オオバギボウシとは? わかりやすく解説

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おおば‐ぎぼうし〔おほば‐〕【大葉擬宝珠】

読み方:おおばぎぼうし

キジカクシ科多年草草原自生する広楕円形大きく根元から束生7月ごろ、高さ約80センチ花茎伸ばし淡紫色のらっぱ状の花が咲く若葉食用唐擬宝珠(とうぎぼうし)。うるい。

大葉擬宝珠の画像 大葉擬宝珠の画像
ウルイ」と呼ばれるオオバギボウシの若葉
大葉擬宝珠の画像

オオバギボウシ

オオバギボウシ
科名 ユリ科
別名: -
生薬名: -
漢字表記 -
原産 東アジア
用途 名前の由来は、花茎の上集まっているのが、欄干擬宝珠に似ることによります若芽は酢のもの、味噌あえなどにされました江戸時代より、観賞用に栽培されトウギボウシはこの園芸品種です
学名: Hosta sieboldiana Engl.
   

大葉擬宝珠

読み方:オオバギボウシ(oobagiboushi)

ユリ科多年草

学名 Hosta sieboldiana


オオバギボウシ ユリ科

オオバギボウシ
ユリ科
収穫時期 食べられる部位 清見町での呼び名
5月7月 葉柄含めた葉身

ウルイ


芽 葉 花

味わう

葉柄含めた葉身を若いうちに採取し、ゆでたあと、おひたし和え物に。また、煮物天ぷら、汁の実にもよい。
葉柄のみを軽くゆでてから天日干したものを「山干瓢」といい保存食にする。これは戻して煮物にする。

薬効

はれもの乾燥した1回5g煎じて患部を洗う。コバギボウシ生葉の汁を用いてもよい。


DATA
産地湿った場所に多くみられ多年草で、夏になると、長い花茎伸ばし、うす紫色美し花を咲かせる。花はラッパ状で先が6片に裂けて下に咲き、その花の美しさから、庭や花壇などにも、多く植えられている。
【清見情報
清見町では、「ウルイ」という名が一般的
戦争中食料不足のおりに、食料足しにするため採取してよく食べたそうである。現在の山菜ブームではヤマカンピョウなどと呼ばれこの葉の軸と身欠きにしん炊き合わせや、卵とじなどにするとよい味になる。

オオバギボウシ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/29 21:34 UTC 版)

オオバギボウシ(大葉擬宝珠[11]学名: Hosta sieboldiana)はリュウゼツラン亜科ギボウシ属多年草。別名は多く、トウギボウシ[9][10]、ハヤザキオオバギボウシ[10]、ウノハナギボウシ[10]、ウツリギボウシ[10]、アツバギボウシ[10]。早春の若葉は山菜ウルイとして親しまれ、ヤマカンピョウ[12]、ウリッパ[12]ともよばれている。


注釈

  1. ^ 山形県在来の「ウルイ」とよばれるものはオハツキギボウシ(Hosta undulata var. erromena)、「ギンボ」はトウギボウシ(Hosta sieboldiana var. sieboldiana、オオバギボウシの別名)と診断されている[20]

出典

  1. ^ 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Hosta sieboldiana (Hook.) Engl. var. sieboldiana オオバギボウシ 標準”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2022年6月19日閲覧。
  2. ^ 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Hosta sieboldiana (Hook.) Engl. var. gigantea (L.H.Bailey) Kitam. オオバギボウシ シノニム”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2022年6月19日閲覧。
  3. ^ 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Hosta montana F.Maek. f. ramosa Satomi オオバギボウシ シノニム”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2022年6月19日閲覧。
  4. ^ 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Hosta montana F.Maek. f. ovatolancifolia (Araki) W.G.Schmid オオバギボウシ シノニム”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2022年6月19日閲覧。
  5. ^ 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Hosta montana F.Maek. f. macrophylla W.G.Schmid オオバギボウシ シノニム”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2022年6月19日閲覧。
  6. ^ 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Hosta montana F.Maek. オオバギボウシ シノニム”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2022年6月19日閲覧。
  7. ^ 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Hosta elata Hyl. オオバギボウシ シノニム”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2022年6月19日閲覧。
  8. ^ 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Hosta crassifolia Araki オオバギボウシ シノニム”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2022年6月19日閲覧。
  9. ^ a b c 大場秀章編著『植物分類表』アボック社、2009年11月2日(2010年4月20日初版第2刷(訂正入))、56頁、ISBN 978-4-900358-61-4
  10. ^ a b c d e f g h i j k 邑田仁監修・米倉浩司著『日本維管束植物目録』北隆館、2012年4月1日、60頁、ISBN 978-4-8326-0970-9
  11. ^ a b c d e f g h i j 高橋秀男監修 2003, p. 126.
  12. ^ a b c d e f g h i j k l 金田初代 2010, p. 92.
  13. ^ a b c d e 猪股慶子監修 成美堂出版編集部編 2012, p. 152.
  14. ^ a b c d e f 高野昭人監修 世界文化社編 2006, p. 100.
  15. ^ a b c d e 主婦の友社編 2011, p. 228.
  16. ^ a b ギボウシ類”. 農林水産省. 2023年1月1日閲覧。
  17. ^ a b c 金田初代 2010, p. 93.
  18. ^ a b c d e f 農文協 2004, p. 26.
  19. ^ a b 農文協 2004, p. 25.
  20. ^ a b 農文協 2004, p. 30.
  21. ^ a b c 高橋秀男監修 2003, p. 127.
  22. ^ a b c d e f g 高野昭人監修 世界文化社編 2006, p. 101.
  23. ^ a b c d e f g h i 農文協 2004, p. 27.
  24. ^ a b c 農文協 2004, p. 28.
  25. ^ 農文協 2004, pp. 27 30.
  26. ^ a b 農文協 2004, p. 29.
  27. ^ 採取した野草 ”ウルイ”だと思ったら”ヒメザンソウ”…2人が食中毒に 口の痛みやしびれの症状【新潟】”. FNNプライムオンライン. 2022年5月4日閲覧。
  28. ^ ヒメザゼンソウによる食中毒が発生しました”. www.city.niigata.lg.jp. 新潟市. 2022年5月4日閲覧。
  29. ^ ヒメザゼンソウ(有毒植物)による食中毒が発生しました 新潟県、魚沼地域振興局健康福祉部 平成26年4月13日
  30. ^ 宮城県. “「ウルイ」に似た毒草による食中毒が発生しています!”. 宮城県. 宮城県. 2022年5月4日閲覧。
  31. ^ a b 【糸魚川】有毒植物による食中毒に注意! - 新潟県ホームページ”. www.pref.niigata.lg.jp. 新潟県. 2022年5月4日閲覧。
  32. ^ 茨城県. “バイケイソウに御用心!”. 茨城県. 2022年5月4日閲覧。


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