エコーズ (ピンク・フロイドの曲)とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > エコーズ (ピンク・フロイドの曲)の意味・解説 

エコーズ (ピンク・フロイドの曲)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/25 02:32 UTC 版)

エコーズ
ピンク・フロイド楽曲
収録アルバムおせっかい
リリース1971年10月30日
録音1971年1月-8月
ジャンルプログレッシブ・ロック
時間23分31秒
レーベルハーヴェスト・レコード
EMI(UK)
キャピトル・レコード(USA)
作詞者ニック・メイスン
デヴィッド・ギルモア
ロジャー・ウォーターズ
リック・ライト
作曲者ニック・メイスン
デヴィッド・ギルモア
ロジャー・ウォーターズ
リック・ライト
プロデュースピンク・フロイド
おせっかい収録順
シーマスのブルース
(5)
エコーズ

エコーズ」(英語: Echoes)とは、1971年にイギリスロックバンドピンク・フロイドが発表した曲。同年発表のアルバム『おせっかい』に収録されている。

解説

この曲は23分31秒にわたる大曲であり、発売当時レコードのB面を丸々占めていた。バンドのメンバー4人全員による共作で、デヴィッド・ギルモアリチャード・ライトがヴォーカルを取っている。

冒頭からしばらく聴かれる「ビィーン!」という音は、1971年1月から始まったアルバムのレコーディングセッションにおいて、リック・ライトが試験的にグランドピアノレスリースピーカーに接続して演奏したところ、そのサウンドを他のメンバーが気に入ったことにより採用された。レコーディングセッションにおいては24近いテーマを作り出し、バンドはそれらを「Nothing Parts 1 to 24」などと呼んでいた。

1971年5月[1]からコンサートで披露され、当初は「Return of the sun of nothing」と呼んでいた。1971年夏頃[2]に「エコーズ」になったとされている。

23分強という長尺ながら、1975年までライブで演奏されており、リック・ライトはコンサートにおいても演奏しやすくかつスタジオテイクともさほど変わらないとコメントしている。ギルモア体制になってからの初のツアーとなった1987年のコンサートでも、最初の数公演でも「エコーズ」が披露された。

2001年にリリースされたバンド初のベストアルバムのタイトルにもなり、「エコーズ」も収録された。こちらは「2001年にバンドがエコーズを作るとしたら、1971年と比べて演奏力や技術も上がっているから23分より短くできるはず」[3]との趣旨で、16分強にカットされたバージョンで収録されている。

デヴィッド・ギルモアは2006年からの『オン・アン・アイランド』ツアーにおいて「エコーズ」を披露している。

脚注

  1. ^ 5月15日のロンドン公演が初演奏とされる。
  2. ^ バンドの来日公演である「箱根アフロディーテ」においてMCが「エコーズ!」と紹介していたとの証言がある(今井壮之助『ピンク・フロイド 幻燈の中の迷宮』八幡書店)。
  3. ^ 『レコード・コレクターズ』2002年1月号のジェイムズ・ガスリーのコメント



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「エコーズ (ピンク・フロイドの曲)」の関連用語

エコーズ (ピンク・フロイドの曲)のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



エコーズ (ピンク・フロイドの曲)のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのエコーズ (ピンク・フロイドの曲) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS