インフレ率
インフレーション
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インフレーション(英語: inflation)とは、一定期間にわたって物価の水準が上昇し続けることである[1][2][3][4]。略称としてインフレとも呼ぶ。経済学において物価が上昇すると、1単位の通貨で購入できる財やサービスの数が減る。その結果、インフレーションは1単位の通貨あたりの購買力の低下、つまり経済における交換手段や会計単位の実質的な価値の低下を反映する[5][6]。対義語はデフレーションであり、財やサービスの一般的な価格水準が持続的に低下することである。インフレーションの一般的な指標はインフレ率で、物価(通常は消費者物価指数)の長期的な変化率を年率換算したものである。
注釈
出典
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- ^ a b 内藤 2013, pp. 11–15.
- 1 インフレーションとは
- 2 インフレーションの概要
- 3 分類
- 4 経済への影響
- 5 対策
- 6 参考文献
インフレ率
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2003年:3.5% 2004年:3.6% 2005年:2.8% 2006年:2.2% 2007年:2.5% 2008年:4.7% 2009年:2.8% 2010年:3.0% 2011年:4.0% ※韓国統計庁データベースより。
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インフレ率
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「日本のインフレーション」の記事における「インフレ率」の解説
日本銀行の調査によれば、1934-1936年の消費者物価指数を1とした場合、1954年は301.8となった。つまり、18年間で物価が約300倍となったことになる。 伊藤正直は、1934-36年卸売物価が、1949年までに約220倍になったとし、1945年の水準からみて1949年に約70倍というハイパー・インフレ となった、としている。
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