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カチアの恋

原題:Katia
製作国:フランス
製作年:1938
配給:
スタッフ
監督:Maurice Tourneur モーリス・トゥールヌール
原作:Lucille Ducaux リュシル・デュコオ
脚色:Jean Jacques Bernard ジャン・ジャック・ベルナール

Jacques Companeez ジャック・コンパネーズ
撮影:Robert Lefebvre ロベール・ルフェーヴル
作曲:Wal Berg ヴァル・ベルグ
セット:Arnstam アルンスタム

Guy de Gastyne ギイ・ド・ガスチーヌ
衣装(デザイン):Bilinsky ビリンスキー
キャスト(役名
Danielle Darrieux ダニエル・ダリュー (Katia
John Loder ジョン・ローダー (Alexandre 2)
Charlotte Lyes シャルロット・リーズ (Alexandre 2)
Aime Clariond エーメ・クラリオン (不明
Jeanne Provost ジャンヌ・プロヴォー (不明
Marie Helene Daste マリー・エレーヌ・ダステ (不明
解説
ルイ・ブラス」「うたかたの恋」のダニエル・ダリューが「旧友」「情熱の航路」のジョン・ローダー相手主演する映画で、リュシル・デュコオのストーリーをジャン・ジャック・ベルナールと「海の牙」「ジブラルタルの鮫」のジャック・コンパネーズ脚色して台詞をつけ「港の掠奪者」「被告立て」「サムソン」等の老匠モーリス・トゥールヌール監督し、「六人の最後の者」「南方飛行」のロベール・ルフェーヴル撮影した。助演は「厳窟王」「聖バンサン」のエーメ・クラリオン「厳窟王」のマリー・エレーヌ・ダステシャルロット・リーズジャンヌ・プロヴォー等である。音楽ヴァル・ベルグ作曲で、アルンスタムギイ・ド・ガスチーヌ装置ビリンスキー衣装など、スタッフはそろっている
ストーリー※ストーリーの結末まで記載されていますので、ご注意ください
ロシアロマノフ王朝第十六代のアレグザンドル二世は、一八五五年に即位したが、善政を布いて民生を厚くしようとの志を抱き一八六一年にいたって農奴解放令を出した。ところが専制支持する貴族官僚はこれを喜ばず国粋を守ると称して徒党を組んで、この皇帝革新政策施行妨害した。たまたま六二年、皇帝危害加えようとする者が出たのに乗じ国粋一派は大弾圧政策を採ることを、アレグザンドル二世強要した。即ち、出版集会の自由束縛し、民主主義者をシベリア送り、特別裁判制を復活して政治犯機密処刑し、大学においては科学研究を禁じたのである。これは若い皇帝意に反することであった。皇帝ロボットにすぎない人間としての皇帝に許されたのは恋愛だけであった。貧乏貴族の娘カチアの美貌純情は、アレグザンドルの心をとらえた。ままにならぬ政治官僚にゆだねて、彼は愛人カチアとともにパリに遊んだ。花やかな自由の都で、アレグザンドルは初め人間らしい悦びを知ることが出来た。カチアも孤独皇帝愛し慕った。一方西欧文化と自由にあこがれ一部青年貴族学徒ひそかに虚無党組織した。その党員中の熱血漢皇帝狙撃して失敗した事件起ると、政府純然たる専制を布き、虚無党圧迫した。この結果テロリスト潜行運動は却って激化した。官僚国民関心を外に向けようとしてロシアトルコ戦火を交えた。露土戦役大勝に終って有利な講和条約を結んだが、イギリスオーストリアが横やりを入れ、ベルリン会議で大訂正加えられた。ロシア国民憤激政府非難攻撃され、テロリスト皇帝殺害宣言をした。皇帝三度爆弾見舞われたが、危難を脱しカチアの愛ぶになぐさめられるのであった。今はカチアは側室としてではなく皇后となる日も近かった。皇帝革新政策布くべき時期が来たのを知り、立憲政治採用布告をすることとなった。ところがその前日近衛兵観兵式に臨んでの帰途虚無党員の投げ爆弾のため、アレグザンドル二世非業の死をとげた。カチアの悲嘆はなはだしかった。しかも正室とならなかったカチアは、宮廷にあることを許されず、傷心を抱いて愛人側から追われたのであった。





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