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ウルトラQ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2012/05/29 20:14 UTC 版)

ウルトラQ
放送時間 日曜 19:00 - 19:30(30分)
放送期間 1966年1月2日 - 7月3日(28回)
放送国 日本の旗 日本
制作局 円谷プロダクションTBS
監督 円谷一 ほか
脚本 千束北男 ほか
出演者 佐原健二
西條康彦
桜井浩子 ほか
音声 モノラル放送
オープニング 作曲:宮内國郎

特記事項:
第28話は再放送枠で初公開
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ウルトラQ』(ウルトラキュー) は、ウルトラシリーズ(空想特撮シリーズ)第1作のテレビドラマ

目次

概要

アメリカのテレビドラマ『アウターリミッツ』や『トワイライトゾーン』を意識して作られた特撮SFドラマ。主人公は万城目淳(星川航空パイロット)、戸川一平(パイロット助手)、江戸川由利子(毎日新報報道カメラマン)の3人で、毎回彼らが遭遇する不可思議な事件を描く。モノクロ作品であった。1966年(昭和41年)1月2日から同年7月3日まで、TBS系で毎週日曜日19:00 - 19:30に放送。放送当時の提供は武田薬品工業一社。

制作

1964年の春。円谷特技プロダクションによる特撮テレビ映画の初企画は、フジテレビとの提携で進められていた。社長の円谷英二は、この地球人に協力する不定形宇宙生物の活躍を描く『WOO』を制作するにあたり、当時世界に二台しかない米・オックスベリー社製の高性能光学撮影機「オプチカルプリンター1400シリーズ」を独断で発注してしまった[1]。しかしフジテレビとの調印の当日、『WOO』の制作は中止となってしまう[2]。円谷特技プロは代理店を通じてオックスベリー社にキャンセルを申し入れたが、すでに日本へ向かっている最中であり、当時の価格で4000万円[3]の機械を、円谷特技プロが自社で購入することは不可能であった。幸い、当時TBS映画部に在籍していた円谷一の口添えでTBSが購入を肩代わりすることになり[4]、1964年8月、この高価な機械を生かすために、まだ検討段階にあったSF特撮シリーズ『UNBALANCE』の制作を決定。TBS側としては「世界のツブラヤ」の知名度を生かしての海外販売が前提であった。この時点での契約は1クール13本となっており、TBSは円谷特技プロの見積り通り7千万円の制作費を支給した[5]

当時テレビ映画は映画界からの差別化の要望のために通常16mmフィルムを使用しており、テレビ局には35mmテレシネプロジェクターを導入出来なかったが、円谷英二の「16mmのクォリティでは特撮は出来ない」との主張により劇場映画用と同じ35mmフィルムで撮影、放映用フィルムとして16mmに縮小するという手法が採られた。この破格の撮影環境に、TBS映画部より出向した中川晴之助監督が「カネゴンの繭」でうっかり16mm撮影の調子でキャメラを回し続けて、他の監督から「フィルム喰いのハルゴン」とあだ名を付けられた、というエピソードも残っている[6]。次作「ウルトラマン」からは、特撮を35mm、本編を16mmで撮影する体制が採られている。

『UNBALANCE』には東宝のスタッフ・キャストが数多く集められ、放送スケジュールが未定のまま1964年9月27日から撮影が始まった。本邦初のSF怪奇アンソロジーとして3本のエピソードが完成した『UNBALANCE』だったが、対象視聴者層をより明確にしたいというTBSプロデューサー栫井巍(かこい・たかし)[7]の意向により、怪獣路線へと変更を迫られることとなり、番組のタイトルも11月中に『ウルトラQ』へ改められた。このタイトルは、当時の流行語「ウルトラC」を元に、TBSの編成部に所属していた岩崎嘉一が考案したもので、視聴者に「これは一体何だ?」と思わせる高難易度のクエスチョン、そして高度のテクニックを駆使した特撮テレビ映画という二重の意味が込められていた[8]

「高額な提供料のためにスポンサーがつかず、放送日時が決定したのは1965年12月」と誤解されがちな本作であるが、実態は大きく異なっている。栫井はTBS社内での調査取材の結果、64年暮れには「日曜夜7時からの放送が最適」と考えていたと言う。この時点で65年4月のスタートを予定していたものの[9]、第2クールの制作[10]が決まったために今しばらくの準備期間が与えられることになったのである[11]。そして栫井は、多額の制作費を回収するためとはいえ、スポンサーに高額な提供料を強いるのは無理だということを十分認識していた[12]。常に「じっくり時間をかけ、全シリーズを制作してから、腰を据えて放送にかけるのが諸般の事情から最高の策であろう」という姿勢で臨み[13]、制作現場には放送開始の遅れに対する焦りは見られなかったという。

放送開始日時が正式に決定したのは、65年9月末のことである[14]。これを受けてTBSには「ウルトラ連絡協議会」(略してウ連協)が発足し、TBSとその系列局・円谷特技プロ・武田薬品・広告代理店の宣弘社が一体となって10月から大々的な宣伝作戦を展開していった。また65年10月22日には、スポンサー関連の対応として「五郎とゴロー」のリテイク作業(登場する薬品名が、ヘリプロン結晶Gから青葉くるみに変更された)が行われている[15]

こうして1966年1月2日夜7時、本作の放送が開始された[16]

商品化

円谷英二の方針でもあり、制作にはかなりの予算がつぎ込まれていることから予算の捻出のためTBS管理部の岡崎潔よりキャラクター商品の開発を提案される[17]。放映開始前に契約したのは集英社のみで『少年ブック』に連載が決まった。商品化を申し込む会社があまりに少なかったので、仕方なくキャラクター使用料率を商品価格の5%から3%に引き下げた。さらに放映開始後に本作は高視聴率を取ったが、それでも動く会社は少なかった。視聴率が高く、使用料率が低いとしても、商品にグロテスクな怪獣をつけられないというのが各業界の反応だった。しばらくして極東ノート昭和ノートマルサン商店増田屋斎藤貿易などが商品化を申し込んだので許諾したが、岡崎は「常連はほとんどソッポを向いた」と述べており、「マンガに非ざれば、キャラクターに非ず」という当時の風潮が拒絶された原因だとしている[18]

反響

ほとんどの放送回で視聴率30%台に乗る大人気番組となり、複数の社から発売されたレコードも初版3万枚が短期に完売、最終的にはミリオンセラーを記録するヒットとなった[19]。関連商品も好調で本作を商品化した各社は次作『ウルトラマン』の契約でも優遇された。怪獣のソフトビニール人形(ソフビ人形)は代表的なヒット商品となる。

TBSは次の番組企画も円谷特技プロに依頼、本作の基本構成に、怪獣と戦う専門の組織や巨大ヒーローなどの新基軸を付加する形で具体化させていったのが、本作を上回る人気番組となり、ウルトラシリーズを今日に至る長期コンテンツたらしめた『ウルトラマン』である[20][21]

後年の商品化

長期コンテンツであるウルトラシリーズの第1作として、放映終了後にも様々な形で商品化されている。1985年に全話、全カットを収録したフィルム・ブックス ウルトラQ(全7巻・絶版)が小学館より刊行された。同年に発売されたレーザーディスク版は当時35mmの字ネガフイルムが行方不明(2001年のDVD版発売時に多数発見された)であったが画質重視から本編撮影の35mmから起こされたノンテロップ版映像で販売された。なお、放送用16mmのテロップの映像は巻末に収録された。

平成になってからは藤原カムイにより漫画化され、角川書店より刊行されている。また「デジタルウルトラシリーズ」第3弾としてフィルム(放送用の16mm版)のデジタル修復とDVDソフト化が行われた。

カラー化

2009年発売の『特撮ニュータイプ』10月号で「本作を全話カラー化する」と発表した。また同年4月1日限定でニコニコ動画に「ガラダマ」がカラーで公開されていた。カラー化の企画自体は過去に何度も検討されており、1990年代前半には数分程度の試作もされたが、その時はあまりにも製作費が高額になるため中止となっていた。

今回のカラー化は近年におけるコンピューター関係の急激な発達の賜物である。モノクロフィルムのカラー化を多数手がけているアメリカのビデオ製作会社「Legend Films」と提携し、HDリマスターおよびカラー化された本作を『総天然色ウルトラQ』[1](宣伝用広告)、[2](従来のモノクロ映像との比較)、[3](特報動画)として、45周年である2011年にDVDとBlu-rayで販売された。なお、着色された物の中には実物と異なる物(上野駅名板等)や、演出上・当時の撮影技術の都合により、色が変更されている物もある。

カラー化については#映像ソフトの節も参照のこと。

後年の放送・配信

泉麻人のウルトラ倶楽部ウルトラQ倶楽部については、それぞれの項を参照のこと。

過去にウルトラチャンネルにおいて会員無料および有料配信されていた。2010年4月9日15時よりShowTimeにて全28話が有料アーカイブ配信開始(第1話は会員無料)。

2011年6月27日よりWOWOWにて、前述したカラー化の前提として再度実施されたハイビジョンリマスター版(モノクロ)を放送している。

出演者

出演者(レギュラー/セミレギュラー)

万城目 淳(まんじょうめ じゅん[22]
演:佐原健二(第15話以外の全話に登場)
星川航空のパイロットだが、SF作家を自称し、いつも宇宙旅行の夢ばかり追い続けている。行動力のある熱血漢で、セスナヘリコプターを操縦し、スポーツカーを乗り回し、さまざまな怪事件の調査に乗り出す。
劇中では、一平から「先輩」、由利子から「淳ちゃん」、一ノ谷博士及び関デスクからは「万城目君」と呼ばれている。
小説『ウルトラマンメビウス アンデレスホリゾント』によると、その後SF小説家となり、パイロット時代に遭遇した事件を下敷きとしたノンフィクション作品を『ウルトラQ』の題で発表したとされている。
映画『大決戦!超ウルトラ8兄弟』でも、演者は佐原のまま、超常現象に詳しいSF作家として登場した。
戸川 一平(とがわ いっぺい)
演:西條康彦(第5・15話以外の全話に登場)※第4・7・22・25話のみクレジットは西条康彦
星川航空のパイロット助手。淳の元で働く見習いで、共に怪事件の調査をする。セスナの操縦の腕はまだまだだが、ヘリコプターはOK。おっちょこちょいのムードメーカーだが、時々鋭い勘を働かせる。
劇中では、万城目から「一平」、由利子及び一ノ谷博士からは「一平君」と呼ばれている。
江戸川 由利子(えどがわ ゆりこ)
演:桜井浩子(第5・15話以外の全話に登場)
毎日新報の女性カメラマン。かつ記者でもある。男勝りで好奇心が強く、淳と一平と共に怪事件の調査をする。
劇中では主に「由利ちゃん」と呼ばれているが、関デスクが「江戸川君」と呼ぶこともある。
一ノ谷(いちのたに)博士
演:江川宇礼雄(第3・4・8・12・13・22・25・27・28話に登場)※研究所の表札は「一の谷」
一の谷研究所の所長。世界的な権威を持つ学者で、万城目達3人からは「先生」と呼ばれ、良きアドバイザーとして怪事件を解決に導く。
ウルトラマン』に登場した科学特捜隊は設定では、一ノ谷博士らが中心となって日本支部を立ち上げたとされている。また同作の10話の初期稿の段階でジラースを操る博士として再登場が予定されていた。
関(せき)デスク
演:田島義文(第1 - 3・11・14・17・19・20・22 - 25話に登場)※第17話は声のみ
毎日新報の編集長。報道に誇りを持つ仕事の鬼だが、人情家の一面もある、いつも由利子に怪事件の調査を依頼する。主に「デスク」と呼ばれている。
本多(ほんだ)助手
演:岡部正(第3・25・27・28話に登場)※第25話のみノンクレジット
一の谷研究所の研究員。苦労をいとわない優秀な助手。
相馬(そうま)記者
演:加藤春哉(第3・22・25話に登場)
毎日新報の社会部記者(第3話では自ら「ぼくは芸能記者ですから」と言っている)。関デスクから怪事件の調査を頼まれるが、気が弱くいつも断っている。
劇中では、関デスクから「相馬君」、由利子からは「相馬ちゃん」と呼ばれている。
杉本(すぎもと)カメラマン
演:宇野晃司(第22・25話に登場)
毎日新報のカメラマン。新婚。相馬記者と共に行動する。第25話においてセスナのパイロットとともに遭難事故に遭い、死亡した。
劇中では相馬記者から「杉ちゃん」と呼ばれている。
ナレーター
石坂浩二(第6・15・21・24話以外の全話)
ほとんどがオープニングやエンディングのナレーションだが、第26話で唯一劇中で深海怪獣ピーター学名・アリゲトータス)について解説のナレーションがある。
初期作品のエンディング・ナレーションには旧タイトルの「UNBALANCE」に因み、「アンバランス・ゾーン」の語句が使われている(「甘い蜜の恐怖」ではオープニング・ナレーションに使われている)。
第4・22・25話(第25話は秘蔵ナレーターのみ)の3話に限り、エンディングの最後に「では、また来週まで…」のナレーションが入った。

ゲスト出演(50音順)

※本作は大変出演者が多いので、以下の基準で記す。

  1. 各エピソードのキーパーソン
  2. 著名な芸能人が演じる人物
  3. 特撮ジャンル作品に出番の多い俳優が演じる人物
  4. 著名な関係者の特別出演
  • 相沢治夫:「ゴーガの像」対策本部長・大野
  • 青野平義:「バルンガ」奈良丸明彦
  • 青柳直人:「地底超特急西へ」イタチの相棒・ヘチマ
  • 東美江:「カネゴンの繭」銀行事務員
  • 麻生みつ子:「カネゴンの繭」カネゴン / 加根田金男の声 ※ノンクレジット
  • 天本英世:「あけてくれ!」SF作家・友野健二
  • 有馬昌彦:「東京氷河期」沢村照男
  • 池田生二:「宇宙からの贈りもの」宇宙開発局・広報官、「甘い蜜の恐怖」吾作 ※第3話はノンクレジット
  • 石川進:「地底超特急西へ」新東京駅・西岡主任
  • 石崎二郎:「海底原人ラゴン」石井博士
  • 石田茂樹:「五郎とゴロー」野猿研究所所員・松崎、「南海の怒り」コンパス島酋長、「あけてくれ!」警視庁・瀬川主任
  • 磯野秋雄:「育てよ! カメ」太郎の父
  • 維田修二:「ガラモンの逆襲」電波研究所・係官
  • 市川和子:「SOS富士山」タケルの姉・光子
  • 伊藤久哉:「206便消滅す」206便・飯島機長
  • 伊藤実:「東京氷河期」「206便消滅す」両話とも羽田管制塔・管制官、「カネゴンの繭」銀行員 ※第15話はノンクレジット
  • 伊原徳:「鳥を見た」見回りの動物園飼育係、1/8計画応募者B ※両話ともノンクレジット
  • 伊吹徹:「ペギラが来た!」南極基地越冬隊・伊東隊員
  • 入江正徳:「ゴーガの像」対策本部・早田
  • 岩下浩:「甘い蜜の恐怖」伊丹一郎
  • 岩本弘司:「クモ男爵」灯台職員・竹井
  • 上田忠好:「南海の怒り」通訳・南
  • 上原正三:「地底超特急西へ」いなづま号取材記者(由利子の隣) ※カメオ出演
  • 内海賢二:「ペギラが来た!」鈴木副隊長の声 ※ノンクレジット
  • 江幡高志:「海底原人ラゴン」酔漢・立花(ラゴンに襲われる漁師)
  • 江原達怡:「ゴメスを倒せ!」毎日新報・新田記者
  • 大泉滉:「育てよ! カメ」太郎の担任
  • 大塚周夫:「地底超特急西へ」靴磨きの客A
  • 大西康雅:「変身」村人
  • 大村千吉:「ゴメスを倒せ!」東海弾丸道路建設作業員A(アル中作業員) ※大林千吉とクレジット
  • 緒方燐作:「206便消滅す」206便・副操縦士
  • 奥村公延:「地底超特急西へ」いなづま号・小山運転士、「あけてくれ!」アマチュアカメラマン ※第28話はノンクレジット
  • 小美野欣二:「宇宙指令M774」巡視船「ねぎし」・大木航海士
  • 笠間雪雄:「ゴーガの像」タミの父・瀬川大使
  • 勝部演之:「海底原人ラゴン」漁師・川崎 ※クレジットでは勝部寅之
  • 勝部義夫:「五郎とゴロー」「マンモスフラワー」両話とも毎日新報記者「バルンガ」東都新聞記者 ※第2話、第4話はノンクレジット
  • 金井大:「SOS富士山」横山巡査
  • 神山卓三:「カネゴンの繭」戸野山巡査
  • 河辺昌義:「悪魔ッ子」ドライバー
  • 城所英夫:「虹の卵」糸魚川博士
  • 義那道夫:「ガラモンの逆襲」遊星人Q
  • 桐野洋雄:「五郎とゴロー」毎日新報・伊藤記者、「206便消滅す」オリオンの竜(劇中ではオリオン太郎)
  • 金城哲夫:「宇宙からの贈りもの」宇宙開発局員B、「地底超特急西へ」いなづま号車掌、「1/8計画」渋谷駅の階段を駆け上がる男、「南海の怒り」毎日新報記者 ※カメオ出演
  • 工藤堅太郎:「燃えろ栄光」相川(ダイナマイト)ジョー
  • 久保明:「南海の怒り」雄三
  • 黒木順:「ペギラが来た!」南極基地越冬隊・鈴木副隊長
  • 黒沢年男:「海底原人ラゴン」漁師・利夫 ※クレジットは黒沢年夫
  • 黒部進:「甘い蜜の恐怖」木村重夫
  • 小泉博:「206便消滅す」羽田管制塔・金子主任
  • 小杉義男:「悪魔ッ子」魔術師・赤沼
  • 小林昭二:「2020年の挑戦」天野二等空佐
  • 小林志津雄:「ガラダマ」武、「ガラモンの逆襲」ツトム(トラックの中で電子頭脳を見た少年) ※第13話はノンクレジット、第16話のクレジットは小林志津夫
  • 小宮山清:「ゴメスを倒せ!」次郎の声、「カネゴンの繭」アキラの声 ※いずれもノンクレジット
  • 権藤幸彦:「悪魔ッ子」トラック運転手
  • 嵯峨善兵:「虹の卵」原子力発電所・所長
  • 堺左千夫:「マンモスフラワー」東京広告社支配人、「1/8計画」1/8計画係員B
  • 坂部紀子:「悪魔ッ子」リリー
  • 桜井俊道:「カネゴンの繭」アキラ
  • 笹川恵三:「海底原人ラゴン」高山漁業組合長
  • 佐々容子:「あけてくれ!」沢村の娘・恵子
  • 佐田豊:「ガラモンの逆襲」東南大学・警備員、「あけてくれ!」沢村の上司
  • 佐藤功一:「宇宙からの贈りもの」強盗犯
  • 佐藤英明:「東京氷河期」沢村治夫
  • 沢井桂子:「甘い蜜の恐怖」長谷川愛子
  • 渋谷英男:「五郎とゴロー」毎日新報・林記者 ※クレジットは澁谷英雄
  • 清水元:「甘い蜜の恐怖」長谷川試験場長
  • 白川ひかる:「虹の卵」ピー子(批伊子)
  • 杉裕之:「東京氷河期」羽田管制塔・管制官
  • 鈴木和夫:「五郎とゴロー」五郎
  • 鈴木治夫:「五郎とゴロー」毎日新報記者、「バルンガ」国立科学博物館員、「206便消滅す」オリオンの竜を護送中の刑事 ※第2話はノンクレジット
  • 鈴木泰明:「ガラダマ」「南海の怒り」両話とも毎日新報記者 ※全てノンクレジット
  • 須田準之助:「悪魔ッ子」赤沼魔術団・団員(鏡の前の男)
  • 高木弘:「南海の怒り」ジラー
  • 高嶋英志郎:「SOS富士山」タケル
  • 高田稔:「マンモスフラワー」源田博士
  • 高橋征郎:「バルンガ」サタン1号パイロット(奈良丸明彦の息子)
  • 高橋紀子:「南海の怒り」アニタ
  • 滝田裕介:「クモ男爵」葉山
  • 田崎潤:「宇宙からの贈りもの」宇宙開発局・坂本長官
  • 立石愛子:「育てよ!カメ」乙姫
  • 田原久子:「ゴーガの像」アリーン / リャン・ミン(暗号名=A3)
  • 珠めぐみ:「海底原人ラゴン」石井文子(石井博士の妹)
  • 田村奈巳:「ペギラが来た!」南極基地越冬隊・久原羊子隊員 ※クレジットは田村奈己  
  • 塚本信夫:「地底超特急西へ」相川教授
  • 津沢彰秀:「鳥を見た」三郎少年
  • 辻沢敏:「カネゴンの繭」加根田金男
  • 津田光男:「マンモスフラワー」対策本部長
  • 土屋詩朗:「宇宙からの贈りもの」宇宙開発局・山下 ※ノンクレジット
  • 土屋靖雄:「2020年の挑戦」毎日新報・友田記者 ※クレジットは土屋靖男
  • 土屋嘉男:「五郎とゴロー」野猿研究所所員・小野 ※クレジットは土屋嘉雄
  • 堤康久:「あけてくれ!」異次元列車・車掌
  • 鶴賀二郎:「クモ男爵」竹原
  • 当銀長太郎:「育てよ! カメ」銀行ギャング・内田
  • 東郷晴子:「あけてくれ!」沢村トミ子
  • 富田浩太郎:「ガラダマ」東南大学物理学研究室・植田
  • 富田仲次郎:「ゴメスを倒せ!」東海弾丸道路・中村作業係長
  • 中尾隆聖:「ガラダマ」守(チルソナイトを発見した少年) ※クレジットは南谷智晴
  • 中島春雄:「甘い蜜の恐怖」県警隊長
  • 中島洋:「カネゴンの繭」チビ
  • 中真千子:「変身」あや子(浩二の婚約者)
  • 中村和夫:「育てよ! カメ」浦島太郎
  • 中山豊:「マンモスフラワー」東京広告社社員、「鳥を見た」漁師
  • 永井柳太郎:「クモ男爵」灯台長
  • 夏木順平:「宇宙からの贈りもの」大倉島・自警団員B、「1/8計画」S13地区・警官 ※両話ともノンクレジット
  • 新田勝江:「ガラダマ」長谷先生(守の担任)
  • 二瓶正也:「五郎とゴロー」牛乳運搬トラック運転手・森下、「育てよ! カメ」銀行ギャング・佐東、「カネゴンの繭」中松工事監督の助手
  • 沼田曜一:「ガラモンの逆襲」トラック運転手・牛山
  • 野村昭子:「カネゴンの繭」金男の母
  • 野村浩三:「変身」浩二(巨人)
  • 野本礼三:「東京氷河期」毎日新報・秀山記者
  • 羽佐間道夫:「燃えろ栄光」実況アナウンサー
  • 浜田寅彦:「カネゴンの繭」金男の父
  • 春江ふかみ:「虹の卵」お婆ちゃん
  • 晴乃タック:「SOS富士山」岩石処理作業員A
  • 晴乃チック:「SOS富士山」岩石処理作業員B
  • 日恵野晃:「ゴーガの像」ゼロ
  • 平井三般子:「ガラダマ」由美
  • 平田昭彦:「ガラモンの逆襲」電波監視所・花沢主任
  • 福田豊土:「ガラダマ」大木先生 ※クレジットは福田豊士
  • 藤田進:「宇宙指令M774」巡視船「ねぎし」・松田船長
  • 古田俊彦:「育てよ! カメ」刑事
  • 古谷徹:「ガラダマ」満 ※ノンクレジット
  • 古谷敏:「マンモスフラワー」お堀の野次馬、「ゴーガの像」岩倉の部下・蜂 ※両話ともノンクレジット
  • 星紀市:「虹の卵」トラック運転手の助手
  • 星清子:「育てよ! カメ」太郎の母
  • 穂積隆信:「燃えろ栄光」ビル大山(マリンファンタムショーのマネージャー)
  • 本郷淳:「SOS富士山」富士火山研究所・早川技官
  • 牧よし子:「カネゴンの繭」おたすけ教の巫女
  • 増岡弘:「バルンガ」ドライバーの声、病院の見舞い客の声 ※ノンクレジット
  • 松下達夫:「ゴーガの像」岩倉孫一郎(国際密輸団のボス)
  • 松本克平:「ペギラが来た!」南極基地越冬隊・天田隊長
  • 松山照夫:「地底超特急西へ」川田記者
  • 水木恵子:「宇宙指令M774」一条貴世美(ルパーツ星人ゼミ)
  • 満田かずほ:「鳥を見た」警官 ※カメオ出演
  • 宮川洋一:「虹の卵」トラック運転手
  • 宮田芳子:「悪魔ッ子」刀の曲芸師・珍
  • 向井淳一郎:「マンモスフラワー」警察幹部
  • 武藤英司:「燃えろ栄光」奥井林太郎プロモーター
  • 村岡順二:「ゴメスを倒せ!」次郎、「育てよ!カメ」竹男 ※第6話はノンクレジット
  • 村上冬樹:「1/8計画」S13地区区長
  • 森川公也:「燃えろ栄光」スポーツ記者
  • 森野五郎:「ゴメスを倒せ!」金峰山洞仙寺・住職
  • 森山周一郎:「ペギラが来た!」南極基地越冬隊・池田隊員
  • 八代美紀:「206便消滅す」206便・スチュワーデス・木村英子
  • 柳谷寛:「2020年の挑戦」宇田川刑事、「あけてくれ!」沢村正吉
  • 山形鈴子:「ゴーガの像」タミ ※クレジットは山県鈴子
  • 山崎洋:「宇宙指令M774」星川航空パイロット、「ゴーガの像」N2
  • 山村哲夫:「地底超特急西へ」イタチ
  • 山本廉:「ゴメスを倒せ!」東海弾丸道路建設作業員C
  • 山谷初男:「ゴーガの像」岩倉の部下・猫 ※ノンクレジット
  • 若林映子:「クモ男爵」今日子
  • 若原啓子:「ガラダマ」綾子
  • 和久井節緒:「地底超特急西へ」靴磨きの客B ※クレジットは我久井節緒
  • 和沢昌治:「南海の怒り」雄三の父(第五太平丸船長)
  • 渡辺文雄:「カネゴンの繭」中松工事監督(ヒゲおやじ)

スーツアクター

  • 中島春雄(第1話:ゴメス・第18話:パゴス[23]
  • 福留幸夫(第2話:ゴロー・第6話:ガメロン・第8話:モングラー・第27話:トドラ)※第8話のクレジットは福留幸雄
  • 清野幸弘(第5話・第14話:ペギラ)※両話ともクレジットは清野弘幸
  • 中村晴吉(第7・10・15・26話)(ゴルゴス、M1号、カネゴン、ピーター)
  • 高橋実(第13話・第16話:ガラモン)※第16話のクレジットは高橋稔
  • 義那道夫(第16話:セミ人間)
  • 古谷敏(第19話:ケムール人・第20話:ラゴン)

登場した架空の事物

シトロネラアシッド
原始怪鳥リトラが天敵の古代怪獣ゴメスと闘う際にくちばしから吐き出す強酸性の溶解液。ゴメスを倒すことに成功するが、これを使うことでリトラ自身も絶命してしまう[24]。命名は脚本の千束北男(飯島敏宏)による。「アシッド」とは「酸」のことであり、書籍によっては「シトロネラ酸」とも記述される。かんきつ系の香りを持つイネ科の植物シトロネラ(citronella)あるいはそれから精製されるシトロネラ油(citronella oil)からとられた名称。
炭酸ガス固定剤
源田博士が開発した薬剤。炭酸ガスを強力に固定化して植物の炭酸同化作用を阻害するジュラン枯死作戦に使用される。万城目がセスナで上空から振り撒き、地下の自衛隊による根への火炎放射と連携させて退治に成功。
梶田興治監督の発案[25]である。企画段階では、根からアンモニア水を吸わせて退治するとされていた。
ペギミンH
南極大陸に生息する架空のコケの成分から抽出した物質で、冷凍怪獣ペギラが苦手とするため、これを退治するために用いられた。コケは遭難した犬を越冬させるほどの滋養に富むが、ペギラと同環境に生息するアザラシに対しては毒物として働く。二度にわたる使用でも効果はペギラを退治するまでには至らず、追い払うに留まっている。
ハニーゼリオン
木村重夫が開発した高性能栄養剤。ローヤルゼリーの何十倍かの効力を持つが、副作用により生物を巨大化させることを知っていた同僚の伊丹一郎がこの開発をねたんで故意に温室にモグラを侵入させモングラーを誕生させることになる。
制作時には「ラゼリーB1」と呼称されていたが、スポンサーである武田薬品への配慮から、薬品らしさを緩和しハニーゼリオンに変更された。
シナリオ準備稿では「キムラ・スーパー・ゼリー」。
ネオニュートロン液
糸魚川博士が開発した薬剤。地底怪獣パゴスの体細胞を風化させる作用を持つため、ミサイルの弾頭に搭載されパゴス攻撃に使用された。ニュートロンは中性子を表す英語neutronから。
Kミニオード
神田博士が発明製作した電子部品。Xチャンネル光波を発生させる主要部品となる。当初、神田博士が工場に試作させたKミニオードが、博士の失踪後に見つかりケムール人攻撃に使用される。東京タワーに取り付けられ、発信された光波でケムール人を倒した。「オード」は、「ダイオード(diode)」などに見られる電子工学で電極を意味する接尾辞「-ode」から。
青葉くるみ
旧日本軍が衰弱した兵士に服用したという特殊栄養剤。大量に摂取すると甲状腺ホルモンに異常をきたし、身体の急激な成長を促す。野猿研究所へ忍び込んだクモザルゴローが300個も食べてしまい、50メートルの巨猿と化した。
制作時には「ヘリプロン結晶G」と呼称されていたが、「ラゼリーB1」と同様にスポンサーである武田薬品への配慮から、薬品らしさを緩和し青葉くるみに変更され、一部関連シーンが再撮影された(変更前のフィルムはDVD-BOXの特典映像として収録されている)。中城健の漫画版では「ヘリプロン結晶G」と記載されている。
チルソナイト
三国山脈の弓ヶ谷に落下した隕石(ガラダマ)の材質。非常な高熱で溶解された珪酸アルミニウムの一種でガラス状結晶体。金属物質のようで非常に軽いが、超硬質のためグラインダーを使って分解しようとしても歯が立たなかった。ダムに落下した巨大なガラダマの材質も同種の物質であった。
ウルトラセブン』第2話「緑の恐怖」ではワイアール星から飛来した隕石チルソナイト808として登場している。
電波遮蔽網
東南大学物理学教室において、一ノ谷博士の研究メンバーが開発した鳥籠のような形をした特殊な網。これを被せるとチルソナイトの隕石(ガラダマ)から発するガラモンの誘導電波を遮断する。誘導電波が遮断されるとガラモンは動きが緩慢になり、やがて口から液体を吐き動かなくなる。続編「ガラモンの逆襲」では、折りたたんで携帯できるよう、シート状に改良された。
S13地区
政府の人口対策計画「1/8計画」で、街も人間も1/8に縮小されたモデル都市。
熱原子X線
一ノ谷博士が開発した熱原子を応用した強力な高エネルギー光線を発射する装置。猛獣なら一撃だが、元々人間である巨人こと浩二に対しては本人を殺しかねないリスクがある。一ノ谷博士は巨人になった原因の巨大なモルフォ蝶の毒素だけを分解し浩二を元の体に戻すことに成功した。企画段階『UNBALANCE』での脚本では元に戻らずに絶命する予定だった。
アランカ帝国
「ゴーガの像」の言い伝えに出てくる古代国家。6,000年前に、一夜にしてゴーガによって滅亡した。
超特急列車「いなづま号」
東京 - 北九州を最高時速450キロで突っ走る、20世紀最後の弾丸列車。全区間のほとんどが山地を掘り抜いたトンネルであることから、別名「地底超特急」とも呼ばれる。車内で突然細胞分裂を起こして急成長した人工生命M1号に運転室を乗っ取られ、暴走した。
番組制作当時は東海道新幹線しか無く、新大阪から先の山陽新幹線は用地買収や初期工事の段階だったので、東京から福岡県まで乗り換え無しの特急1本で移動できるというのは実に夢物語だった。
日本沈没説
第20話で石井博士が提唱した学説。大規模な地殻の変動により、近い将来に日本列島のほとんどが海面下に没するというもの。あまりにも突飛な学説なので誰にも信じてもらえず、博士は学界からも異端児扱いされていた。しかし、博士が調査・研究のために在住していた岩根島だけはたった1日で沈み、学説はまんざらでたらめではないことが立証された。

スタッフ

  • 監修:円谷英二
  • 製作:円谷英二、拵井巍(TBS)、渋沢均(TBS)
(監督、脚本、特技監督は放映リスト参照)

本編

  • 原案:金城哲夫(第22話)、熊谷健(第25話)
  • 撮影:内海正治、長谷川清、田島文雄
  • 照明:小林和夫、後藤忠雄
  • 美術:清水喜代志
  • 音楽:宮内國郎
  • 編集:兼子玲子、小畑長蔵、氷見正久
  • 効果:沢田一郎、知久長
  • 録音・現像:キヌタ・ラボラトリー、藤縄正一
  • 助監督:満田かずほ、吉高勝之
  • 制作担当者:守田康司、広岡常男、真木照夫

特殊技術

  • 制作:TBS、円谷プロダクション

放送リスト

※各怪獣の詳細はウルトラQの登場怪獣を参照。

放送日 放映順 制作順 サブタイトル 登場怪獣・宇宙人 監督 特技監督 脚本
1966年1月2日 1 12 ゴメスを倒せ! 古代怪獣ゴメス
原始怪鳥リトラ
円谷一 小泉一 千束北男
1966年1月9日 2 7 五郎とゴロー 巨猿ゴロー 円谷一 有川貞昌 金城哲夫
1966年1月16日 3 5 宇宙からの贈りもの 火星怪獣ナメゴン 円谷一 川上景司 金城哲夫
1966年1月23日 4 1 マンモスフラワー 巨大植物ジュラン 梶田興治 川上景司 金城哲夫、梶田興治
1966年1月30日 5 14 ペギラが来た! 冷凍怪獣ペギラ 野長瀬三摩地 川上景司 山田正弘
1966年2月6日 6 11 育てよ! カメ 大ガメ ガメロン
怪竜
乙姫
中川晴之助 小泉一 山田正弘
1966年2月13日 7 27 SOS富士山 岩石怪獣ゴルゴス 飯島敏宏 的場徹 金城哲夫、千束北男
1966年2月20日 8 10 甘い蜜の恐怖 モグラ怪獣モングラー 梶田興治 川上景司 金城哲夫
1966年2月27日 9 13 クモ男爵 大グモ タランチュラ 円谷一 小泉一 金城哲夫
1966年3月6日 10 28 地底超特急西へ 人工生命M1号 飯島敏宏 的場徹 山浦弘靖、千束北男
1966年3月13日 11 16 バルンガ 風船怪獣バルンガ 野長瀬三摩地 川上景司 虎見邦男
1966年3月20日 12 6 鳥を見た 古代怪鳥ラルゲユウス 中川晴之助 川上景司 山田正弘
1966年3月27日 13 17 ガラダマ 隕石怪獣ガラモン 円谷一 的場徹 金城哲夫
1966年4月3日 14[26] 15 東京氷河期 冷凍怪獣ペギラ 野長瀬三摩地 川上景司 山田正弘
1966年4月10日 15 20 カネゴンの繭 コイン怪獣カネゴン 中川晴之助 的場徹 山田正弘
1966年4月17日 16 26 ガラモンの逆襲 隕石怪獣ガラモン
宇宙怪人セミ人間
野長瀬三摩地 的場徹 金城哲夫
1966年4月24日 17 8 1/8計画 1/8縮小人間 円谷一 有川貞昌 金城哲夫
1966年5月1日 18 21 虹の卵 地底怪獣パゴス 飯島敏宏 有川貞昌 山田正弘
1966年5月8日 19 22 2020年の挑戦 誘拐怪人ケムール人 飯島敏宏 有川貞昌 金城哲夫、千束北男
1966年5月15日 20 24 海底原人ラゴン 海底原人ラゴン 野長瀬三摩地 的場徹 山浦弘靖、大伴昌司、野長瀬三摩地
1966年5月22日 21 19 宇宙指令M774 キール星人[27]
ルパーツ星人
宇宙エイ ボスタング
満田かずほ 的場徹 上原正三
1966年5月29日 22 3 変身 巨人
巨蝶モルフォ蝶
梶田興治 川上景司 北沢杏子
原案:金城哲夫
1966年6月5日 23 23 南海の怒り 大ダコ スダール 野長瀬三摩地 的場徹 金城哲夫
1966年6月12日 24 25 ゴーガの像 貝獣ゴーガ 野長瀬三摩地 的場徹 上原正三
1966年6月19日 25 2 悪魔ッ子 悪魔ッ子 梶田興治 川上景司 北沢杏子
原案:熊谷健
1966年6月26日 26 18 燃えろ栄光 深海生物ピーター 満田かずほ 的場徹 千束北男
1966年7月3日 27[26] 9 206便消滅す 四次元怪獣トドラ 梶田興治 川上景司 山浦弘靖、金城哲夫
原案:熊谷健
1967年12月14日 28[28] 4 あけてくれ! 異次元列車 円谷一 川上景司 小山内美江子
  • 1965年12月25日に放送前特番『ウルトラQは怪獣の世界』が15分枠で放送。進行役は漫才コンビの晴乃チック・タック
  • 海外で放送することも前提に制作され、本編のサブタイトル・スタッフ・キャストを表示するテロップが別に制作されていた。そのため、1980年代の再放送や東映からの最初のビデオソフトの発売時には、テロップの原版がほとんど所在不明となっていたため、東映ビデオ事業部や各放送局は独自のテロップを本編に挿入していた。そういう背景もあり、1984年の朝日放送における再放送時、第25話「悪魔ッ子」は「悪魔子」と誤表記[29]で放送された。
  • 朝日ソノラマの「ウルトラマン白書」や「別冊宝島 ウルトラマン誕生編」に掲載された制作No.は台本表紙の数字を引用したもので、正しくは「脚本No.」と呼ぶべきものである。それ故、実際の撮影順とは大きな違いがある。ここでは、ヤマダ・マサミ著「ウルトラQ伝説」で作成された制作順リスト(現存する市川利明の制作ノートや円谷特技プロの撮影予定表、高山良策の怪獣造型日誌に基づく)を参考にした。
  • 栫井巍は、試写会での評判が最も高かった「宇宙からの贈りもの」を放映第1話に決めていた。しかし65年12月上旬、円谷一監督が「無理をして脚本を書いてくれた飯島さんへの恩返しとして、『ゴメスを倒せ!』を初回に持ってきてくれないだろうか」と提案してきたという。

音楽

オープニングテーマ曲

本作品のテーマ曲は、劇中で使用されたヴァージョンだけでも3種類が存在する。まず制作Aブロックの「マンモスフラワー」「変身」には、M-2編集済が使われた。続くBブロックの「あけてくれ!」「宇宙からの贈りもの」では、M-2編集済が中間部最初の二小節を繰り返さないように短縮された形で使用されている。制作Aブロックだったにもかかわらず、「悪魔ッ子」だけM-2編集済が使われずに、制作Cブロック以降のヴァージョン(M-2T2)が選曲されているのは、後にタイトル部分の撮り直しを行ったためだという。全28話中、このM-2T2は実に22話分で使われた最も馴染みの深いテイクである。現存するマスターテープのリストには、本編で使われたテーマ曲とは別に使われなかったテーマ曲(M-2T1)、テーマ曲をアレンジしたもの(M-3、M-3B)、テーマ曲の編集用素材(M-2B1、M-2B2、M-2B2T2)など6つのパターンが収録されている。また、「育てよ! カメ」「カネゴンの繭」の両話は子役が主役のストーリー設定のため、それぞれの作品で別にテーマ曲が作曲されている。なお『ウルトラマン』第21話「噴煙突破せよ」でケムラーの出現場面に本作品のテーマ曲が途中からではあるが使われている。

主題歌

「大怪獣の歌」
「ウルトラマーチ」
  • 作詞:東京一 / 作曲:宮内國郎 / 歌:みすず児童合唱団
二曲とも本編では使用されていない。放映開始後の爆発的な番組のヒットに伴い、急遽作成された商品のひとつ。各社にわたってリリースされ、ソノシート形式でのものも多い。3月以降に相次いで行われた展示イベント、アトラクションショーなどの場内音楽で大いに活用された。

劇伴音楽

本作品のBGMは総数300曲近い厖大な曲数に及んでいる。汎用楽曲という“M”を冠する曲が録音され、各エピソード用に作曲されて随時録音されている。東宝特撮映画『ガス人間第一号』(音楽担当は宮内國郎)に使われたBGMが流用され、怪獣出現シーンやクライマックスなど重要なポイントで多用されているが、これらの曲を除いて新規に作曲されたオリジナル曲は251曲も存在する(本編未使用曲、NG曲を含む)。「ウルトラQ」のロゴが回転する有名なオープニングタイトルのバックに流れるBGM(M-1T2)は、特殊楽器が専門で奏者でもある渡邊淳が持参したウッドブロックキハーダ胡弓、玩具類などを中心に使って演奏されている。本作品のBGMはその後、『ウルトラマン』や『快獣ブースカ』に流用されている。

未使用シナリオ

()内は脚本家()のない物は脚本家不明。

【「UNBALANCE」の企画書に添付されたサンプルストーリー】

  • 幽霊自動車(馬淵薫(原案:金城哲夫半村良)) - 脚本まで作られたが、TBSのプロデューサーから怪獣路線に変更するに意向よりこの作品は未制作となった。
  • 突然変異
  • 霊界放送局(大伴昌司
  • 女王蜂の恐怖(金城哲夫)
  • 魔の一夜(金城哲夫)
  • 宇宙新婚旅行(金城哲夫)
  • マグマ(福島正実
  • 宇宙バクテリア(福島正実)
  • 魔のグランプリ(光瀬龍

【第1クール制作中に準備されたストーリー】

【第2クール制作前に作られたサンプルストーリー(原案)】

  • 河童襲来 - プロット集では削除
  • 甲虫EX号を撃滅せよ
  • スペースマーチ - プロット集では削除
  • 羅生門の鬼 - プロット集では削除
  • 海から来た友達
  • エイ旋風東京を襲う
  • ゲロンガ出現す
  • 宇宙細菌作戦
  • ヒトデーの夜と霧
  • クラプトン襲来す

【プロット集「ウルトラQ テーマの部分」に掲載された作品】

  • 地震源ナマラー
  • クラゲモンの襲来(上原正三) - 準備稿「Oil SOS」「東京SOS」(決定稿で「Oil SOS」に戻る)が作成されるが未制作。
  • ケムラーの逆襲(山浦弘靖) - 『ウルトラマン』に「ケムラー」という同名怪獣が存在する。
  • ゴロー対スペースモンスター(金城哲夫) - 第2話「五郎とゴロー」の続編になる予定だった作品。
  • ゲロンガ対山椒ラウス - 平成18年(2006年)1月14日放送の『ウルトラマンマックス』第29話の回想場面で、40年前のテレビ番組『UNBALANCE』の撮影場面に登場。脚本名に「山椒ラウスの逆襲」が使われ、実際の怪獣として牛鬼怪獣ゲロンガが登場。
  • 奇怪島探検
  • さまよえる蠍
  • ミミモンズ撃滅作戦
  • M87星雲より!
  • 蝶になった少女

【第2クール制作中に準備された作品】

  • oil S・O・S(上原正三) - 円谷一監督で1965年5月11日~17日にかけて本編の撮影が予定されていたが、ロケ先からのクレームで未制作となった。怪獣クラプトンの操演モデルはボスタングに流用(『ウルトラマン』第13話に同名作品)
  • 火星のバラ(金城哲夫)(昭和43年(1968年) - 野長瀬三摩地監督で、1965年9月~10月にかけて制作予定だったが、予算等の問題で未制作となった。「TBSコミックス/梅田プロデュースセンター刊」1月増刊号に鬼童譲二のまんがとして掲載
  • ガラダマの谷(金城哲夫) - ガラモンとは別の宇宙怪獣が登場する内容
  • キリがない(万福寺百合) - 「カネゴンの繭」と同時進行で制作する予定で準備稿2種と決定稿まで作成され、それに合わせて劇伴の追加録音も行われたが予算等の問題で1965年9月6日に未制作となった。なおこの作品に登場する怪獣は吸水怪獣(名前不詳)でカイメンのような怪獣だった。小学館『ウルトラマンDNA』Vol.1(2004年)に復刻掲載。

【幻の第3クール用に準備された作品】

  • 怪獣同士のトーナメント戦による戦いが予定され、タイトルが判明しているもの以外にもペギラ及びトドラ、未制作のクラプトンも候補に挙がっていた。この解説は「週刊ウルトラマンオフィシャルデータファイル」にも記載されている。
  • パゴス対ギョオ(魚型怪獣、ピーターも候補)
  • ゴロー対スペースモンスター(ガラモン)、
  • 東京大津波(パゴス対ケムール人対ガラモン)

【その他の未制作作品】

  • バクたる(万福寺百合) - このストーリーをベースにした『ウルトラマンティガ』第40話が、平成9年(1997年)6月7日に放送された
  • ゴメス対ナメゴン - オリジナル作品としてソノシートに収録されている。

漫画

  • 月刊少年ブック(集英社)
    • 鳥を見た 1966年春休み増刊号 中城健太郎
    • ガラモンの逆襲 1966年5月号 川崎のぼる
    • 2020年の挑戦 1966年6月号 中城健太郎
    • 燃えろ栄光 1966年7月号付録 中城健太郎
    • SOS富士山 1966年夏休み増刊号別冊付録 森ひろし
    • ペギラが来た! 1966年8月号 中城健太郎
    • ペギラ対ゴルゴス 1967年3月号別冊付録 古城武司
    • 大ガラモンの恐怖 1967年4月号別冊付録 古城武司
    • パゴスの虹 1967年5月号別冊付録 古城武司
    • ゴメスの怒り 1967年6月号別冊付録 古城武司
    • 全怪獣大決戦・怪獣列島 1967年8月号別冊付録 旭丘光志
  • 少年ブック・コミックス ウルトラQ(集英社)
    • ゴメスを倒せ! 1966年6月号 中城健太郎
    • 五郎とゴロー 1966年6月号 中城健太郎
    • 206便消滅す 1966年7月号 中城健太郎
    • 南海の怒り 1966年7月号 中城健太郎
    • クモ男爵 1966年8月号 中城健太郎
    • ガラダマ 1966年8月号 中城健太郎
  • 小学五年生小学館
    • 海底原人ラゴン 1966年6月号別冊付録 江波譲二
    • ゴメスをたおせ! 1966年7月号 江波譲二
    • あまいみつの恐怖 1966年8月号 江波譲二
  • 小学館ブック(小学館)
    • ゴーガの像 1966年7月創刊号 渡辺正美
  • TBSコミックス
    • カネゴンのまゆ 1967年11月号 鬼童譲二
    • 地底怪獣パゴス 1967年12月号 鬼童譲二
    • 育てよカメ 1968年新年号 鬼童譲二
    • 火星のバラ 1968年1月増刊号 鬼童譲二
    • 206便消滅す/トドラ登場! 1968年2月号 鬼童譲二
  • 角川コミックス・エース・エクストラ(角川書店
    • ウルトラQ―Unbalance zone 2003年-2004年 藤原カムイ

視聴率(本放送時)

  • 初回視聴率:32.2%
    • 裏番組の『W3』はそれまで平均視聴率23%だったが、本作の放送開始と共に一気に6.9%まで急落した。「『W3』の原作者手塚治虫の息子の手塚眞までもが『ウルトラQ』を見ていた」という逸話が残っている。また。円谷英二の息子でフジテレビに所属していた円谷皐は、『ウルトラQ』が始まり、視聴率が急落したことに複雑な気持ちだったと述懐している。
  • 平均視聴率:32.4%
  • 最高視聴率:36.8%(1966年3月27日放送、1966年4月3日放送)
  • 最低視聴率:26.9%(1966年5月22日放送)

視聴率はニールセン調べ、関東地区。

ビデオリサーチ調べ、関東地区の最高視聴率は1966年3月27日放送の39.2%[30]


映像ソフト

DVD
デジタルウルトラシリーズとして、2001年6月25日~同年11月25日に発売。全7巻で各巻4話収録。
“ 総天然色ウルトラQ ”として、2011年8月26日に第1話~第14話を収録した“ DVD-BOX I ”が、2012年1月27日に第15話~第28話を収録した“ DVD-BOX II ”が発売予定。
なお、このシリーズは#カラー化の項でも述べた通り、米企業・レジェンド3D社との共同作業により制作されたフルカラー版と、モノクロ版(映像は既発売デジタルシリーズと同仕様)が共に収録される。
Blu-ray DISC
“ 総天然色ウルトラQ ”として、先述したDVD版と同日に発売予定。内容もDVD版と同様だが、画質はBlu-rayの特性に基づきHDクオリティとなる。(モノクロ版も新規HDリマスター仕様)

スペシャルムービー

『総天然色ウルトラQ』Blu-ray&DVD発売記念企画としてYouTubeウルトラチャンネルで配信の動画企画。ウルトラQ怪獣が色々な企画にチャレンジするというもの。

話数 サブタイトル 登場怪獣 配信日
第1弾 全力ケムール坂
「No.2020 大蔵四丁目の坂」
ケムール人 2011年8月23日
第2弾 ウルトラQファイト
「乱暴 怒りのガラモン」
ゴメス
ガラモン
2011年8月24日
第3弾 ぶ・ら・りカネゴンの旅
祖師ヶ谷大蔵ウルトラマン商店街」
カネゴン 2011年8月25日

脚注

  1. ^ この機体は米国国防省に納品される予定だったもの。もう一台は、東ドイツの企業が既に購入
  2. ^ 円谷特技プロとTBSの提携にフジテレビ側がヘソを曲げたのではないかと唱える関係者もいる。また、円谷皐は契約書の書式に関する些細なトラブルで破談になった旨を同人誌で述べているが、公式のコメントとしての真相は公表されていない。
  3. ^ 円谷皐の「円谷英二の映像世界」での寄稿では「7000万円」
  4. ^ 当時のTBS、大森直道編成局長が導入を決定。
  5. ^ 当時の30分ものテレビ映画の制作費は、1本あたり150万円が相場であった。
  6. ^ 「ウルトラマン特撮研究」(ケイブンシャ刊)より
  7. ^ 当初、TBSのプロデューサーは渋沢均であったが、多忙なために『UNBALANCE』に集中できず、社内の色々なセクションが円谷特技プロに注文をつけてくる状態だったという。
  8. ^ 朝日ソノラマ『ウルトラマン大鑑』336頁。栫井巍特別寄稿「夢を紡いだ人々」
  9. ^ 講談社の月刊誌『ぼくら』65年3月号(「マンモスフラワー」の絵物語を掲載)には「4月からTBSのネットワークでテレビ放映予定です」と告知されている。65年4月期のタケダアワーでは、その穴を埋めるかの如く、林真一郎主演の『新隠密剣士』がスタートしている。
  10. ^ 制作第14話から、成田亨高山良策野長瀬三摩地的場徹飯島敏宏と、後にウルトラシリーズを支えたクリエイターたちが新規に参入している。
  11. ^ 講談社の月刊誌『ぼくら』65年10月号(表紙はペギラ。「五郎とゴロー」の絵物語を掲載)には「10月はじめよりテレビ放映予定です」と告知されている。局内には、7月からのスタートを推す声もあったという、
  12. ^ 朝日ソノラマ『ウルトラマン大鑑』336頁。武田薬品の番組提供費は、およそ180万円(制作費の三分の一)に落ち着いた。残りはTBSが負担することになり、海外販売と商品化を推進する旨が再確認された。
  13. ^ 朝日ソノラマ『ウルトラマン大鑑』338頁。
  14. ^ 『ウルトラQ』の放送決定を一番早く報道したのは、「内外タイムス」65年9月30日号である。
  15. ^ アスペクト刊・ヤマダマサミ著「ウルトラQ伝説」142ページ。なお、特撮研究家の金田益美によれば、初回再放送ではヘリプロン結晶G版が流れたという。
  16. ^ 一部のエピソードについては、本放送開始時にはまだ完成には至っておらず、1966年1月半ばまでダビング作業が行われていた。この時点では、「あけてくれ!」を含む全28本の放送が予定されていた。
  17. ^ 当時はTBSの『オバケのQ太郎』の商品が売れている時期であり、「お化け」が売れるなら「怪獣」でも商売が可能と判断。
  18. ^ マーチャンダイジングレポート・1979年2月号
  19. ^ 『甦れ!ウルトラ黄金時代Q マン セブン!!―輝ける怪獣ブームの軌跡』(ISBN 4812426243)、竹書房、2006年、p.28・p.118。
  20. ^ ウルトラシリーズにおける本作の位置づけとしては、劇場作品『ウルトラマンZOFFY』および『ウルトラマンメビウス』において、「ウルトラマンが地球を訪れる以前、人間が自分達の力で怪獣と戦っていた時代」と説明されている。
  21. ^ 前述の岡崎潔は厳重な機密保持のため企画段階の『ウルトラマン』には関与できなかった
  22. ^ 第2話で由利子がイーリアン島から送った手紙の宛名は「B A N J O M E」となっている。
  23. ^ 本人は「演じていない」と語っており、梶田興治も否定している。
  24. ^ その理由としてケイブンシャ刊「怪獣もの知り大百科」でシトロネラアシッドはリトラ自身の呼吸器官をも溶かしてしまい窒息してしまうという解釈がなされていた。
  25. ^ 梶田は後年のインタビューで、「炭酸ガスを固定したら(ジュランだけでなく)周りにいる者もみんな死んじゃうから、あれは本当はおかしいんだ」と述懐している。
  26. ^ a b 「東京氷河期」は当初1966年2月13日に第7話として放送予定だったが、同話冒頭シーンには羽田上空で飛行機が墜落炎上する場面があり全日空羽田沖墜落事故(同年2月4日)を受けた配慮から延期され、第14話(同年4月14日放送)となった。「206便消滅す」も、同様の理由から最終話(1966年7月3日)に延期して放送されている。
  27. ^ 名前のみ。ルパーツ星人ゼミの口から台詞として語られるだけで、実物は登場しない。
  28. ^ 当初は第20話として1966年5月15日の放映を予定していたが、同年4月末頃、「怪獣が出ないうえにストーリーが難解」という理由で本放送を見送ることが決まり、初回再放送時の1967年12月14日に第24話として初めて陽の目を見たため、新24話とも呼ばれている。これにより、当初の放送開始日から一週繰り上がった1966年7月10日に『ウルトラマン』の第1話「ウルトラ作戦第一号」を間に合わせることが困難な状況になってきたため、穴埋め処置として、1966年7月10日には杉並公会堂で収録された「ウルトラマン前夜祭 ウルトラマン誕生」が放送された。
  29. ^ 脚本でのタイトルが「悪魔っ子」のため生じた誤り。
  30. ^ 引田惣弥『全記録 テレビ視聴率50年戦争―そのとき一億人が感動した』講談社、2004年、99頁、99頁、223頁。ISBN 4062122227

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