエンキドゥを召喚して援護攻撃をさせる「最終幻想」を行使する。
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ギルガメッシュ
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「シアトリズム ファイナルファンタジー オールスターカーニバル」の記事における「ギルガメッシュ」の解説
『ファイナルファンタジーV』より。攻撃タイプ。召喚獣はオーディン。
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ギルガメッシュ
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「衛宮さんちの今日のごはん」の記事における「ギルガメッシュ」の解説
過去の聖杯戦争で受肉したサーヴァント。言峰綺礼が神父として赴任している聖堂教会に住んでいる。
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ギルガメッシュ
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「ファイナルファンタジーシリーズ」の記事における「ギルガメッシュ」の解説
『FFV』から登場したキャラクター。FFV以外に関しては、『FFI・II アドバンス』のようにFFVのキャラクターとしてゲスト出演する場合や、『FFXII』のようにキャラクターを作り直す場合などがあり、設定はシリーズ毎に大きく異なる。
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ギルガメッシュ
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「ファイナルファンタジーVIII」の記事における「ギルガメッシュ」の解説
本作ではガーディアンフォースとして登場する。オーディンを倒したサイファーとのバトル終了直前に、突如空から現れてサイファーを一撃で吹き飛ばしている。それ以降はバトル時にランダムで出現するようになる。「まさむね」「エクスカリバー」「エクスカリパー」および「斬鉄剣」のいずれかの効果を持った全体剣撃をランダムで発動する。なお、初登場時の台詞でサイファーを「バッツ(ただし、実際には「バッ…?」と途切れている)」と見間違えている事から『FFV』に登場したギルガメッシュ本人の模様。
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