キルシュナー鋼線
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/03/30 17:23 UTC 版)
キルシュナー鋼線、あるいは、K-ワイヤ、K-wire、ピンと呼ばれるものは、滅菌され、尖った滑らかなステンレス鋼でできたピンである。 マーティン・キルシュナー(Martin Kirschner)によって1909年に導入されたこのワイヤーは、21世紀初頭においても、整形外科やその他医療および獣医手術に広く使用されている。キルシュナー鋼線には異なるサイズがあり、骨片同士を保持(ピン固定)するために、または骨格を牽引するための固定具として使用される。ピンは、しばしばパワードリルやハンドドリルを使用し、皮膚を介して骨に押し込まれる(経皮ピン固定)。それらはまた、イリザロフ装置の一部に用いられる。
- ^ K Wire Fixation of Hand Fractures
- ^ “Finsen V, Hofstad M, Haugan H. A rare complication in scaphoid pseudoarthrosis: intraarticlar migration and breaking of Kirschner wire”. Injury 38 (8): 988–9. (August 2007). doi:10.1016/j.injury.2007.04.011. PMID 17631883.
- ^ Mitsuo Nakayama, MD (2009). “Migration of a Kirschner Wire From the Clavicle Into the Intrathoracic Trachea”. Ann Thorac Surg 88 (2): 653–654. doi:10.1016/j.athoracsur.2008.12.093. PMID 19632433.
- ^ Robert Mazet Jr. (1943). “Migration of a Kirschner Wire From the Shoulder Region Into the Lung:Report of Two Cases”. Journal of Bone and Joint Surgery 25 (2): 477–483 2009年12月15日閲覧。.
- ^ “Migrating Kirschner wire in the heart mimics acute coronary syndrome”. Eur Heart J 30 (7): 754. (April 2009). doi:10.1093/eurheartj/ehn548. PMID 19066210 .
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