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英語

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2012/06/02 05:26 UTC 版)

(イングランド語 から転送)

英語
English language
発音 IPA: ['ɪŋɡlɪʃ] 
話される国 イギリスアメリカカナダオーストラリアニュージーランドアイルランド南アフリカ共和国シンガポール西インド諸島の一部など多数 (約80カ国)
地域 主として西ヨーロッパ北アメリカオセアニア
母語話者数 約5億1000万人
話者数の順位 2-3 (第二公用語含む)
言語系統
公的地位
公用語 下記参照
統制機関 なし
言語コード
ISO 639-1 en
ISO 639-2 eng
ISO 639-3 eng
SIL ENG
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英語(えいご、英語:English language)は、インド・ヨーロッパ語族ゲルマン語派に属し、イギリスイングランド地方を発祥とする言語である。

世界で最も多くの・地域で使用されている言語でもあり、使用国数は80カ国以上を数える。

目次

概要

「英語」という呼称

「英語」の「英」は、イギリス漢字表記である「英吉利」に由来する(「英吉利」という表記自体は、先行する中国語に倣ったもの[1])。同じような成立の語に、「仏語」(仏蘭西語)、「西語」(西班牙語)などがあるが、現代日本では「フランス語」、「スペイン語」といった呼称がより普及している。一方、英語は「英吉利語」(イギリス語)[2]、「英蘭語」(イングランド語)[要出典]という呼称もあったが、すでに廃れ、「英語」という呼称が普及している。現在でも「イングランド語」[3]と呼ぶ例が見られるが、きわめて稀である。

現況

現在、イギリス全体としての国家語は英語であるが、イギリスに含まれるウェールズスコットランド北アイルランドでは英語以外の言語話者もいる。

20世紀中盤までイギリスが多くの植民地を抱えていたことは、英語話者数の増加の要因となった。イギリスの取った植民地政策は間接統治であった。つまり、エリート層をイギリス本国で教育させ、それぞれの植民地へ送り返した。上層階級であるエリート層はみな英語で教育を受けたため、植民地行政では英語が支配的となり、独立後もこの状態が続く。かくして、旧イギリス領(現在その多くはイギリス連邦に加盟している)では法律が英語で起草されており、それによって公的に(政治経済教育で)使われるようになり、イギリスとこれらの地域の共通語になった。

第二次世界大戦後、イギリスは徐々に国際政治での影響力を弱めていくが、かつて英国が植民地を建設した土地であり、また同じ英語を使用する国でもあるアメリカ合衆国が強い影響力を持つようになり、結果として英語が有用な外国語として世界に広く普及することになった。

この現況に対しては、世界中の非英語圏地域においてさまざまな反発が存在し、スペイン語圏では特に顕著な反英語感情が見られる。日本にも存在する反英語思想家の主張によると、「自然言語」の一つに過ぎないただの英語という言語が、これほどまでに高い国際的地位を保ち続け、頑としてゆるがせにしない現在の状況は、イギリスやアメリカといった経済的超大国による国際支配の歴史を浮き彫りにするものであり、また世界の非英語国(特に発展途上国)への差別(特にその文化に対する差別)を助長するものである、という。さらには、そうした途上国の文化を滅ぼすおそれがあるとまで考える者もいる。それらの批判に対する解決策としては、「国際語」向けに作られた人工言語(現在のところエスペラントが最有力)に地位を与えることが考えられるが、「英語の地位を落とすに足る積極的理由もなしに、『国際語』をわざわざ変える必要はない」「(英語が既にこれほどまでに普及し強く根づいている現状において)変えるとなると世界的な混乱や波紋を呼ぶことになる」などの反論があるほか、世界の反英語活動家はあまりに少なく、目立った活動をできていない。経済社会文化など様々な分野でグローバル化が進み、「国際共通語」としての英語の重要性は高まる一方である。

文字

英語は通常ラテン文字によって記述され、以下の26文字全てを用いる。

A B C D E F G H I J K L M N O P Q R S T U V W X Y Z
a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z

ヨーロッパの他の多くの言語と異なり、ダイアクリティカルマークはほとんど用いない。 手書き時は、アルファベットが連なる筆記体が以前は主流だったが、現在は署名(サイン)を除いて読みやすさなどの観点からブロック体が主流である。

英語においては多くの文字が複数の発音を持っていて、綴りと実際の発音の食い違いも大きい。


[ヘルプ]
  1. ^ 現代の中国語でも「英吉利海峡」などと言った語に残っている。
  2. ^ 例えば、青木輔清 編『英吉利語学便覧 初編』(明治5年刊)など。
  3. ^ [1] 大阪大学言語文化部教授 森住衛「Americas (アメリカス)」の名前論としての意義」
  4. ^ 英語の母語話者間では、このような否定の接頭辞(un-、in-、dis- など)の付く派生語の文章は、二重否定と捉えられていない場合が多い。例えば、英語版記事(double negative)や、Betty AzarUnderstanding and Using English Grammar では、このようなものを例をして挙げておらず、総じて二重否定は禁止されているとする。
  5. ^ ピンク・フロイドアナザー・ブリック・イン・ザ・ウォールの有名な一節。
  6. ^ CIA. “The World Factbook -Field Listing :: Languages” (英語). 2009年11月26日閲覧。
  7. ^ 『なるほど知図帳世界2009』 昭文社、2008年ISBN 978-4398200396
  8. ^ en:List_of_languages_by_number_of_native_speakers
  9. ^ Eurobarometer (2006年2月). “Europeans and their Languages (PDF)” (英語). 2009年11月26日閲覧。
  10. ^ オーストラリア政府観光局認定のオーストラリア・トラベル・アドバイザーによる解説. “オーストラリアの言葉” (日本語). 2010年10月27日閲覧。


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