カルスト台地とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > デジタル大辞泉 > カルスト台地の意味・解説 

カルスト‐だいち【カルスト台地】

読み方:かるすとだいち

カルスト地形発達した台地


カルスト地形

(カルスト台地 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/24 07:15 UTC 版)

カルスト地形(カルストちけい、ドイツ語: Karst)とは、石灰岩などの水に溶解しやすい岩石で構成された大地が雨水地表水土壌水地下水などによって侵食(主として溶食)されてできた地形(鍾乳洞などの地下地形を含む)である。化学的には、空気中の二酸化炭素を消費する自然現象である。


  1. ^ Slovene Classical Karst - Kras -, pp.11-14;ZRC SAZU, Ljubljana, 1997
  2. ^ 秋吉台の自然観察, p.88;秋吉台科学博物館, 1984
  3. ^ a b c 地形学事典;二宮書店, 1981
  4. ^ a b 日本の典型地形について 3.地質を反映した地形 国土地理院
  5. ^ 「石灰岩柱」は、洞窟内において溶食から溶け残った残柱状の壁(柱石)、あるいは鍾乳石と石筍が繋がった柱状の洞窟生成物を指す用語としても用いられる。
  6. ^ 秋吉台学術調査報告書;山口県教育委員会, 1957
  7. ^ Karst Geomorphology by J.N.Jennings, 1985. Blackwell.
  8. ^ 洞窟学雑誌, 30巻, 2005. 日本洞窟学会
  9. ^ 大分地質学会誌特別号, no.5, 1999
  10. ^ 日本の天然記念物, 1995. 講談社
  11. ^ 3次元海底地形図が完成 名蔵湾の沈水カルスト 八重山毎日新聞、2014年8月28日
  12. ^ 日本の地形6 近畿・中国・四国, 2004. 東京大学出版会.
  13. ^ 洞窟研究, no.4, 1971. 山口ケイビングクラブ
  14. ^ 富士宮市立郷土資料館調査報告書, no.2, 1991. 裾野市教育委員会
  15. ^ 裾野市文化財調査報告, no.5, 1992. 裾野市教育委員会
  16. ^ 北九州市文化財調査報告書, no.67, 1995, 北九州市教育委員会
  17. ^ 地学研究, vol.13, no.10, 1963. 日本地学研究会
  18. ^ 鎌田泰彦教授論文選集, pp.299-307. 1991. 鎌田泰彦教授退官記念事業会
  19. ^ 鹿児島県立博物館研究報告, no.12. 1993
  20. ^ 新版地学辞典Ⅲ, p.314;古今書院, 1973
  21. ^ 新版地学事典, p.686;平凡社, 1996
  22. ^ カルスト-その環境と人びとのかかわり-;大明堂, 1996
  23. ^ 秋吉台の鍾乳洞-石灰洞の科学-, 1980. 河野通弘教授退官記念事業会


「カルスト地形」の続きの解説一覧

カルスト台地

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/04 14:17 UTC 版)

カルスト地形」の記事における「カルスト台地」の解説

上述したカルスト地形形成は、気候影響二酸化炭素生産量降水量)が大きいが、一般に起伏量の小さ地帯教科書的に進行し、カルスト台地をつくっていることが多い(西南日本内帯秋吉台平尾台阿哲台帝釈台など)。また南西諸島には、隆起サンゴ礁からなる段丘地形を示すカルスト多くみられるいずれも溶食によって原面よりも低下してはいるが、その平坦な地形原地形平坦性例え西南日本内帯の例では中新世吉備高原面(隆起準平原)、南西諸島の例では過去の礁原面に由来するといわれる地下川のもつ流域面積分かればカルストから流れ出る地下溶けている石灰分の量を測定し溶食によって原地形時代とともに低くなる速度推定することができる。世界各地行われた研究から、降水多寡によって異なるが、中緯度帯の多く場合1万年0.2〜1.2m厚さ石灰岩地表から溶食されると推定されている。山口県秋吉台場合1万年0.5〜0.6mという。 逆に起伏量の大き地帯では、石灰岩地塊はしばし急斜面や急崖をもち、上部にカッレンフェルトやドリーネをもつこともある独立峰的な高い山をつくる(四国カルスト青海カルスト伊吹山霊仙山藤原岳武甲山碁盤ヶ岳など)。地域によっては、頂上部平坦面を残すことがある。 これは地表流生じないという特性加えて石灰岩化学的溶食性を有する反面他種岩石見られるような化学風化受けないために、軟岩化が進まず岩盤としての侵食性が大きいためである。起伏量の大小決めるものは、最近地質時代における隆起速度とその継続時間ならびに河川侵食進行度降水量隆起後の経過時間海岸からの距離、下流域地質による)である。

※この「カルスト台地」の解説は、「カルスト地形」の解説の一部です。
「カルスト台地」を含む「カルスト地形」の記事については、「カルスト地形」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「カルスト台地」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ

「カルスト台地」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「カルスト台地」の関連用語

カルスト台地のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



カルスト台地のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのカルスト地形 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaのカルスト地形 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2024 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2024 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2024 GRAS Group, Inc.RSS