オッズ比とは? わかりやすく解説

オッズ比

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/01 00:56 UTC 版)

オッズ比(オッズひ、: odds ratio, OR)は、ある事象の起こりやすさを2つの群で比較して示す統計学的な尺度である。




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オッズ比

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2015/08/31 00:09 UTC 版)

リスク比」の記事における「オッズ比」の解説

OR:オッズ比 オッズ比は、暴露群の非暴露群に対す発症オッズの比である。発症オッズは、「発症リスク/(1-発症リスク)」であり、「発症するリスク発症しないリスクの比」である。 オッズ比には対称性があり、症例群の対照群対す暴露オッズの比を求めても同じ値となる、そのため、コホート研究でも症例対照研究でも横断研究でも「オッズ比」は算出が可能であり、共通した指標として使用できるまた、症例対照研究において発症リスク小さ場合は、「オッズ比」は「相対危険度」の近似値となる。 OR:修正オッズ比 オッズ比は、確率ではなくオッズ用いるため、オッズ分母が0になる場合発症しない確率が0の場合)は計算できなくなる。そのため、分割表内に0の度数がある場合は、それぞれの度数オッズ分子分母)に0.5加算して算出した修正オッズ比」が使用される対数オッズlog Oddslog(P/(1-P))は、確率変数としたロジット関数log(P/(1-P)=log Plog(1-P)=logit (P)log Odds)で表される確率は、オッズ変数としたロジスティック関数表されるexp (bn):各パラメータ調整オッズ比 ロジスティック回帰モデルでは、「あり/なし」の2値変数における確率変数としたロジット関数が、オッズ対数対数オッズ)となることを利用する。これにより確率は、オッズ変数としたロジスティック関数ロジット関数逆関数)によって表される暴露群および非暴露群において、それぞれオッズ対数対数オッズ)が、複数説明変数線形和表される説明変数が2値変数場合は、各説変数係数が、その要因の「調整オッズ比」の対数対数オッズ比)となる。説明変数連続変数場合は、各説変数係数が、その要因が1増加した場合増加するオッズ対数対数オッズ)となる。

※この「オッズ比」の解説は、「リスク比」の解説の一部です。
「オッズ比」を含む「リスク比」の記事については、「リスク比」の概要を参照ください。

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