ウイルス性髄膜炎
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/15 17:55 UTC 版)
ウイルス性髄膜炎(ウイルスせい ずいまくえん、英: Viral meningitis)は、ウイルス感染によって生じる髄膜の炎症である。無菌性髄膜炎と同義に扱われ、多くはウイルスが検出できなかったウイルス性髄膜炎と考えられている。
- ^ Rev Med Virol. 2014 May;24(3):154-68. PMID 24459081
- ^ Clin Microbiol Rev. 2002 Jul;15(3):485-505. PMID 12097253
- 1 ウイルス性髄膜炎とは
- 2 ウイルス性髄膜炎の概要
- 3 経過
- 4 治療
ウイルス性髄膜炎
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/12 02:42 UTC 版)
髄膜炎を惹き起こすウイルスにはエンテロウイルス、単純ヘルペスウイルス2型(まれに1型も)、水痘・帯状疱疹ウイルス(水痘・帯状疱疹の原因ウイルス)、流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)ウイルス、HIV、リンパ球性脈絡髄膜炎ウイルスなどがある。年長小児(幼稚園児 - 小中学生)に多い。根本原因を解決することはできないが、頭痛や嘔吐に対する対症療法を行っていれば、ほとんどの場合、自然軽快傾向を示す。死亡したり後遺症を残すことはまれである。
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ウイルス性髄膜炎
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/12 02:42 UTC 版)
ウイルス性髄膜炎には通常補助的治療のみを行う。髄膜炎の原因となるウイルスのほとんどには特定の治療法が存在しないためである。ウイルス性髄膜炎は細菌性髄膜炎よりも良好な経過をたどる傾向にある。単純ヘルペスウイルスおよび水痘・帯状疱疹ウイルスにはアシクロビル等の抗ウイルス薬が奏効するとされているが、この治療法の有効性を個別に検討した臨床試験はない。軽度のウイルス性髄膜炎は補液、安静、鎮痛剤などの保存的療法を用いて在宅療養が可能である。
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