ウィキペディア |
オルハン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2011/10/19 03:24 UTC 版)
オルハン(1281年もしくは1288年[2][notes 2] - 1359年から1362年の間)は、オスマン帝国の第2代皇帝(在位: 1324年もしくは1326年 - 1359年から1362年の間)。初代皇帝オスマン1世の子。オルハンの時代のオスマン帝国は、遊牧と略奪によるガーズィー[notes 3]集団から君侯(ベイリク)国家への転換期であったといえ[3]、実質的な建国者と評価される事も多い[4]
注釈
- ^ ニールーフェル・ハトゥンは「ホロフィラ」の名でも知られる。(永田、羽田『成熟のイスラーム社会』、53頁)
- ^ 『岩波西洋人名辞典 増補版』(岩波書店, 1981年12月)によれば、1284年もしくは1279年生
- ^ 「ガーズィー」とは、イスラーム世界の辺境を守り、異教徒との戦争に従事する「信仰の戦士」という意味である。(小山皓一郎「ガージー」『新イスラム事典』収録(平凡社, 2002年3月))
- ^ ヨハネス6世は別の同盟者であるアイドゥン侯国のウムルにも娘を嫁がせた。(林『オスマン帝国500年の平和』、54頁)
- ^ R.マントラン『改訳 トルコ史』、42頁によれば1346年。
- ^ 15世紀末の歴史家アシュク・パシャ・ザーデの年代記『オスマン王家の歴史』には、オスマン1世の死後にオルハンとアラエッディンの兄弟が互いに帝位を譲り合い、最終的に帝位を継いだオルハンの要請でアラエッディンが補佐役に付く逸話が記され、アシュク・パシャ・ザーデはこれをもって宰相の誕生としている。(鈴木『オスマン帝国 イスラム世界の「柔らかい専制」』、41頁)
- ^ R.マントランによれば、オルハン時代の騎兵はシパーヒー、シリフダル、ウルフェジ、グレバで構成された。(R.マントラン『改訳 トルコ史』、43頁)
- ^ 尚樹啓太郎によれば、歩兵は移民、騎兵は古参の将兵より選抜された。(尚樹『ビザンツ帝国史』、818頁)
- ^ イェニチェリが創設された年代に定説は無いが、次代のムラト1世の治世と推定する研究者が多い。しかし、R.マントランのように、オルハンの治世にイェニチェリが創設されたとする研究者も存在する。(R.マントラン『改訳 トルコ史』、43頁)
引用元
- ^ バットゥータ『大旅行記』3巻(家島彦一訳注)、313,385-386頁
- ^ a b 三橋「オルハン」『アジア歴史事典』2巻
- ^ a b c U.クレーファー『オスマン・トルコ 世界帝国建設の野望と秘密』、30頁
- ^ 三橋「オルハン」『アジア歴史事典』2巻 林『オスマン帝国500年の平和』、46頁
- ^ R.マントラン『改訳 トルコ史』、41頁
- ^ 鈴木『オスマン帝国 イスラム世界の「柔らかい専制」』、34頁
- ^ a b 尚樹『ビザンツ帝国史』、813頁
- ^ 林『オスマン帝国500年の平和』、46頁
- ^ バットゥータ『大旅行記』3巻(家島彦一訳注)、313,385頁
- ^ 三橋『トルコの歴史 オスマン帝国を中心に』、97頁 R.マントラン『改訳 トルコ史』、42頁 N.アクシト『トルコ 2』、55頁 林『オスマン帝国500年の平和』、46頁
- ^ R.マントラン『改訳 トルコ史』、42頁
- ^ 尚樹『ビザンツ帝国史』、830頁
- ^ 尚樹『ビザンツ帝国史』、814頁
- ^ N.アクシト『トルコ 2』、54頁
- ^ a b 尚樹『ビザンツ帝国史』、840頁
- ^ 永田、羽田『成熟のイスラーム社会』、73頁
- ^ 三橋『トルコの歴史 オスマン帝国を中心に』(紀伊国屋新書)、99頁 N.アクシト『トルコ 2』、56頁 U.クレーファー『オスマン・トルコ 世界帝国建設の野望と秘密』、41頁
- ^ a b N.アクシト『トルコ 2』、56頁
- ^ 林『オスマン帝国500年の平和』、56頁
- ^ 鈴木『オスマン帝国 イスラム世界の「柔らかい専制」』、36-37頁
- ^ a b 尚樹『ビザンツ帝国史』、818頁
- ^ 鈴木『オスマン帝国 イスラム世界の「柔らかい専制」』、37-38頁 永田、羽田『成熟のイスラーム社会』、50頁
- ^ a b 鈴木『オスマン帝国 イスラム世界の「柔らかい専制」』、40頁
- ^ 鈴木『オスマン帝国 イスラム世界の「柔らかい専制」』、41頁
- ^ 林『オスマン帝国500年の平和』、46-47頁
- ^ 鈴木『オスマン帝国 イスラム世界の「柔らかい専制」』、43頁
- ^ 三橋『トルコの歴史 オスマン帝国を中心に』(紀伊国屋新書)、96頁
- ^ a b 鈴木『オスマン帝国 イスラム世界の「柔らかい専制」』、44頁
- ^ a b R.マントラン『改訳 トルコ史』、43頁
- ^ 林『オスマン帝国の時代』、12頁
- ^ 林『オスマン帝国500年の平和』、45-46頁
- ^ a b 三橋『トルコの歴史 オスマン帝国を中心に』(紀伊国屋新書)、96-97頁
- ^ 永田、羽田『成熟のイスラーム社会』、49頁
- ^ バットゥータ『大旅行記』3巻(家島彦一訳注)、384頁
- ^ バットゥータ『大旅行記』3巻(家島彦一訳注)、312頁
固有名詞の分類
オルハンに関連した本
- わたしの名は赤〔新訳版〕 (下) オルハン・パムク
- わたしの名は赤〔新訳版〕 (上) オルハン・パムク
- わたしの名は「紅」 オルハン パムク 藤原書店
オルハンに関係した商品
- 【送料無料】 イスタンブール 思い出とこの町 / オルハン・パムク 【単行本】HMV ローソンホットステーション R
- 【送料無料】 無垢の博物館 上 / オルハン・パムク 【単行本】HMV ローソンホットステーション R
- 【送料無料】 父のトランク ノーベル文学賞受賞講演 / オルハン・パムク 【単行本】HMV ローソンホットステーション R