カタカムナ文献とは? わかりやすく解説

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カタカムナ文献

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/08 05:00 UTC 版)

カタカムナ文献(カタカムナぶんけん)とは、神社「カタカムナ神社」のご神体とされた書物。独自の文字で綴られた古史古伝の一つで[注釈 1]古代日本の科学技術や哲学を記した書である。他の古史古伝と比較して「公的な学会に認められた写本」が現在のところは未確認であるという点と発見時期が1949年と極めて新しい点から、カタカムナというもの自体が楢崎皐月(ならさきこうげつ)によって伝承されたものである。公的な学術学会からは現段階においては認められておらず、偽書として扱われる。別名『カタカムナノウタヒ』、『カタカムナのウタヒ』。


注釈

  1. ^ 阿久津淳『「古史古伝」論争 楢崎皐月のカタカムナ研究に見る原日本人像』によると、カタカムナ は「古史古伝」論争の中で論じられており 、古史古伝の1つとしてくくられている。
  2. ^ 語感の類似性や地域柄から、アシアトウアンとは播磨国(現在の兵庫県)出身の陰陽師芦屋道満であろうと後藤一郎は推定している。
  3. ^ ただし、最初のウタヒは現在「カタカムナ ヒビキマノスベシ アシアトウアンウツシマツル カタカムナウタヒ」[3] の読み順で定着している。この「アシアトウアンウツシマツル」が成立経緯を示したものかは不明。

出典

  1. ^ a b 阿久津淳 『「古史古伝」論争 楢崎皐月のカタカムナ研究に見る原日本人像』 新人物往来社、1993年8月、110-114頁。
  2. ^ a b c 森克明 1989, p. 426.
  3. ^ カタカムナの謎を解明1 」 宗教法人まどか。2018年8月24日閲覧。
  4. ^ 後藤一郎 『ワンダーライフ第4号 闇の超古代文書』 小学館、1989年3月、110頁。
  5. ^ 歴史雑学探究倶楽部『失われた日本の超古代文明FILE』学研プラス、 2015年1月27日、112-113頁。 ミナカヌシタカミムスビといった記紀の神名があるウタヒも掲載している。
  6. ^ 森克明 1989, p. 438.
  7. ^ a b c 並木 伸一郎『ムー的世界の新七不思議』学研プラス、2017年5月23日、66-67頁。
  8. ^ カタカムナ文字フォント
  9. ^ 【カタカムナ文字について】


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