キモかわいい
キモかわいい
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/09 05:02 UTC 版)
「キモかわいい」は「キモい(気持ち悪い)」と「可愛い」の合成語で、気持ち悪さや不気味さを持ちながら、それゆえに可愛らしくもあるさま。「キモかわ」ともいう。 1990年代末から使われ始めた若者言葉で、ダンシング・ベイビーなどのキャラクターを指して使われるようになった。当初は人間に使われることはなかったが、2000年代に漫才師のアンガールズがブレイクしたとき、彼らのシュールなたたずまいは“キモかわいい”と表現された。 「キモい」と「かわいい」は相反する形容詞であるが、ゴジラのような「怪獣」が「かわいい」姿にデフォルメされ、キャラクター商品化される例は以前から少なくなかった。日本国外でも1984年のアメリカ映画『グレムリン』に登場するクリーチャーであるモグワイなど、不気味さと可愛らしさを同時に表現しているものは存在していた。 2000年代以降のゆるキャラブームによって、「キモかわいい」として人気を得ているキャラクターが多数存在する。中日ドラゴンズのマスコット、ドアラや、奈良県・平城遷都1300年記念事業のマスコットせんとくん、スポンジボブ、ウサビッチ、こびとづかん、カモノハシのイコちゃんなどがその例である。
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