キャバケオス(Curvaceous)
ヘリックス種(Helix) イギリスから取り寄せたものの一つで、初めの数年は栽培が難しく容易に増やせなかった。 マギノ・マキュラータやバターカップなどと共に日本の風土に馴染むのに時間がかかるタイプだった。 冬場に色が冴えるアイビーで仄かなピンク色に包まれた深いカールは王者の風格がある。 白斑で鋭くカールしたキャバケオスは柔らかにカールしたグリーンのマンダス・クレステッドから生まれた。 私共もマンダスを十数年栽培しているがこのような変化はまだ起きていない。 繰り返し起こる変化と何十年に一度しか起きない変化がある。 アメリカでキャバを発見した人はこの傷つきやすそうな優雅な品種がマンダスと同様に地植えしても大丈夫であることに気が付いている。 私共は最初その事を知らず、箱入り娘のように大事に育てて結果は逆に良くなかった。 過保護はほとんどの場合マイナスの効果しかない。が、当時はこれを地植えする度胸はなかった。 新葉はゆるやかにカールして次第に葉全体がピンポン玉くらいの大きさの 深いカールへと進む。 大鉢に支柱を立てて誘導すると豪華だ。 類似種にウイリアムシアーナがある。 吊り鉢にも向く。また寒さに強いので屋外に地植えすることもできる。 (マンダス・クレステッド、ウイリアムシアーナ参照) |
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