ガヴォット

デジタル大辞泉

ガボット【(フランス)gavotte】

読み方：がぼっと

17世紀のフランスで流行した舞曲。2分の2または4分の4拍子の軽快・優雅な曲。

ピティナ・ピアノ曲事典

サン＝サーンス：ガヴォット

	英語表記/番号	出版情報
サン＝サーンス：ガヴォット	Gavotte  Op.23	作曲年: 1871年  出版年: 1872年  初版出版地/出版社: Durand   IMSLPを参照: http://imslp.org/wiki/Gavotte,_Op._23_(Saint-Sa%C3%ABns,_Camille)

作品解説

執筆者： 金澤　攝

　１８７１年、音楽劇「銀の音色」（１８８７年初演）のために構想された音楽をピアノ曲として独立させた小品。厚い和声を伴う端正な古典舞曲の様式は、この作品を献呈したＥ．シラス（１８２７－１９０９）の流儀に因んでいる。シラスはパリ音楽院におけるサン=サーンスの先輩で優れたオルガニスト、作曲者として１９世紀後半のロンドンで活躍した。デュラン社刊。

ガヴォット

	英語表記/番号	出版情報
ブラームス：ガヴォット イ長調 （グルックによる）	Gavotte A dur von Christoph Willibald Gluck für Klavier gesetzt Anh.1 a/2	作曲年: 1868?年  出版年: 1871年
シラス：ガヴォット ヘ短調	Gavotte, f-moll Op.105a
シラス：ガヴォット	Gavotte
シラス：ガヴォット ホ短調	Gavotte, e-moll
シラス：ガヴォット ヘ長調	Gavotte, F-dur
ザレンプスキ：ガヴォット	Gavotte Op.29	出版年: 1885年  初版出版地/出版社: Cranz
ヘンデル：ガヴォット ト長調	Gavotte G-Dur HWV 491	作曲年: before 1706?年
伊藤 康英：ガヴォット	Gavotte	作曲年: 2001年  初版出版地/出版社: アルソ出版
ゴセック：ガヴォット	Gavotte
グルリット, コルネリウス：ガヴォット	Gavotte Op.210

ウィキペディア

ガヴォット

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2019/01/07 17:00 UTC 版)

ガヴォット（仏：gavotte）は、フランスの地方のフォークダンスと、それに由来する古典舞曲の名称。「ガヴォット」の名は、踊りの発祥したドーフィネ旧地域圏のペイ・ド・ギャップ（Pays de Gap）地方ガヴォ（Gavot）に由来する。 ガヴォットは、中庸のテンポの舞曲で、4分の4拍子ないしは2分の2拍子で記譜される。ガヴォット特有のリズムの特色は、小節の半ばかアウフタクトに始まることである。