インテグレーテッド・リファイナリー
読み方: いんてぐれーてっど りふぁいなりー
【英】: integrated refinery
【英】: integrated refinery
統合製油所または一貫操業製油所と訳す。 装置の建設費、運転費を低減する目的で、一連のいくつかの装置を integrate (集合・統一)し、あたかも一つの装置のようにした製油所のことである。integration の方法としては次のものがあり、これらを組み合わせたものもある。 (1) heat integration:各装置間に熱源を回し、熱交換させ、全体の熱効率を向上させる。 (2) hot charge, direct charge:各装置間に中間タンクを置かず、また、後続する装置へ熱油のままチャージし、熱効率を向上させる。 (3) physical integration:計器室、加熱炉、ステージの共用化、予備ポンプの共用化などにより、建設費の低減、用地の節約を図る。このような利点が、インテグレーテッド・リファイナリーには存在するが、一方、ある装置がいったん故障を起こして運転不可能になり休止すると、他の装置もすべて運転不能になるという欠点を有している。 |
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