エモーティコン【emoticon】
顔文字
別名:フェイスマーク,エモーティコン
【英】emoticon
顔文字とは、人の顔(表情)を文字記号で表したものである。笑顔 (^_^) や泣き顔 (T_T) 、冷や汗 (^^;)、といった表現が代表的である。
顔文字は、インターネットや電子メールのように、もっぱら文字のみによって通信・意思伝達するにおいて、感情や伝えにくい気分のニュアンスを表現するための表現として用いられる。特に文末に付け足して用いられることが多い。画一的な印象を与えがちな電子文書において、顔文字は、語調を和らげたり微妙なニュアンスを表したりといった効果を与えることができる。顔文字は数多くのパターンが考案され、思い思いの表現に応用されている。
ただ、顔文字も多用しすぎれば文面をうるさくするだけのもになってしまう。あまり親しくない人に対して顔文字を使えば、馴れ馴れしい印象を与えがちである。仕事の場では、原則的に顔文字は用いないのが礼儀で、相手先とメールを交換するといったことは失敬にあたるが、場合を誤らなければ顔文字を用いることで親しみのある空気を演出することもできる。顔文字を用いる際には、何かと注意や心配りが必要である。
ちなみに欧米では、顔文字は「 :-) 」のように横倒しの表現が一般に用いられる。emotion(感情)とicon(絵記号)とを掛け合わせた造語エモーティコン(emoticon)の名で呼ばれる。
顔文字
(エモーティコン から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/07/12 04:03 UTC 版)
顔文字(かおもじ)は、文などの文字の中で表情などを持った顔のように見える文字を使用することで表情の意味を絵文字のように表す表現である。フェイスマークともいう[1]。文字や記号を組み合わせて表情を表現したものと、記号ではなく絵として単独で表現された絵文字がある。文字や記号を組み合わせて複数の行で表現されたものはアスキーアート(AA)と区別して扱われる。
注釈
出典
- ^ 顔文字を使って微妙な気持ちを伝えよう、『日経エンタテインメント!』1998年7月号より。(インターネットアーカイブのキャッシュ)
- ^ 顔マークの歴史について
- ^ 【トレビアン】どうしてこうなった! 日テレの総選挙放送が2ちゃんねる化!)
- ^ Joan Gajadhar and John Green (17 July 2003) (PDF). An Analysis of Nonverbal Communication in an Online Chat Group. The Open Polytechnic of New Zealand. オリジナルの2010年5月13日時点におけるアーカイブ。 .
- ^ Joan Gajadhar and John Green (2005). “The Importance of Nonverbal Elements in Online Chat”. EDUCAUSE Quarterly 24 (4). オリジナルの2007年1月2日時点におけるアーカイブ。 .
- ^ “Is That an Emoticon in 1862?”. The New York Times. (2009年1月19日)
- ^ An Emoticon in Typewriter Era
- ^ Ambrose Bierce (1909–1912). “For Brevity and Clarity”. Collected Works (N.Y. and Washington).
- ^ Gregory Benford, A Scientist's Notebook: net@fandom.com, The Magazine of Fantasy & Science Fiction, Vol. 90, No. 6 (June 1996), p. 90
- ^ ウラジーミル・ナボコフ (March 1990). Strong Opinions. Vintage Books. ISBN 0-679-72609-8 2009年3月24日閲覧。
- ^ PLATO emoticons
- ^ Scottのメッセージ
- ^ 顔文字の起源、vector 作者:若林 泰志
- ^ en:Emoticon#cite_note-Le_Figaro-19
- ^ en:Emoticon#cite_note-22
- ^ en:Emoticon#cite_note-23
- ^ 米国特許商標庁
- ^ CULTURE AND RECOGNIZING EMOTIONS(PDF)
- ^ 世界の顔文字&ネットスラング事情(2012年4月23日時点のアーカイブ)
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