ガラスバッジ
放射線を照射すると発光する性質を持つようになる、特殊なガラス素材を使用した、一種の線量計。個人が受けた積算の放射線量を計ることができる。なお、ガラスバッジが受けた放射線量を計測するには、専門の装置が必要となる。
2011年6月22日、計画的避難区域に含まれている福島県川俣町では、近畿大学の協力のもと、学校へ通う生徒および教師へガラスバッジが配布された。定期的に放射線被ばく量を計測し、安全性をチェックする狙いがある。
なお、市販されている個人用積算線量計は、2011年6月ごろには「ラドトリアージ」「ラドフィット」といった名称の、海外から輸入したカード型線量計がいくつかある程度であったが、その後国内企業からも「エアカウンター」のような小型線量計を発売することが発表されている。
ガラス‐せんりょうけい〔‐センリヤウケイ〕【ガラス線量計】
読み方:がらすせんりょうけい
・ガラス線量計
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/04 08:11 UTC 版)
「AGCテクノグラス」の記事における「・ガラス線量計」の解説
自然放射線から放射線治療レベルまで広範囲の放射線量を高精度で測定 放射線被曝により蛍光中心が生成される銀活性リン酸ガラスを用いた放射線被ばく量測定システム。ガラス線量計は、一定期間ごとの被曝線量測定を行いながら、この期間の蓄積により被曝管理が正確にできる。原子力発電所などの原子力施設従事者の個人被曝管理用、環境放射線モニタリング用、医療機関における放射線治療の照射線量確認用など広範囲に用いられている。
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