カリシュ
カリシュ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/04 08:10 UTC 版)
カリシュ (ポーランド語: Kalisz、ラテン語: Calisia、ドイツ語: Kalisch、イディッシュ語: קאַליש、ロシア語: Калишъ)は、ポーランド中央部の都市。ヴィエルコポルスカ県南東部を流れるプロスナ川に面し、市は、近隣の都市オストロフ・ヴィエルコポルスキ、スカルミェルジツェとコナベーションを形成する。
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カリシュ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/29 05:07 UTC 版)
「ヴィエルコポルスカ県」の記事における「カリシュ」の解説
古代ローマ時代の天文学者プトレマイオスが「カリシア」として紹介したポーランド最古の街。スラヴ語で「湿地帯」を意味する「カル」が語源。当時の「琥珀街道」にあり、琥珀その他の商品の一大集散地だった。この周辺ではローマ時代の遺物が大量に発掘される。城塞都市としては9世紀に建設。ずっとポーランド人(ポラン人)の実質的な支配下にあったが、1106年より正式にポーランド王国領となる。中世ポーランド時代は木材の集散地で、それ以来伝統的に木工品産業が盛ん。1264年には国内のユダヤ人の人権を保障する画期的な法律「カリシュの法令」が発布された。市庁舎は1426年に完成。1793年の第二次ポーランド分割によりプロイセン王国に併合され、以来1945年に第二次世界大戦が終結するまでドイツ支配下にあった。戦争末期のナチス・ドイツとソ連の激しい戦闘で市街地が被災したが、戦後元通りに修復された。木材加工、食品加工、航空機エンジン生産が盛ん。ポーランドを代表するピアノメーカーの「カリシア」社や、プラット・アンド・ホイットニー社の航空機エンジン工場などがある。市街地や聖ユゼフ教会などの歴史的建造物がみどころ。市公式サイト(英語・ポーランド語・ドイツ語)あり。 中心街 中心街 中心街 ホテル・エウロパ 旧市街 旧市街城壁 市庁舎 市庁舎 ヴォイチェフ・ボグスワフスキ劇場 ヴォイチェフ・ボグスワフスキ劇場 聖ユゼフ教会 聖ユゼフ教会 聖ユゼフ教会 カリシア社工場
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