ウィルミントン油田とは? わかりやすく解説

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ウィルミントン油田

読み方うぃるみんとんゆでん
【英】: wilmington oilfield

米国カリフォルニア州南部ロサンゼルス市ロングビーチ市の沿岸陸上および海域)に位置する油田
レンジャーペトロリアム社により 1932 年発見され 1937 年生産開始されたという古い油田であり、究極可採埋蔵量の点ではプルドーベイ油田イーストテキサス油田に次ぐ北米第 3 位規模だが、現在の産油量は多くはない。海域部分開発は 4 基の人工島建造し行われ1967 年生産開始された。
地質区としては、ロサンゼルス盆地属し、集油形態背斜構造、集油面積は約 55km2油層は、第三紀中新世鮮新世の 7 砂岩層で、深さ670~2,000m 。究極可採埋蔵量は、33bbl あまりと見積もられている。原油性状は、比重 1232°APIイオウ0.62.5 %。油層圧力維持のため、水圧入(水攻法が行われている。
2000 年以降産油量は 10 万 b/d 以下にまで減退している模様これまでの生産推移から見て累計生産量2830bbl達しているものと推定される

主文献 “Giant Fields” (1970)、『世界の大油田』(1984)、『石油地質探鉱用語集』(1989)
齊藤 隆2006 年 8 月



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