ウイスキーの香り
ウイスキーを楽しむにあたっては、色、香り、味の3つがポイントです。国産とスコッチウイスキーの場合、香りについては、モルティー、エステリー、ウッディなどが重要なキーワードになります。「モルティー」とは、麦芽のもろみに由来する旨味に富んだリッチな香りのこと。「エステリー」とは、熟成による甘く華やかな香り。華やかさが馥郁と立ち昇れば、「フラングラント(芳香性の)」と評価され、リンゴや西洋梨のような果実香をもてば、「フルーティー」と評価されます。「ウッディー」とは、深い森林を思わせる落ちついた香り。焦げたオーク樽の木香があれば、「バーボン様(よう)」と評されます。バニラ香を連想させる新樽の香り、古樽貯蔵した穏やかでバランスのとれた木香などの溶け込んだウイスキーもあります。 これら以外では、ピート香による「スモーキー」な香り、上質石けんを連想させる「ファッティー(脂肪酸に似た香り」、薬くさい「メディシナル」などの評価用語があります。今晩、愛する銘柄からこれらの香りを探し出してみてはいかがでしょうか。 |
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