インボイス西武ドームとは? わかりやすく解説

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西武ドーム

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/16 01:25 UTC 版)

西武ドーム(せいぶドーム)は、埼玉県所沢市[注釈 1]にあるドーム球場プロ野球パシフィック・リーグ(パ・リーグ)の埼玉西武ライオンズ専用球場(本拠地)として使用している。


注釈

  1. ^ バックネット側スタンドのすぐ外に東京都東大和市との都県境がある。
  2. ^ 日本プロ野球で三塁側をホームとするのは札幌ドーム宮城球場(楽天モバイルパーク宮城)に続き3例目である。この他、西武が主催公式戦を開催する埼玉県営大宮公園野球場も三塁側をホームとしている。
  3. ^ 堤義明は康次郎からの厳命を、「プロ野球の球団経営は道楽になりがちで、(本業の)経営の足を引っ張りかねない」と解釈していたという。ただし実際には、横浜市から西武建設への要請を経て横浜スタジアム横浜大洋ホエールズの本拠地として1978年に開業)の建設に協力した縁で、1976年から大洋球団の株式を保有。福岡野球の買収に際して野球協約へ抵触する可能性があったことから、買収を前に保有株をすべて売却した。
  4. ^ 早稲田大学や日本石油で内野手として活躍した後に、引退・退社後の1978年から監督として早稲田大学野球部へ復帰。復帰に際して、堤の先輩に当たる樫山欽四郎部長からの要請で国土計画へ入社した。同社からの出向期間満了を理由に、監督職を1978年限りで退任。「野球部で指導した選手と共に社会人野球のチームを作って欲しい」という堤からの要望でプリンスホテルに硬式野球部が創設されたことを受けて、創設1年目の1979年から助監督や監督を務めた。
  5. ^ 遠征へ同行した選手に、卒業後の1980年に阪神へ入団した岡田彰布や、プリンスホテル硬式野球部を経て1982年に西武へ入団(後に阪神へ移籍)した金森栄治などがいる。
  6. ^ 堤の主張を実現させた場合に、投手交代の宣告から交代後の投手の登板まで、5 - 10分程度の試合の中断を余儀なくされる事態を懸念したことによる。
  7. ^ この年の西武ライオンズは、1月24日に静岡県下田市の春季1次キャンプで始動した後に、2月9日からプラデントン(アメリカ合衆国フロリダ州)で2次キャンプを実施。ナインは、2次キャンプに続いてアメリカ国内でMLB球団とのオープン戦19試合へ臨んだ後に、NPBレギュラーシーズン開幕の4日前(4月3日)に日本へ帰国した。
  8. ^ 読売ジャイアンツ(巨人)、ヤクルトスワローズ日本ハムファイターズの3球団であった。日本ハムが本拠地を札幌ドームに移転した2004年以降、東京都内に一軍の本拠地を置く球団は、セ・リーグの巨人とヤクルトだけである。
  9. ^ 実際に西武と同じパ・リーグの鉄道会社系球団であった大阪近鉄バファローズ(1998年まで「近鉄バファローズ」)は、1997年に本拠地を近鉄沿線の藤井寺球場から沿線外の大阪ドームに移転して以来、親会社である近畿日本鉄道(近鉄)にとって乗客動員効果が期待できなくなり、観客数の伸び悩みや選手年俸の高騰[8][9]、大阪ドームの高額な使用料(年間約10億円)も相まって最終的にオリックスとの球団合併の一因となった[10]
  10. ^ 1998年にはエルニーニョ現象の影響で日本列島が例年以上の多雨に見舞われたため、「西武ドーム」でありながら、NPB本拠地球場での公式戦における雨天中止試合数の最多記録を樹立。横浜ベイスターズとの日本シリーズでも、第3戦が雨天中止によって翌日に順延された。
  11. ^ ただし、1塁側3塁側売店部分に巨大スプリンクラーはそれぞれある。
  12. ^ 2004年10月20日に予定されていた日本シリーズ西武ライオンズ中日ドラゴンズの第4戦が台風の影響で中止、1日順延となっている。ドーム球場での日本シリーズ試合中止はこの時が初めてだった。
  13. ^ 2012年の西武在籍時はカタカナの「マイケル」表記だった。
  14. ^ 2005年シーズン後半、体調を崩していたオリックス・バファローズ監督の仰木彬はダッグアウト裏の階段を自力で登ることができなくなり、やむを得ず中堅の搬入口から徒歩とタクシーで出入りしていたという。
  15. ^ 2006年から2008年までの間、西武球団の親会社でもあった。
  16. ^ かつて存在した阪急西宮スタジアム藤井寺球場にも合宿所・屋内練習場が併設されており、西宮にはサブグラウンドもあった。
  17. ^ ジャニーズ事務所所属として初めて開催された西武ドームコンサートとなる。
  18. ^ 無観客生配信ライブとして開催。
  19. ^ 2022年シーズンまでは平日の試合でも運行されていた。

出典

  1. ^ 【襲撃事件で場内騒然】ドーム内で突如発生し、異例の試合中断”. YouTube (2013年7月22日). 2022年5月27日閲覧。
  2. ^ 髙木が「埼玉西武ライオンズTV」(J:COMコミュニティーチャンネル)出演の際に説明した旨を要約。
  3. ^ 出典・「ライオンズ60年史」 ベースボール・マガジン社
  4. ^ 西武「クラウン」を買収 所沢新球場に本拠地『朝日新聞』1978年(昭和53年)10月13日朝刊、13版、23面
  5. ^ a b c d ベースボール・マガジン社『ベースボールマガジン2021年4月号 1979 - 1985 西武ライオンズ創世記』pp.67 - 68「石山健一氏が語るプリンスホテルと西武球場と堤義明オーナーと」
  6. ^ a b 静中・静高関東同窓会・お知らせ 15.第30回関東同窓会総会・懇親会開催 (2004.7.9) - ウェイバックマシン(2020年1月29日アーカイブ分)
  7. ^ a b 西武球場のこけら落としの先発だった中日・森繁和監督【1979年4月14日】(『週刊ベースボールONLINE2017年4月14日付記事)
  8. ^ 日本経済新聞』2004年6月15日朝刊地方経済面(京都・滋賀)45頁「近鉄とオリックス球団合併−−近鉄、複合経営モデルが崩壊、鉄道へ集客効果小さく」(日本経済新聞大阪本社
  9. ^ 毎日新聞』2004年6月15日大阪朝刊経済面8頁「プロ野球:近鉄・オリックス合併合意 赤字折半「渡りに船」−−近鉄 「再建の道筋見えた」 1リーグなら放映権料、増収も」(毎日新聞大阪本社【田畑悦郎】)
  10. ^ 朝日新聞』2014年6月12日東京朝刊第二スポーツ面24頁「(球界再編10年)パの隆盛、近鉄とファン犠牲に 佐野正幸さんインタビュー」(朝日新聞東京本社 聞き手・篠原大輔、村上尚史)
  11. ^ a b c d e ファンブック 1999, p. 8-9.
  12. ^ 西武ドーム 第2期改修工事について[リンク切れ]
  13. ^ 2009/03/02 西武ドーム改修工事に伴い、1塁側、3塁側ベンチシートを納入しました。 - 住江工業公式ホームページ 2009年3月2日発信、2017年12月18日閲覧。
  14. ^ 株式会社西武ライオンズ 40 周年記念事業
  15. ^ 株式会社西武ライオンズ 40周年事業の実施を発表 メットライフドームエリアの改修計画・周年イベントの内容が決定! ~過去最大規模となる改修を実施、2021年春完成へ~
  16. ^ 西武HD、ライオンズの本拠地を改修
  17. ^ 本拠地の収容人数を変更=プロ野球・西武[リンク切れ]
  18. ^ 日本プロ野球界初!野球専用人工芝を導入!! 2016シーズンに向けて西武プリンスドームの人工芝を張り替え 埼玉西武ライオンズ公式サイト 2015年11月4日配信
  19. ^ ベルーナドームの人工芝が7年ぶりに張り替え!国内球場初の環境配慮型の人工芝を使用”. 所沢なび (2023年1月12日). 2023年3月8日閲覧。
  20. ^ 衝撃吸収材Skydexウォールパッド(三英)
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  23. ^ a b c メットライフドームが立ち見席を増設(『スポーツニッポン』2021年3月4日付記事)
  24. ^ 西武ライオンズとアメリカン・エキスプレスが「施設命名権およびパートナーシップ契約」を締結
  25. ^ 楊枝秀基 (2021年3月19日). “カブレラに教えてあげたい! 西武ドーム108段の地獄階段…エスカレーターになったよ”. 東京スポーツ (東京スポーツ新聞社). https://www.tokyo-sports.co.jp/articles/-/20006 2021年3月21日閲覧。 
  26. ^ a b 「ホームランバー」でおなじみの協同乳業株式会社と施設命名権スポンサー契約を締結! 2021シーズン新席種「ライトパノラマテラス」の名称は「メイトー ホームランバーパノラマテラス」に決定!(埼玉西武ライオンズ2021年2月8日付ニュースリリース)
  27. ^ 12球団最大「ライオンズ プレミアムラウンジ」2021年3月誕生!2021シーズンから稼働する4席種決定(埼玉西武ライオンズ2020年9月17日付プレスリリース)
  28. ^ メットライフドーム外野エリアにユニバーサルデッキが新設(『スポーツニッポン』2021年3月2日付記事)
  29. ^ 2年ぶりの球宴 全セが接戦制し1勝 MVPは広島・菊池涼(『毎日新聞』2021年7月16日付記事)
  30. ^ 1978~2019埼玉西武ライオンズ球団小史 - 週刊ベースボールONLINE(2019年9月24日)
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  32. ^ 株式会社西武ライオンズ様メットライフドーム大型映像・総合演出システム パナソニック システムソリューションズ ジャパン株式会社
  33. ^ 2021シーズンに新Lビジョン誕生!新たなボールパークエンターテインメントを提供します!”. 埼玉西武ライオンズ公式サイト (2021年1月1日). 2021年5月1日閲覧。
  34. ^ 楽天がCS前に4位西武を異常警戒するワケ東スポweb
  35. ^ メットライフドーム フィールド照明を2020シーズンよりLED化します!”. 2020年3月12日閲覧。
  36. ^ @joqrlions (2020年7月21日). "ダイヤモンドを周る中村選手に合わせて球場ではLED照明による演出のお披露目✨ 試合前練習中にテストが始まり、ナインもキョロキョロしていたのですが、HR用の演出だったとは😳". X(旧Twitter)より2022年8月14日閲覧
  37. ^ a b c d e 西武ドームにだけ残る昭和の風物詩、球場の「生」を伝える電子オルガン(2)(『サンケイスポーツ2016年3月23日付記事)
  38. ^ a b c d e f 生演奏で勝利後押し ローランド製の球場オルガン(『中日新聞』静岡版2019年10月5日付記事)
  39. ^ 西武ドームにだけ残る昭和の風物詩、球場の「生」を伝える電子オルガン(4)(『サンケイスポーツ2016年3月23日付記事)
  40. ^ 西武ドームにだけ残る昭和の風物詩、球場の「生」を伝える電子オルガン(3)(『サンケイスポーツ2016年3月23日付記事)
  41. ^ 2015年3月から「西武プリンスドーム」に名称を変更 プリンスホテルが西武ドームのネーミングライツを取得埼玉西武ライオンズ オフィシャルサイト 2014年12月15日配信
  42. ^ 西武D名称は「メットライフドーム」に!命名権5年間取得,スポーツニッポン,2017年1月16日
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  44. ^ a b c “西武本拠地、2022年3月から「ベルーナドーム」に改称 辻監督「変わらなければいけない年」”. Full-Count. (2022年1月17日). https://full-count.jp/2022/01/17/post1176556/ 2022年1月17日閲覧。 
  45. ^ “ミスターが惚れ込んだ名伯楽・石山建一氏の今 教え子に岡田、金森、宮本”. 東京スポーツ (東京スポーツ新聞社). (2017年10月9日). https://www.tokyo-sports.co.jp/articles/-/52916 2021年2月4日閲覧。 
  46. ^ メットライフドームの三塁側に「DAZNデッキ」と大型フードエリア&新グッズショップがオープン”. BASEBALL KING. フロムワン (2020年7月7日). 2021年3月22日閲覧。
  47. ^ “緑の森”のリラックス空間「グリーンフォレスト デリ&カフェ」が7/21(火)オープン!”. 埼玉西武ライオンズ (2020年7月20日). 2021年3月22日閲覧。
  48. ^ 7/21(火)〜ライオンズ チームストア 獅子ビル オープン!”. 埼玉西武ライオンズ (2020年7月15日). 2021年3月22日閲覧。
  49. ^ 屋内こども広場「テイキョウキッズルーム」8月11日(火)オープン!学校法人帝京大学と施設命名権スポンサー契約を締結”. ORICON NEWS (2020年8月11日). 2021年3月22日閲覧。
  50. ^ 株式会社横浜アリーナの株式取得(子会社化)に関するお知らせ』(PDF)(プレスリリース)西武ホールディングス、2017年3月3日http://v4.eir-parts.net/v4Contents/View.aspx?cat=tdnet&sid=14486552017年3月3日閲覧 
  51. ^ 準決勝メットライフドーム開催、西武無償提供/埼玉”. 日刊スポーツ (2020年8月23日). 2020年8月23日閲覧。
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  53. ^ 【今日開幕】西武が目指す新時代のボールパーク「メットライフドーム」の全貌|ニュースイッチ by 日刊工業新聞社”. ニュースイッチ Newswitch. 2021年3月27日閲覧。
  54. ^ 2023年シーズン 西武球場線の運行について”. 西武バス. 2023年3月17日閲覧。
  55. ^ 西武球場線 「西武球場前」のりば変更のお知らせ
  56. ^ メットライフドームへのアクセス”. 埼玉西武ライオンズ. 2022年1月22日閲覧。





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