ウェルニッケ脳症とは? わかりやすく解説

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ウェルニッケ脳症

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/11 23:25 UTC 版)

ウェルニッケ脳症 (ウェルニッケのうしょう、英語: Wernicke's encephalopathy)とは、ビタミンB1(ティアミン)の欠乏によって、ヒトで発生する脳の機能障碍である。すなわち、ビタミンB1の欠乏症の1つである。名称は、ドイツの神経科学者で外科医のカール・ウェルニッケの姓に由来する。本症は、ビタミンB1の摂取不足だけでも発症するが、多量の飲酒を行う者に多く発症するため、エタノールの摂取も複合的に影響していると言われている。


注釈

  1. ^ この場合は、医療ミスである。ただし、ごく短期間の輸液の場合には、わざわざビタミンB1を配合せずとも、輸液が必要になった患者が、それまでに食事から摂取してきたビタミンB1が体内に残存しているため、ウェルニッケ脳症の問題は、通常は起きないし、例えば、5%のブドウ糖輸液が投与される場合も有り得る。あくまで、長期間にわたる場合に、問題が起きる。

出典

  1. ^ a b 高久 史麿・矢崎 義雄 監修 『治療薬マニュアル2016』 p.1161 医学書院 2016年1月1日発行 ISBN 978-4-260-02407-5
  2. ^ 岡田真一、中里道子、井上博 ほか、「胃切除4年後に発症したウェルニッケ脳症の1例 」『精神医学』(1998) 40巻 3号 pp. 311–314, doi:10.11477/mf.1405904512


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