MBA用語集 |
エンパワーメント
与えられた業務目標を達成するために、組織の構成員に自律的に行動する力を与えること。ビジネスにおけるエンパワーメントの特徴は、「自律性を促し」、「支援する」ことにある。
「自律性を促す」とは、業務の遂行に当たって経営者やマネージャーが業務目標を明確に示す一方、その遂行方法については構成員の自主的な判断に委ねることをいう。
一方、「支援する」とは、具体的な指示や解決策を従業員に与えるのではなく、構成員自信が問題点を発見したり、不足する能力を開発したりする環境を整えることをいう。
この自立を促し、支援するといったことを上手に駆使しつつ、組織としての目標を達成するために発揮するリーダーシップをエンパワーメント・リーダーシップという。
エンパワーメントは、ともすると、構成員の動きに統一性や一貫性がなくなり、組織の目標を実現できなくなる可能性があるため、ある程度の制御は必要不可欠である。また、エンパワーメントする部下の能力を見極め、適切な業務を設定することも非常に重要となる。たとえば、部下の能力をはるかに超えた業務を任せた場合、いくら支援をしてもその部下は十分な能力を発揮することはできず、期待通りの結果を得ることは難しいであろう。
このような微妙なバランスの上に成り立つエンパワーメントを成功に導くには、「経営理念、ビジョンの共有」「正当な評価と報酬」「能力の把握と資源の提供」という3つの要素に十分な配慮が必要になる。
権限委譲
与えられた(業務)目標を達成するために、組織の構成員に自律的に行動する力を与えること。
権限委譲(エンパワーメント)の特徴は、①自立性を促し ②支援することにある。
①については、業務の遂行にあたり経営者やマネジャーが業務目標を明確に示す一方、その遂行方法は従業員の自主的な判断に任せることである。②については、具体的な指示や解決策を従業員に与えるのではなく、従業員自身が問題点を発見し、不足する能力を開発できるよう環境を整えるといった形をとる。
昨今では、組織構成員の自律的な行動の重要性が高まっている。これまでにも「好きなようにやってみろ」と部下に任せ、自律的な行動を促すことができる上司は数多く存在した。しかし、そうした上司の取り組みは個人的な行動パターンとして捉えられ、経営の技術として意識的に習得するものという認識はなかった。
今後は、経営者やマネジャーはリーダーシップを発揮するために必要な技術として、権限委譲を習得する必要がある。
なお、かつて権限委譲はdelegation、つまり意思決定権や責任を単に委譲することを指していたが、昨今のempowermentには、自立を促しそれを支援するといった意味合いが含まれている。
人事労務用語辞典 |
エンパワーメント
人材マネジメント用語集 |
エンパワーメント
・エンパワーメントとは、権限委譲を意味し、目標達成のために
管理者が保持する権限・力を部下に与える、または部下と共有する
マネジメント手法である。
・特徴
1)仕事の遂行方法を部下に委ねることで、自律的な業務遂行を促す点。
2)指示や直接的な解決方法を与えるのではなく、
環境整備や適切なフィードバックによって部下を支援する点。
・エンパワーメントの推進により部下の裁量権を拡大するメリット
1)部下の責任感とモチベーションを向上する。
2)現場の対応速度を上げられるため、生産性が向上する。
3)責任ある立場で思考や判断を繰り返すことによって部下の能力開発に繋がる。
・エンパワーメントの推進時に注意すべきリスク
1)権限を与えるということは、同時に責任を負わせることでもあるため、
部下に対して高いストレスや業務負荷を強いる可能性がある。
2)職場環境やリソースが不十分なことで、たとえ部下に権限を与えていても、
エンパワーメントが適切に機能しない可能性がある。
例えば、チャレンジを評価せず、失敗を許容しない人事制度を運用する会社の場合、
たとえ十分な権限を与えられていても、部下が自律的に
判断しながら業務に取り組む可能性は低くなる。
3)役割や職務を遂行するための能力が十分に備わっていない部下に権限を与えた場合、
結果的に部下が機能不全を引き起こしてしまう可能性がある
国際保健用語集 |
エンパワーメント
WHOはヘルスプロモーションにおけるエンパワーメントを、「人々が自分の健康に影響のある意志決定と活動に対し、より大きな支配力(原語control)を得る過程である」と定義している。開発途上国の開発分野では、1970年代以降ジェンダーの視点が取り入れられ、1980年代以降は自助・自立を通して女性たちが力を付け、変革の主体となっていくことをめざす女性のエンパワーメントが重視されるようになった。1995年に開催された国連社会開発サミット(コペンハーゲン)では、貧困が女性に与える影響が指摘され、貧困対策、健康と教育への投資、人々の福祉の増進、女性の開発過程への参画が重要課題となった。女性のエンパワーメントとは、女性が主体的に判断し行動する能力、自らの力で計画・決定・運営していく能力を伸ばし、女性たちの置かれている状況を自ら変えていく能力を高めていくこと、換言すれば女性が様々な能力を修得し、社会参画のために力を付けること、すなわちエンパワーすることを意味している。このことが就業の機会、教育、医療などにおいて、女性と男性の格差を無くし、ジェンダーの平等につながるのである。(丹野かほる)
参考資料:青山温子他:開発と健康-ジェンダーの視点から、有斐閣
外来語の言い換え提案 |
エンパワーメント empowerment
全体 ★☆☆☆ 60歳以上 ★☆☆☆
- 開発途上国の女性の
エンパワーメント には特に教育が不可欠とされ,会議では開発援助における教育のあり方が議論になった。 - 女性や社会的に不利な立場にある人々への
エンパワーメント は,彼らの経済的な機会の拡大につながる。
ウィキペディア |
エンパワーメント
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2012/04/15 07:56 UTC 版)
エンパワーメント(エンパワメントとも、Empowerment)とは一般的には、個人や集団が自らの生活への統御感を獲得し、組織的、社会的、構造に外郭的な影響を与えるようになることであると定義される。
対義語はディスエンパワーメント。エンパワーメントされていない状態のことをいう。
- ^ 市民・政府・NGO―「力の剥奪」からエンパワーメントへ、ジョン・フリードマン著、定松 栄一、西田 良子、林 俊行訳、新評論、1995年。 ISBN 4794802471
- 1 エンパワーメントとは
- 2 エンパワーメントの概要
- 3 関連書籍
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出典:Wiktionary |
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