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エコポイントの活用によるグリーン家電普及促進事業
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2012/04/20 07:23 UTC 版)
(エコ替え から転送)
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エコポイントの活用によるグリーン家電普及促進事業(エコポイントのかつようによるグリーンかでんふきゅうそくしんじぎょう)は、日本政府が、2009年(平成21年)度の補正予算などにおいて経済対策の1つとして行った事業である。環境省・経済産業省・総務省が所管する。事業予算は2,946億円。自民党・公明党連立政権である麻生内閣の経済対策・環境対策において開始され、民主党・国民新党・社民党連立政権への移行後においても、エコポイントの概念並びに制度が最終的に2010年(平成22年)度いっぱいまで継続・延長された。
当初は単に「エコポイント事業」と略されていたが、後に住宅関係にも同種の制度が導入されたことから、区別のため略称は現在「家電エコポイント事業」に統一されている(以後、記事中の略称表記もこれに統一する)。
なお、環境省が単独で支援しながら行っているエコ・アクション・ポイント事業とは異なる仕組みである。
目次 |
概要
家電エコポイント事業は、地球温暖化防止、経済の活性化、地上デジタル放送対応のテレビの普及を目的として省エネルギー性能の高いエアコン・冷蔵庫・地上デジタル放送対応テレビを購入した者に対して一定のエコポイントを付与し、これを使ってエコ商品等を購入できるようにするという制度である。
2009年(平成21年)5月15日に始まり、当初は2010年(平成22年)3月31日までに購入した対象商品が家電エコポイント付与の対象となり、期限はその後2010年(平成22年)12月31日、2011年(平成23年)3月31日と、条件を段階的に厳しくしながら延長された。家電エコポイントに相当する指定商品との交換の受け付けは事務局が行い、交換は事業者を介して行われている。
家電エコポイントと交換できる様々な商品などについては、2009年(平成21年)6月1日から6月11日の期間に第一次募集が行われ、その後も随時追加募集を行っている。制度の運用は公募により選ばれた基金管理団体(一般社団法人環境パートナーシップ会議)および事務事業者(グリーン家電普及推進コンソーシアム)により行なわれる。
地上デジタル放送対応テレビの導入促進や家電の買い換えによる景気刺激策であるが、対象の家電はいずれも大型の品であり、輸送時や廃棄・リサイクルする際に環境負荷が発生する点について、環境省は新型の家電はエネルギー効率が高く、間接的に二酸化炭素(CO2)の排出が抑制されるはずであると答えているが、廃棄やリサイクル時の環境コストについては言及していない。また、終了後の消費の減退を考慮すれば、「消費の先食い」を招いたともいえる。
- 商品カタログに不備
- 家電エコポイント制度では、郵便局や家電量販店で配布しているカタログから商品を選ぶ仕組みになっているが、カタログに掲載されている271商品のうちおよそ86商品でコード番号が記載されていないことが判明。そのためコード番号を記載せず品名を書き込んでも申請が受理されず、申請用紙が申請者に返送されるといったトラブルが相次いだ。経済産業省や環境省は2009年9月に全面改訂するとした[1]。
家電エコポイント付与の対象となる家電製品
家電エコポイント事業の対象家電製品については、統一省エネラベルの4つ星以上の「エアコン」、「冷蔵庫」、「地上デジタル放送対応テレビ」および、4つ星相当として扱うことが適当と認められるものとして、以下の通りとされている。
- 共通事項
- 「購入」期間は2009年(平成21年)5月15日から
- 2010年(平成22年)3月31日まで
- 2010年(平成22年)12月31日まで(第1次条件改定)
- 2011年(平成23年)3月31日まで(第2次条件改定)
- 「購入」期間は2009年(平成21年)5月15日から
- エアコン
- 2009年5月上旬に予定される、改正後の統一省エネラベル4つ星基準を満たす製品
- 冷蔵庫
- 2009年5月1日から実施される、改正後の統一省エネラベル4つ星基準を満たす製品。但し、該当製品のない定格内容積400リットル以下の冷蔵庫については、現時点で省エネレベルが最高水準にある製品(改正前の統一省エネラベル5つ星基準を満たす製品)
- 地上デジタル放送対応テレビ
- 現行の統一省エネラベル4☆基準を満たす製品
- 統一省エネラベルの基準が設定されていない以下の製品につき、現行の統一省エネラベル4☆相当の基準を満たすと認められるもの。
- 液晶ディスプレイテレビ
- プラズマディスプレイテレビ
- 有機ELテレビ
- 地上デジタルチューナー搭載PCモニター
統一省エネラベルの基準で4つ星以下の製品は、省エネ性能が優れていないと言う訳ではなく、その評価は、過去の同クラスの製品の省エネ性能を基準に設定されている。例えば、テレビなら液晶サイズ、アスペクト比、画素数など、それによって細かく区分が分かれていて、全メーカーで共通の基準が設けられている。
評価が5つ星でも、消費電力が大きいクラスの製品は基準となる値も大きいことが多く、もともと消費電力が少ない製品と比較した場合は、4つ星以下の製品よりも消費電力が大きいこともある。買い換えの際は省エネ達成率だけではなく、年間消費電力量も必ず確認したほうが良い。
第1次条件改定
テレビの省エネルギー性能が向上したことから、テレビの対象商品が「2012年基準の統一省エネラベル4☆または5☆を満たす商品」に厳格化され、これを満たしていない商品については2010年(平成22年)4月1日以降に購入した場合対象外となった。
第2次条件改定
エコカー購入補助金の財源が期間満了前に枯渇してしまった反省から、財源確保を図るためさらに厳しくした。
- 2012年基準の統一省エネラベル5☆に対象を限定し、4☆の商品については、2011年(平成23年)1月1日から3月31日までに購入した場合は対象外とする
- 同期間において、これまで3,000点ないしは5,000点の付与対象としていた古い家電製品からの買い替え(リサイクル)を必須条件とし、買い替えポイントを廃止する
- またこれに先立ち、2010年(平成22年)12月1日購入分から付与ポイントを半分前後に減らす
- ^ エコポイント制度、商品カタログに不備 JNN NEWS 2009年(平成21年)8月24日
- ^ 仕事像、クラウドで変化
- ^ MSN産経ニュース
- ^ 伊藤忠商事株式会社 調査情報部 (PDF) Economic Monitor 2010年(平成22年)6月6日
- ^ コジマ株が年初来安値、エコポイント反動響き4-6月は減収減益に
- ^ 経済効果5兆円=家電エコポイント、予算の7倍-政府
- ^ 麻生元首相を絶賛=家電エコポイント制度で-松本環境相
- 1 エコポイントの活用によるグリーン家電普及促進事業の概要
- 2 ポイント付与のための必要書類等
- 3 家電エコポイント申請サポート販売店制度
- 4 沿革
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