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エナメル上皮腫

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2012/01/15 12:37 UTC 版)

濾胞型の組織像
叢状型の組織像
CT Scan.JPG

エナメル上皮腫(エナメルじょうひしゅ、Ameloblastoma)は歯原性腫瘍の一種で、良性腫瘍[1]。実質はエナメル器に類似している。歯原性腫瘍の中でもっとも多い腫瘍である。1827年にCusackによって報告され[2]、1930年にIveyとChurchillによって現在の名前であるAmeloblastomaと命名された[3][4]

エナメル上皮腫は上皮性腫瘍であり、日本では十代から二十代の男性に好発する[5]。主に下顎骨の臼歯部に発生し、上顎骨に発生することは少ない[6]。比較的まれではあるが、骨外性(歯肉)に発生することもある[7]。濾胞型と叢状型があり、前者が多い。

まれに悪性や転移性の性質をもつことがあり、成長が遅いので、顔面や顎骨に深刻な損傷を与えることがある。さらに、腫瘍細胞が簡単に浸潤し、骨組織を破壊するので、治療のために広い範囲の外科切除が必要となることがある。その上、その広範囲の外科切除でもこの疾患を完全に治すのに十分ではないとの警告もある。




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