エルベク・ハーン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/03/01 20:26 UTC 版)
エルベク・ニグレスクチ・ハーン(モンゴル語: Элбэг нигүүлсэгч хаан ᠡᠯᠪᠡᠭ
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ᠬᠠᠭᠠᠨ Elbeg nigülesügči Qaγan、1362年 - 1399年)は、モンゴルの第20代ハーン。
- ^ 「33歳で即位」は『蒙古源流』に従い、「戌年に即位」は『黄金史綱』に従う。『蒙古源流』はジョリグト・ハーンとエンケ・ハーンを誤って一人の人物(エンケ・ジョリグト・ハーン)としており、その没年は信用できるものではない。エンケ・ジョリグト・ハーンの没年がずれているため、エルベク・ハーンの生年(辛丑年=1361年)、即位年(癸酉年=1393年)も1年ずつずれている(Buyandelger2000,p135)
- ^ もとのナイマン部で後のチョロース部。チョロース部は後にドルベト部とジュンガル部となる。
- ^ 『黄金史綱』ではエルベク・ハーンの息子とするが、『蒙古源流』は弟であるとする。「ホンタイジ=皇太子」という称号から見て、実際には息子であるとする説が主流である。
- ^ もとのケレイト部で後のトルグート部。
- ^ 岡田 2004,p178-182
- ^ 井上 2002,p136-137
- ^ Buyandelger2000,p132-136
- ^ 『黄金史綱』では、エルベク・ハーンはオゲチ・ハシハとバトラの2人によって殺害されたとされる。
- 1 エルベク・ハーンとは
- 2 エルベク・ハーンの概要
- 3 生涯
- 4 出自
- 5 人物
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