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いおんびん 2 【イ音便】

音便の一。発音上の便宜のために、「き」「ぎ」「し」「り」の子音 k, g, s, r が脱落して「イ」の音になる現象。「書きて→書いて」「泳ぎて→泳いで」「指して→指いて」「美しき→美しい」「おっしゃります→おっしゃいます」の類。一般には、用言活用語尾現れるものを指すが、それ以外の場合もある。


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音便

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2012/05/04 02:13 UTC 版)

(イ音便 から転送)

音便(おんびん)とは、日本語の歴史上において、発音の便宜によって語中・語末で起こった連音変化のことをいう。 国語史・音韻論形態論的に多様な現象を含んでいる。

なお、本項では以下のような書き方にそって解説している。

  • 用例では、音便化を生じた音を太字で表した。 また後続音が濁音化した場合、あわせて太字とした。
  • 現代では使われない歴史上の例には を、標準語では使われない方言上の例には を添えた。
  • 動詞などの活用の種類は必要に応じて 「標準的な現代文法上の活用種類名(古典文法上の活用種類名)」 の形で表現している。
  • いわゆる音標文字を用いる場合、歴史上の唇音的なハ行音 [ɸ] は h として表記している。

  1. ^ ただし、何もないところに「ウ」音が生じた例(「設く マク → マウク」など)をウ音便と呼ぶ場合がある。
  2. ^ 音便化によって元の子音が失なわれた後も、子音の性質の一部が母音の鼻母音化のような形で残存し、それを後続音が吸収したものであると考えられている。
  3. ^ 少数ながらカ行などから濁音化を生じた例もある。 「衝き-食む → ついばむ」 「辛く-して → かろうじて」など。
  4. ^ 中央人の多くが日常的に中国音を模倣したことによって、否応なく日本語の音体系が広がり、音便が可能になったと考える。 各音便はそれぞれ漢字音のu韻尾、i韻尾、鼻音韻尾、入声韻尾の影響であるという。
  5. ^ 「ありがとう」 「お早う」 はこの形から 「ございます」 を落とした簡略形。
  6. ^ au, iu, eu, ou はそれぞれ o:, yu:, yo:, o: になった。 なお、これらはごく規則的な音変化。
  7. ^ a b 「かぐわしい」 「香ばしい」 「芳しい」 は三重語。
  8. ^ イ音便も併発している。
  9. ^ ア段の音便というのはかなり珍しく、この例は実質的には、「a音の脱落」(hahaki > *hawaki > *hawki > ho:ki)として説明できる種類の変化であろう。


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