オリュンポス神族とは? わかりやすく解説

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オリュンポス十二神

(オリュンポス神族 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/04/05 09:10 UTC 版)

オリュンポス十二神(オリュンポスじゅうにしん、古代ギリシア語: Δωδεκάθεον[注釈 1][注釈 2])は、ギリシア神話において、オリュンポス山の山頂に住まうと伝えられる12柱の神々


注釈

  1. ^ 古代ギリシア語ラテン翻字: Dōdekatheon
  2. ^ 十二(δώδεκα古代ギリシア語ラテン翻字: dōdeka) + 神々(古代ギリシア語: θεοί古代ギリシア語ラテン翻字: theoi
  3. ^ : Οί Δώδεκα Θεοί του Ολύμπου
  4. ^ 古代ギリシア語: Δωδεκάθεον
  5. ^ ヘーラーは本来、古代ギリシア人の女神ではなく、先住民の大女神であった。ギリシアの地に侵攻し先住民を征服した古代ギリシア人が、先住民との宥和を目的に、彼らの主神ゼウスの妃とした。
  6. ^ アテーナーは元々、先住民の女神と考えられ、豊穣の大女神で都市守護神であった。アテーナーを「処女神」とし、ゼウスの娘とすることで、オリュンポスの秩序が生み出された。
  7. ^ 「コレー」とは古代ギリシア語で、「娘・少女・乙女」の意味で、デーメーテールの娘であることよりこう呼ばれる。コレーとデーメーテールは、母娘二柱の女神として、エレウシースの秘儀を初めとして、古代ギリシアの秘教において崇拝された二大女神であった。
  8. ^ アテネは、イオニア方言形で、女神の古い名アテナより派生した。アテナは、アテナイア(ホメロスではアテナイエ、つまりアテナイの女)に由来する。高津『ギリシア・ローマ神話辞典』
  9. ^ プルートーンとは「富める者」の意味で、ハーデースの別称である。ラテン語の神名プルートーは、この名より派生している。高津『ギリシア・ローマ神話辞典』
  10. ^ 「固有」は、古代ギリシア人(ヘレネス)固有の神、「先住」はギリシア先住民の神、「外来」は非ギリシア起源の神、「東方」は外来かつオリエント起源の神を指す
  11. ^ 「ティーターン」は広義の(12柱の兄弟姉妹以外も含む)ティーターン、「オリュンポス」はオリュンポス12神を指す。
  12. ^ ペルセポネーは、コレーの名で呼ばれるデーメーテールとの「母娘二柱女神」としては、古代ギリシア民族固有の女神であるが、「ペルセポネーという名」は先住民のものと考えられる。

出典

  1. ^ 高津『ギリシア・ローマ神話辞典』p.25。
  2. ^ これらの判断は、高津『ギリシア・ローマ神話辞典』の各神の項目の記述に従った。


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